私のパズサバ

ある日、現在のギルドが昔話で盛り上がっていた。
現在のギルドはR5の人望厚く、いくつもの国を共に過ごしてきたメンバーも多い。
その昔話の中に私はいない…
若干の寂しさを覚え、私の歩いてきた道程を誰かと共有したくなり、筆を執ることにした。

私にもゲーム当初から長く険しい道を共にした友がいた。今では道を違えているが…
私が生まれたのは442だ。いわゆる『ポイ活』目的で始めた私は、とりあえず適当なギルドに参加した。そこは要塞すら建造されておらず、今どきのbotギルドの方がギルドとしての体をなしているような、そんな場所だった。
丸1日以上をかけて要塞を完成させたが、この手のゲームの経験がない私にはそれが何の意味があるかすら分かっていない。
ただ、そんな時でも救いはいた。ゲイリーさんである。
彼は私がいつラリーを出しても参加してくれた。彼がいなければスタミナの消化やデイリーミッションすらこなせなかった。たとえパズサバがサ終になろうとも、彼の名を忘れることはないだろう。
そんなギルドでも、なんとかコミュニケーションを取ろう、みんなで協力しようと働きかけていた私は、いつのまにか外交官に任命されていた。
…正直少し嬉しかった。このせいで私のパズサバ人生の方向性が決まったような気もする。ネコムラさん、恨みます…。

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