最近観た映画の感想まとめ③

全部Filmarksのアカウントからの転載です。


・アオラレ(2020 アメリカ)

3.0/5点
間抜けだったり退屈だったりする部分もあるけど、主人公と悪役の社会階層的な設定が上手かったかな。深みを出しつつ、かといって重苦しくもしすぎない、ちょうどB級スリラーとして成立する塩梅だったんじゃないかと……。
あとラッセルクロウは名優感全然出てなくて逆にすごかったですね。


・わたしは最悪。(2021 ノルウェー フランス スウェーデン デンマーク)

4.0/5点
主演のレナーテレインスベの繊細かつ豊かな表情の芝居とそれを捉えたショット群が圧巻だった。映画ならではの言葉にならない感情の表現が巧みに成し遂げられていて見事の一言。
これは自分か?と思うような主人公のダメで子供っぽい振る舞いにイラつきすら覚えつつも、そんな彼女が成長していく終盤には爽快な思いと共に落涙してしまった。良かった。


・GANTZ:O(2016 日本)

4.0/5点
2回目。
内容は薄味の引き伸ばし感あるけど、黒くて気持ち悪くてカッコいいものがたくさん映るので良い。俺たちはそういうものが好きだから……。


・グレイマン(2022 アメリカ)

4.0/5点
ギャグになりそうなレベルでやってはいけないことをやらかしまくる大雑把な話の展開が気にはなるけど、その分クソデカいアクションはたっぷり見れるので、まあフツーの木曜日に観るなら十分満足できる映画だろうという感じ。
ちょっとワイルドスピードに寄ってる印象はあって、これが車乗りの兄ちゃん姉ちゃんたちの話ならより素直に受容できたかもしれないなということは思った。


・ジョゼと虎と魚たち(2020 日本)

4.5/5点
前半はベタなラブストーリーでありつつジョゼのキャラのツイストがしっかり効いてて絶妙にバランス取れてるなという印象だったけど、後半からは実写版を思わせるようなトーンの重さも出してきてなかなかやるなと思った。
誇張的に明るすぎる部分もある気がするけど、主軸のドラマの連なりが有機的で許せる感じ。思ってたより良かったなあ……。


・ドレミファ娘の血は騒ぐ(1985 日本)

3.5/5点
黒沢清の映画は毎回意味がわかるようなわからんような感じなんだけど、意味以外に魅力があるので何か観てしまうんだよな……。洞口依子がめっちゃかわいくてすごかったです。


・ムーンフォール(2021 アメリカ カナダ 中国)

3.0/5点
ムーンフォール……ムーンフォール……!?そんなレベルで済んでる話ではなかった気がするが……。ここまでカッ飛んだ展開のトンデモ映画だと思わなくて呆然としつつちょっと笑ってしまった。とか言いつつ主人公と陰謀論者のブロマンス的友情は正直グッと来てしまったけど……。
予算きつそうな中でここまで風呂敷を広げて一応畳んでみせたのは頑張ってるなあと思いました。

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