「楽(ラク)じゃなくて、楽しいほうを選ぶ。」と決めた。

わたくん(子)が1歳8ヶ月くらいの頃。

子どもとの生活も、だいぶ慣れてきたような気もするし、まだまだな気もするけれど。

あるとき、ふと、自分のことを振り返っていたら、自分が何をしたいのか、わからなくなっていることに気がついた。

無意識に。
そして、だんだんとこうなっていったと思う。

子どもがうまれて、はじめのころは、余裕がなくって自分のことなんて考えられなかった。
(“余裕がない”なんてさえ思ってなくって、ただただ無我夢中だった。)

「おっぱいあげなきゃ」とか、「あ、オムツ替えたの、いつだっけ?」とか、目の前のことを必死にやっていたら、気がつくと「あぁもう寝る時間だ…」という感じだった。

自分のことそっちのけで、子どものことを考えていた。
“そっちのけにしている”という、意識も感覚もなかった。


ふと、気がつくと。

外食するってなっても、自分の食べたいものが食べられるお店よりも、
まずは、“子どもが過ごしやすそうなお店”を選ぶようになってて、

『今日、何したい?』と聞かれても、
「んー特に何も。」とか、「何でもいいよ。」「どっちでもいいよ。」と、よく言っている自分に気がついた。

たまにやりたいことや行きたい場所が思い浮かんでも、(例えば、「ひさしぶりに渋谷に行って、ヒカリエをウロウロしたいなぁ」とか。)
「○○がしたいけど、わたくん(子)は大丈夫かな?」と口で言いながら、
もう、頭の中では、
→(いや、ダメだな。うん。無理だな、やめよう。)と考えていて、
→すぐに「やっぱいいや」と言っている自分がいた。

自分が何をしたいのかそもそもホントに思い浮かびにくくなっていたし、
何か少し浮かんだやりたいことも、“子どもといっしょ”がくっつくと、
「それをなるべく平穏に、無事に遂行するには?」
(何時頃に出れば電車の中で機嫌よくいられるか、行く先に授乳室はあるのか、その授乳室は何個かあって、混み合ってて全然使えないなんてことがないのかどうか、電車がすいてそうな時間に行き帰ってくると何時間くらい滞在できるのか、そこまでしてほんとうに行きたいのか…などなど。)
を考えつくまでに時間がかかり、そこまで考え切る時間も目の前にはなくて、

「もういいや。」と言っていた。

そうしかできなかったし、それが楽だったのもあると思う。


けど、それをつづけていたら、つまんなくなっていた。

たのしいことがなんにもないような感じがしたし、自分をいろいろ犠牲にしている感じがした。

そしてそのころ、体調を崩した。
(ただの風邪なんだけど、いろいろ溜まってたんだろうなぁって思う。)

しんどくてしんどくて、でも、人の頼りかたがわからなくて、そんな自分も嫌になり、“世間体”を気にしながら使っていたFacebookに、はじめて弱音を書いた。

人の頼りかたがわからないわたしなりのHelpだった。文体ではわかならいように書きつつも、いっぱいいっぱいでした。

このとき、けっこう“分かれ道”だったように思う。

この投稿へ多くの方がいろんなことを教えてくれました。
そのコメント一つ一つを必死に読み、全部調べた。

「親の体調不良等、緊急の場合でも使える一時保育がある」というコメントを見て、近所の保育園に半泣きで電話をかけ、
結局、体調不良のその日には利用はできなかったけれど、面談をして登録をすれば使える、とのことだったので、次の日に面談に行った。

とにかく、とにかくギリギリで必死だった。

島根から埼玉へ住まいを移すことが決まったとき、(11-12月ころ)一時保育について電話で問い合わせていたけれど、どこからも「今はいっぱいで予約取れません」と言われまくっていて、田舎での子育て経験しかないわたしは、都市部での子育てにとても不安を感じたのを今でも覚えている。

だから、眼中になかったけれど、緊急利用の制度があることは、この4月にFacebookに投稿したときにはじめた知った。

そっか。「一時保育」ってひとことで言っても、利用の仕方によって、種類がいくつかあったのか。
(こういうの、もっと早くに知ってたかったなぁ、と思って太字で書きました。)

引っ越すことが決まったタイミングで問い合わせた11-12月のときと、4月のときでは子の年齢(月齢)も変わっていたのと、年齢が上がることによって枠が増えていたこと、4月で年度がはじまったばかりだった、というタイミングもよく、すぐに申し込みができました。

わたしのNPO法人は収益の関係で就労扱いにはならなかったものの、週3の3時間、リフレッシュ目的の一時保育の利用を開始した。

そこで、子どもがまとわりつきながら育児と並行しながら必死にやる家事から開放され、少し息をつく時間をもてたことで、
出産から子どもが1歳ちょっとになるまでの、これまでを振り返り、これから先のことを考えられる時間が持てたことは大きかったです。

そこで言葉にになってきた、たいせつにしたいこと。


「楽(ラク)じゃなくて、楽しいほうを選ぶ。」


これをわたしと子どもがいっしょに過ごす際の指針にしています。

皆さんも指針があればぜひ教えてください(^^)

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