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丁寧な日常

毎日同じことの繰り返しでも
こうして
毎日同じことができる、ということが

本当に嬉しい日々ですね。


毎回のレッスンで
同じ合言葉を使い
似たような運動をする。
何度も繰り返します。

それには
運動学習や
神経筋促通
感覚促通
レパートリー体得など
理由があるのですが。

その理由を羅列しても
はじめはよくわからず嫌厭されるので
まずは体で基本の型をつくります。

すぐわかるものは
一度通り過ぎればそれでいい

すぐにわからないものは
長い時間をかけて
少しずつわかってくる。

同じことをやっているように見えて、
実は毎回全く違うんですね。

今日の身体
明日の身体
全く違う反応。
おもしろいです。

丁寧に体の随所をみつめてみる。
それが運動の1つの醍醐味です。


ではどのように丁寧にみつめるのか、
その話には深部感覚がキーになります。


深部感覚


体には素晴らしい感覚センサーがたくさんあります。
動くためにはこのセンサーがうまく機能することが重要なんですね。

感覚の種類

中でも、深部感覚に注目してみましょう。
力の感覚
関節位置覚
運動感覚

皮膚表面の表在感覚と対比して深部感覚と呼ばれます。

姿勢・下腹・深呼吸、ストレッチ、筋トレなど
習慣でない人たちは
やり方や重要性を知らない
のもあるかもだけれど
深部感覚が鈍いはず。

どこに力が入ってる?
今筋肉は伸びてる?縮んでいる?
骨盤はどこにある?
足裏のどこに体重がのってる?
これらは専門用語や筋肉の知識がなくても感じられる。
ただ丁寧に意識したことがないだけ。

感覚がわかると
自然と習慣になってきます。
面白いことに。


稽古場


その微妙な感覚を教えるトレーナーがまだまだ少ないはず、と
勝手に感じ、
姿勢動作分析士養成コースを開設しました。

姿勢動作分析ができると
もうちょっとこの感覚がいい、
今の感覚がちょうどいい!
などが自分もよくわかるし、相手に伝えやすくなる。




一般向けには
というオンラインサロンを開いて
"学び場" を作っています。

このというサロンは
ちょっと目立たない場所にある
質素だけれど四季を感じる庭が見える
古風な和室で開かれているサロンです。

お茶や書道、お花、墨絵を習う…
そんなイメージ。
お稽古場かしら。

一生使える体、
みなさんそれぞれの目標に向けて
稽古していることと思います。
でもね、人生そんなうまくいかないですよね。

毎日うまくいかないもんです。
体を喜ばせられない日もあっていいんです。
辞めてもいいんです。

また丁寧に体をみつめたくなったら
すればいい

毎日変わらず元気に過ごせていることが
すごく嬉しいですね。

では毎日変わらない日々を送るためには
何が要るのでしょうか。



日常の意識


ちょっとここで、
私がよく使っているフレーズにお付き合いください。

***

私たちは本当に素晴らしい機能をたくさん持っています
だから多少のことでは壊れません
どんなに無理しても
どんなにだらけても
補ってくれます

でもそれが長年蓄積されるとどうでしょう

体はストップをかけ、動かなくなります

自分の体の訴えに気づける体になりましょう

意外と体は訴えています。
ここ使って!筋肉が使えなくなるよ
ここ伸ばして!体が固まってしまうよ
お願い、まっすぐの姿勢になって!関節が窮屈だよ
使いすぎ!たまにはケアして!
やりすぎ!たまには休んで!

体の感覚に意識を向ける癖づけを

まずは自分の体を元気に

***

感覚がわかると
自然と習慣になっていきます。
面白いことに。


意識って、慣れないうちは大変なんですよね。
自分の癖がありますから。
癖とどう付き合うか、はじめは意識。
いずれ無意識に、自然とやってます♪

面白いことに。



習慣にするには


ここでもう少し掘り下げますね。

意識しなくても続いている習慣ってありますよね。

人によって習慣になるトリガーは異なると思います。

例えば
毎日食事している人は
体が欲するから、という理由の人もいれば
食べるのが大好きだから、という理由の人もいる。

毎日歯磨きする人は
口が臭くなるから、という理由や
虫歯になりたくないから、
嫁に言われて毎日自動的にしている、という場合もある。

では運動に当てはめてみましょう。

毎日運動している人は
運動するのが好き・楽しい・きもちいいから、
という人ばかりではありません。

動かないと気持ち悪くなるから
伸ばしたくなるからストレッチする
痩せたいから
運動しないとまじでやばいと感じるから

いろいろですね。

逆にいうと
いろんな視点から運動を習慣にすることができますね♪

では自分のトリガーはなんでしょう。
3分ありましたら下のフォームでチェックしながら
想像してみましょう☆

フォーム最後の質問に
「動ける体であることを嬉しいと感じますか?」
とあります。

現在の回答はどっちでもいいです。
この問いで
未来の回答が「嬉しい」になるといいなと思います。

病院や介護施設などで
動きたくても動けない状況をたくさん見てきました。
動けることがどれだけ贅沢かと身に染みて感じました。
健康で不自由がなければ感じたことのない人もいますが
動ける体を持っていることは
本当に貴重なこと。すごいこと。

そんな感覚を伝えていけたら、と思います。



例えば丁寧な日常


では具体的にどのように
日常に運動を取り入れていくか。

例えばこんな方法があります↓




依存から自立へ


では
すでに運動習慣があるとして、
一緒に考えてみたいことがあります。

例えば
エクササイズ動画、器具やトレーナー、
時間がトリガーになっていたとしましょう。

●毎回動画を見ながらする
  いい点;声に従ってできる
  惜しい点:動画を見ないとできなく、、やらなくなる
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
慣れるまでは動画の声かけを聴きながらやってみて、
慣れてきたら動画を見ずにやるのもいいですね。
感覚やチェックポイントがわかると動画に依存しなくなります。


●ジムやスタジオなど「特定の場所に通う」
  いい点:行けばやるしかない状況になる
  惜しい点:行かない or 行けなくなるとできない、、やらなくなる
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
基礎トレのレパートリーを最低限もっておくのもいいですね。
自分の体さえあればいつでもどこでもできる方法、
基本を学ぶとレッスンや特定の器具に依存しなくなります。


●わざわざ毎日ガッツリ運動時間を作る
  いい点:効率良く速く鍛えられる
  惜しい点:時間が作れないとできない、、やらなくなる
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
日常の条件反射的に取り入れる方法がいいかもしれません。
例えば床のものを拾うときのスクワットの動きとか。
フォームがしっかりしていると、1回の運動でもかなり効きます。
日常の条件反射になると時間に依存しなくなります。


感覚、基本、日常、、

自ら学ぶ。

これが最大限に体得することにつながるのでは、
という現在の私の最終見解です。


体の使い方を
丁寧に日常に編み入れていく。
今日の身体は喜んでいますか?

#一生使える体へ


●一般向けの学び場


●トレーナー向けの学び場


●個人的な学び場




「一生使える体へ」をコンセプトに今後も情報発信、活動に努めます。本や勉強、イベント会場費用など活動のために使わせていただきます。サポートしていただけるととても嬉しいです。ありがとうございます。