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東南アジアで旅をしながらピリカで働く

こんにちは、ピリカの開発部の冨田です。
さて、私は今マレーシアにいます。

今日だけではなくて、この数ヶ月間、海外を旅しています。
でも、ピリカで正社員として仕事もしています。

これができるのは、ピリカではスマートワークという制度があるからです。
スマートワークとは、「社内の情報セキュリティの基準を満たすこと」「期間や行き先や滞在先等を場所ごとに都度申請すること」「いつでも会社と連絡が取れる状態にしておくこと」など、いくつかの条件を満たせば、好きな場所から働くことができる制度です。

昨年2022年の年末にこのスマートワークという制度ができました。
私はそのスマートワークの一人目の利用者です。

何なら、誤解を恐れずにいうと「スマートワークは自分のために作ってもらった規定」だと思っています。
どういうことかというと、ピリカに「海外から旅をしながら働いても良いですか?」と聞いたところ、「良いですよ。仕組みがないので作ります!」と言っていただけました。
とても、とても、ありがたいです。

スマートワークを始めた理由: 人と出会う

さて、そんな私のスマートワークにはテーマがあります。
それは「人と出会う」ことです。

昔から新しい出会いはわくわくしました。
特に、外国の人と話すのが好きでした。

きっかけは高校時代に、何となく選んだ国際科という学科にあります。
学校には帰国子女や外国人の先生がたくさんいて、熱い先生たちにどうやって国際社会で生きていくべきかを学びました。
日本の当たり前が当たり前ではないことを知り、外国の人がどのような生き方をしているのかが気になるようになりました。

大学生になると、いつも留学生と遊び、現地の学生に混ざって授業を受けました。休みになると、旅行ではなくて、現地の人に出会える「学生国際会議」や「ホームステイ」といったものに参加するのが好きでした。

ただ、社会人になると、新しい出会い・海外の人と話すことが急に減りました。その上コロナ禍で、リモートワークになって人と話すことが減り、長期間海外に行くのも、海外から来てもらうこともできなくなりました。
毎日、小さな部屋から仕事をし、朝や夜に運動に出かけるというルーティンを数年繰り返していました。

そんな中、ふと思ったことは、「日本でフルリモートで働いているなら、海外からも働けるんじゃないか」「またあのわくわくを味わいたい!」と言うことでした。

だから、私は、スマートワーク始めました!
スマートワークを始めてから、毎日新しい人と出会い、新しいものに触れ、今の私のプライベートはとても充実しています。
そんな「人と出会うこと」が旅のテーマである、私の生活スタイルを紹介します。

東南アジアのホステルで暮らす

宿泊先はホステルが主です。
旅のテーマが出会いなのでここはとっても大事です。
ホステルのリビングと、少しの勇気があれば、いくらでも新しい友達ができます!

行き先は東南アジアを周遊です。
理由は、時差が3時間以内を目安にしているからです。
メンバーが働く時間に働いた方が、ミーティングに参加しやすく、相談したい時にもコミュニケーションもスムーズです。
でも、いつかは日本の裏側にも行ってみたいですね。

もう一つ、東南アジアで働く大きな理由があります。
それは、ノマドワーカーが多いからです。

ホステルでたくさんのノマドワーカーに出会えます。
多いのは、ソフトウェアエンジニア、マーケティング、ライター、ビデオクリエイター、それから自分のビジネスを持っている人です。
稀ですが、カスタマーサービスの人(チャットでの問い合わせを受ける人)に出会ったこともあります。
常にパソコンを片手に置いて、ユーザーからの問い合わせに万全に備えつつ、ビリヤードをしている姿は印象的でした。

私にとっては、ソフトウェアエンジニアと出会えるのはとても嬉しいです。
ソフトウェアでビジネスをしている人にも会うことがあります。
その人たちは常に新しい情報を追いかけており、ホットな話題を教えてもらうこともあります。最近は、専らChatGPTの話ばかりをしています。

また、東南アジアにノマドワーカーが多い理由は、物価が安いという理由のほかに、長期滞在しやすいという理由もあります。
国を移動し続ければ、観光ビザもしくはビザ不要で旅を続けられます。
1年以上旅している人は大勢いて、6年以上旅をし続けている強者とも出くわします!

今日までにこの旅で巡った国は、シンガポール・マレーシア・インドネシアです。国で見ると少ないですが、都市で見ると、10都市以上旅をしました。
東南アジアの国々は1つがとても大きい上、1つの国にいろんな民族が住んでいるので、一つ一つの都市が別の国のように感じます。
今はマレーシアにいて、ラマダーン(断食)の時期なので、お昼ご飯を探すのに苦労したりします!
これもまた新しい世界がのぞけてとても興味深いです。

2週間〜1ヶ月毎に都市を移動します。
元々は1ヶ月以上は同じ場所に滞在し続ける予定だったのですが、
実際にやってみると2週間ほどで次に行きたい場所を見つけてしまい、そわそわして移動し始めます。
あとは出会った人に連れられて移動することもあります。

なので、一人で旅をしていることもあれば、ホステルで出会った人と旅をしていることもあります。
この前の年末年始はマレーシアで出会ったメキシコ人とインドネシアのバリ島を旅しました。
とっても明るく人当たりがいい人で、ホステル以外に、道端やレストランで出会った人と友達になるスキルは、この友達に教えてもらいました。

旅先での働き方

仕事場所は、大抵はホステルのリビングです。
ピリカでは決められたルールを守れば、好きな場所で働くことができます。

ホステルのリビングでは、昼間は働いている人や作業している人が多いので、シェアオフィスみたいな感じで働けます。
ペットもいることが多く、癒されます。
私は、一人で黙々と作業をしていると、集中をし過ぎて1時間半以上は集中力が持たないタイプです。
なので、ちょっと外に出てみたり、誰かと雑談をしたり、犬と走り回ってみたりと、
程よく息抜きをしながら働けるところがすごく気に入っています。

一方で、もちろん観光だけしている人もいるので、「何でそんなに一生懸命働いてるの!」といわれることもあります。
「そりゃ働くよ!フルタイム社員なの!」と言いつつ、早めに仕事を切り上げてみんなで日の入りを見に行くこともあります。

一人になりたい時や(滅多にありませんが)、働けるスペースがない時、あるいは大きな会議がある時などは、
シェアオフィスやカフェに行ったり、ホテルに宿泊することもあります。

働く時間は、大抵日本時間の平日9時から18時です。
ほかのメンバーが働く時間で働いた方が、スムーズに仕事ができます。
また、時差が日本時間からマイナス1〜2時間ほどの場所から働くので、現地時間で言うと16時か17時ごろに終わることができます。
日の入り前に出かけると、丸1日仕事をしていたというよりも、半日出かけていた気になって、何だか得をした気分になります!

とはいえかなり流動的で、お昼休憩を2時間取って友達とお昼を食べたり、
14時まで働いて次の都市に移動したり、17時まで働いて出かけた後に、19時から別の国の時間で働くノマドワーカーと一緒に仕事を再開したり。
フルフレックスという働き方を大いに活用しています。

プライベートの過ごし方

観光は、あまりしませんが、休日はたまに現地で出会った友達と出掛けることもあります。
最近は、自然豊かな国立公園に行って、オラウータンやテングザルを見に行きました。
テングザルとはマレーシアのボルネオ島にのみ生息する猿で、長い鼻と丸いお腹が特徴的です。
高い木の枝の上で、お腹を下にして寝ている様子を下から見た時には、
枝が丸いお腹に挟まって、お腹がお餅のように2つに割れて、たまらなく可愛く好きになりました。

観光以外には、ホステルでのんびり過ごしたり、その周辺を散策したりします。
バックパッカーやノマドワーカーはのんびり旅をする人が多く、その人たちに混ざってホステルで本を読んだり、
おしゃべりをしたりとごろごろしていることも多いです。

3日もいれば街にも慣れてきて、お気に入りのレストランがみつかります。
お気に入りのレストランといえば、マレーシアではインドカレーがあまりにも好きで、最近は毎日同じインド料理屋さんに行っています。
毎日同じレストランで同じカレーばかり食べていると、定員さんはメニューを覚えてくれます。

もちろん、手で食べるスキルも身につきました。

次の行き先

今はマレーシアのボルネオ島にいますが、この後、どこに行くかはまだ決めていません。
何となく思っているのは、この旅で出会った人たちに強くおすすめされた、カンボジアとスリランカに行きたいということです。

それから、インドネシアの島をもっと巡りたいです。
島や民族ごとに全く異なる生活文化を持っていて、とてもとても面白い国だと思います。

東南アジアはとっても楽しいです。
日本に帰るのは、もう少し先になりそうです。

最後に

最後に、いつも快く送り出してくれるピリカのメンバーにはとても感謝しています!
特に、いつも理解をして快く送り出してくださった開発部のメンバーと、
圧倒的なサポートをしてくださる管理部のメンバーには頭が上がりません。
人に恵まれて、仕事をしながら旅ができて、私は幸せな毎日を過ごしています!