見出し画像

【旅のこと】観光列車「A列車で行こう」でブチ切れたw

先般の「et SETO ra(エトセトラ)」の乗車で観光列車の良さを満喫したので、九州の観光列車にも乗ることにしました。

熊本~三角(天草)を走る「A列車で行こう」。
デザインは、JR九州ではおなじみの水戸岡鋭治さん。

天草が近くなると海のすぐ近くを走ることを知っていたので、海が見える窓側(D席)を事前に確保。
ちなみに、三角から熊本に戻る時もD席が海側になるので可能であればD席がおすすめです。

出発当日、熊本駅の「A列車で行こう」のホームには記念撮影の人でいっぱい。
そうだよねー、観光列車はワクワクするよね~♪と乗車。

<シックでかっこいい!>

車内もオサレ~!と思って自分の座席についてふと気づいた。
あれ?日本語はほとんど聞こえない^^;
アジアのいろんな言語が飛び交っている。。。
九州の観光列車にもインバウンドの勢いがこんなにもあるとは。
いいんだけど、大家族が多くて声のボリュームがすごい。
往年の名曲「A列車で行こう」がBGMとして流れているんだろうけど、ほとんど聞こえない。。。

この列車は二人掛けの座席が通路を挟んで並んでいるので、私の隣は大家族で来ているどこかの国のお父さん。周りの席に家族がいるようだ。
ま、アジアの国の列車気分を味わいながら、出発~。

さっそく飲み物やらグッズを買いに1号車に行くと大混雑w
狭いバーカウンター周辺の人口密度の高さは通勤電車のよう^^;

<スマホ撮影>

なんとかAサイダーとマステやクリアファイルを購入して、窓からの風景を撮って自分の席に戻ると。
あれ?空いている席がない?
よく見ると、私の席に60代くらいの女性が座って一杯やっている。
どうも隣の席のお父さんの家族のようだ。

私に気がついた女性は、私には分からない母国語で「あ、私の席あっちだからあっち座って」みたいなことを言って後方の座席を指さした。
彼女が指をさした席はA席。がっつり山側。

何というか、暑さと混雑っぷりと、あまりの彼女の自分目線の言葉に私はキレたw
なんのためにD席を確保したかあなたは知らないでしょう!(と心の中で叫んだだけw)

とっさに、目が座って地を這うような低ーーーい声で「I want to sit in seat D」と口から出ていた。(あー、中学時代だけ英語をまじめにしててよかったー)
彼女は「あ、そお?」という感じでビール片手にさくっと席をたちました。

・・・「自由」と「自分勝手」は違うんだよおおおおお(苦笑)。
私はこれから見える御輿来海岸(おこしきかいがん)の景色を撮るためにD席を確保したんだよおおぉぉぉーー!

<と言いつつ結局この特徴ある潮が引いた姿を見れたのは帰りの列車でしたけどね。潮の時間大事>

まあ、旅はいろいろありますね。
だから自分の力(?)がためされるんでしょうけど。
ちょっと前の私だったら、もしかしたらしぶしぶ「どうぞ」と言ったかもしれない。これまで人に合わせすぎたんだと思う。
こちらも人生いろいろあったので(それは後日書きます)言いたい事は言わせてもらう。

ところでこの列車は、往路は「網田駅(おうだえき)」に30分くらい停まります。
地元の女性2人が笑顔で迎えてくれて、地元で取れた柑橘類から作ったジュースなどを販売しています。
気さくにお話をしながらジュースをいただきました。

<せっかくの駅舎なので全体が入るようにレンズは広角側に>
<列車と駅舎をおさめるためレンズはやはり広角で>

ちなみにこの「網田駅」は、熊本最古の、九州でも最古級の駅舎とのこと。
近々改修をするとのことで今の姿をカメラに収めさせていただきました。
屋根の瓦は明治時代のものだそうです。

<F値解放で手前の植物をボカしました>
<もいっちょ手前ボカし&望遠>

なんやかんやあったけれど、天草観光のあと、折り返しの三角から熊本へ向かう「A列車で行こう」はみんなお疲れモードなのか、思ったより静かでした。(やはり日本人は1割程度でした)

<三角駅も雰囲気あります>