この大地や海洋の起源、まさか大陸が動いているなんて思いもしなかった。

noteを毎日書く2021年12月にしたいなと思う11日目!

本日はTBS日曜劇場『日本沈没ー希望のひとー』の最終回でした。奇しくも、地球科学についてインプットしてnoteを書いていた何かの巡り合わせなのか。今日は、ど真ん中の「プレートテクトニクス」についての記事です。

ドラマでちょっと気になった人いたらぜひお読みください。

はじめに

ドラマの感想は別途書く機会をいただくとして、今日はこれまで通りサイエンスの観点から。まさに日常とサイエンスをもっと身近に、そしてライトに興味を持てる良い題材だと、今日はやや興奮ぎみです。

大陸や海洋はいつどのようにできたのか?

そんな壮大なことを考えようとも思わないですね。目の前に広がる大地や海を見て、それがどのようにできたのか、そして今後どのようになっていくのか...そんな鳥の眼を持つことができるようになりたいものです。

大陸移動説

前回の記事では、石ころがどうやってできるのか?それを考えてつきつめると、地球規模の壮大な物語になることを示しました。

石ころは地球内部のマントルから生み出され、そしてまたマントルに変える「岩石サイクル」について述べました。本日は日本沈没でも登場した「プレート」に関するお話です。

1912年にアメリカの気象学者ウェゲナーが「大陸移動説」を唱えました。その根拠は、さまざまな化石や岩石が広範囲で一致しているためです。かつて大昔、大陸は繋がっていたのではないか?と気づいたのです。現代の大陸はかつて繋がっていたのではないか?と。

ウェゲナー

当時は、「大陸は沈むことはあっても、移動することはない。」という批判を受け受け入れられませんでした。死後、1970年前後から認められ、日本の教科書に記載されたのは1973年のことでした。

海洋底拡大説

新説に批判はあって当然です。それを反証することによってのみ、科学は前進するのです。やがて、海洋学者たちが「海洋底拡大説」を1960年はじめに提唱しました。これは海底の地質の地磁気を調べることで認められました。

プレートテクトニクス

1960年後半には、地球はいくつかの「プレート」と呼ばれる岩盤で覆われており、それらが移動することが認められた。これが「プレートテクトニクス」です。そう、みなさんが一度は聞いたことがあるであろう「ハワイが日本に少しずつ近づいている」というものです。

プレートテクトニクス理論の発達

実際、大陸はかつて3〜2億年前ほどは1つの超大陸「パンゲア」でした。

パンゲアのアニメーション

長年の歳月をかけて、さまざまな地球活動を経て現在の地形になっています。さらにまた数億年後には、また1つの大陸に戻るとも言われています。その頃、地球はどのようになっているのでしょうか。

プレートの境界で起きていること

プレートは地球上の主要なもので16ほどあります。例えば日本は、ユーラシアプレートの端に位置し、フィリピンプレートが接近し沈み込んでいます。収束型境界といいます。

その他、このような地球の大陸どうしが近づいたり離れたり、すれ違ったりすることで、壮大な地形が形成されるのです。以下は、ほんの一例です。

プレートの境界の地形例

大陸が沈み込み岩盤がたまに折れたり、動いたりすることが地震の原因であるということが分かるのはまだ少し先の20世紀前半ごろです。

山を見て何を思うか?

地球には雄大な山がたくさんあります。その山はどのようにしてできたのか?そんなことを考えたこともないですね。

同じく、海をみてこの海はどのようにしてできたのか?など考えもしません。海の水はどのようにしてできたのか?なぜ他の星には海がないのか?私たちが住むこの地球は、なぜこうまで生命に富んでいるのか...

考え出すとキリがありません

未解決問題

wikipediaによると、プレートテクトニクス理論は太陽系の中でも地球だけらしいです。なぜ、地球だけが〜という問いは多く存在しますが、大陸(岩石)は、他の星とも共通するものであるはずです。なのに地球だけ特別であるのは何故なのか?これがわかればまた科学が進歩するかもしれませんね。

地球の内部構造や、地震の仕組みなど、全然知らないことが分かると面白いですね。もう少し分かりやすく加筆しようと主にますが、今日はこの辺で。

バイバイ。



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