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【建築屋】アラフォールーキーの爽快9《建築業2年生》

 建築業に入社して1年目は、初めての体験ばかりで、新鮮な日々を過ごせた。駆け出しの私にとっては忙しい毎日で、バタバタとしながらも楽しかったし、まるでチュートリアルのように仕事が、都合良く段階を踏んで入り込み、1年で大体の仕事の流れを経験することができた。

 あっと言う間に2年目に突入した私は、1年目には半分も達成できなかった、会社より言い渡されている目標売上、目標粗利の達成を、やっと意識して業務にあたれるようになっていた。

 1年目より、アフター業務は私一人に任されていて、カバーする範囲は新潟県内全域であった。そのアフター業務をしながら、県内全域より舞い込むリフォーム案件も処理していたので、上中下越を相棒セレナを駆って走り回っていた。

 月に大体4〜5000kmの走行を余儀なくされていたのだが、その移動経費を問題視する声が社内より上がり始めた。
 そして、会社が出した答えが、私にプロボックスのハイブリッド車をあてがうと言うもの…それを聞かされた当初、荷室容量が大幅に小さくなる事に不安を抱き、それを訴えた。
 しかし、プロボックスのカタログ、仕様を読み込むうちに、やりようによっては行けると気付いた。そして、棚などを作り込むことを了承してもらい、プロボックスを用意してもらった。

 入社2年目の12月に私の相棒セレナはその任を解かれ、私の自家用車となり、プロボックスハイブリッドが私の新たな相棒となった。

 納車後、早速棚を作り込み、その後、諸々のカスタマイズを施して現在も大活躍中である。

 プロボを実際使用してみると、商用バンとしての完成度の高さに驚かされた。運転手重視で業務使用に特化し、作り込まれたインパネはとても使い勝手が良かった。後部席と荷室はシンプルで、後席シートを倒せば、サブロク板を平積み出来る荷室となる。荷室の容積はセレナよりも小さいものの、工夫次第で、セレナよりも便利に使えるように出来た。

 新たな相棒に大満足し、より一層仕事に打ち込んだ。移動経費も削減できて、万々歳であった。



 で、気になるノルマはというと…

達成率80%ほどの結果に終わってしまうのであった…😅



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