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【PIT】パイレーツがマーティン・ペレスを獲得【MLB】

 ピッツバーグ・パイレーツが左腕の先発投手Martin Perez(マーティン・ペレス 32歳)をFAで獲得しました。契約は一年800万ドル。今年のFA先発市場を考えれば格安です。

【成績】
 2023年は35試合(20先発)、141.2イニングで防御率4・45
 2022年には32先発196.1イニング、防御率2.89の大活躍。

 2020年の短縮シーズンを除けば4シーズン連続で20先発以上、100イニング以上投げていて安定感があり計算できる先発です。

 球速はさほどなく、奪三振率も低めで「打たせて取る」タイプ。

【雑感】
 まずなにより「安い」。今年のFA先発市場であれば20先発140イニングクラスの投手であれば1200万ドル以上×複数年であってもおかしくないところを、一年で800万ドルという驚きの安さ。「金のない」パイレーツにとっては非常にありがたい契約です。

 パイレーツにとって先発の確保は急務でした。あと一人はなんとかして計算できる先発が欲しいといったところだったので、本当にすべきことをした(しかもファームを傷めず少ない額で)素晴らしい動きだと思います。

 またマーティン・ペレス「パイレーツ新加入先発左腕の系譜」にも合致。新加入の先発(ベテラン)左腕とやたら相性のいいパイレーツは、これまで何人も同様の投手を活躍させてきました。そうして価値の上がった選手を夏のトレードデッドラインでプロスペクト(若手有望株)と交換するというのがここ数年のいつもの動き。マーティン・ペレスも一年契約なのでこの流れが既定路線と思われますので、しっかり活躍してトレード市場での価値を上げて欲しいところです。

 さて、これでようやくパイレーツのローテーションは、

ミッチ・ケラー
マーティン・ペレス
マルコ・ゴンザレス

 
と三枠が埋まりました。4,5番手クラスの先発はプロスペクト含めそれなりに数いるので、何人か試しつつ回していくのでしょう。

 一方でまだマネイアとも交渉中という報道もあります。そうすると実績(イニング)のある投手でローテ四枠が埋まるのでかなり安定感のあるローテになりそうですね。マネイアも先発左腕ということで上記の系譜に合致しパイレーツと相性よさそうなのでぜひ取ってほしいところ。そうなるとローテのうち三枠が左腕になりますが、左腕なんてなんぼおってもいいですからね。左腕というだけでトレード市場でも一定の価値が見込めますし。

【おわりに】
 以上、駆け足で書いていきました。
 お読みいただきありがとうございます。

 ではまた。


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