冒頭の一文
冒頭の一文が、
強く印象に残って離れないときがある
文字の並びだけ見れば、さほど特別なものではないものも多くある
なのにその言葉は不思議なことに、
いつ聞いても心を打つのだけれど、
何気ない瞬間にすとんと目の前にやってきて、
それに出会った時期の感情を、悪気もなく連れてきたりもする
はたまた、結局ずっと頭に残って離れないこともある
そんな冒頭の一文に、たまに出会うことができる
朝 目が覚めると なぜか泣いている
そういうことが 時々ある
言わずと知れた、この言葉で始まる映画
初めて観てから何年も経つのだけれど、
この一文と映像が、今でも頭から離れない
なぜこの言葉がこれほど心を打ったのか、
なぜ今もそれが続いているのか、
ただ、どうしても頭から離れない
その理由は、
わかりたいような
わかりたくないような
そしてそんな一文が自分の中にいくつかあることは、
結構嬉しいことだったりする
冒頭の一文で
一瞬で相手の心をうつ、引き込む言葉の使い方
言葉って、すごいなぁ。
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