泣きながらごはん食べたことがある人は生きていけます。

ドラマ「カルテット」のセリフ。この言葉に支えられて生きてきた。

彼氏が留学に行くと打ち明けてきた時、その人が作ったチャーハンを食べながらボロボロ泣いた。何を話したか覚えてないけど、チャーハンは美味しかった。あの時の私世界一かわいかっただろうな。

その彼氏に振られた日、駅まで迎えにきてもらった車の中で泣いた。彼の心が離れているのをわかっていながら目を逸らし続けていた自分が嫌だった。彼に先に別れを告げさせたのが悔しかった。泣く私を見ながらママは口の中にじゃがりこを入れてきた。しょっぱかった。

ダンスサークルの公演が先輩の不祥事で中止になった時、幹部の友人はハンバーガーを食べながら泣いていた。先輩を責めるのではなく、ちゃんと注意しなかった自分を責めて。世界一かっこよかった。

泣きながら食べたごはんはいつもよりずっとしょっぱいけど、エネルギーは倍増していると思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?