見出し画像

Memories.

これまでサッカーをしてきた自分が何を考え、これからどう生きていきたいかを言い聞かせるためにもメモを残そうと思った。

皆さん、どうかお手柔らかに宜しくお願い致します。

・Introduction.
・Thank you,football.
・With football.

・Introduction.


大学サッカーを引退するこのタイミングで、こういうことをわざわざ言うということも、中々恥ずかしいことで自己満の雰囲気が漂ってしまう恐れもなくはないが、思いきってこういう形をとってみようと思う。
これまでのサッカー人生で感じてきたことを自分に言い聞かせるためにきっといいコトもあるだろう。

僕はずっとサッカーのことが大好きだし、何よりサッカーを通じて形成された自分の存在を忘れたくない。
言語化もかなり怪しい割りにするそれっぽい表現を鼻で笑うあいつらの姿が脳裏にチラつくが、そんなことは知らないフリしよう。

そういう人のためのnoteだと、尊敬する人も言っていた。

・Thank you,football.


サッカーには論理的に説明できない魅力が本当にたくさんあると思っている。というよりむしろ、サッカーをする理由なんてことを考えても、自分の数少ない知識の範囲では納得できる表現なんてできない。限りなく答えに近づけるとすれば、唯一ただ夢中にサッカーボールを蹴っている時じゃないかな。
おそらく言葉にするとかなりちっぽけな気がする。
でも、そんなもんでも良い。
きっと言葉で表現できてしまうサッカーよりもっと広いサッカーを僕は楽しんでいたのだろう。勝利の喜びを感じ、大切な何かを見出そうともがき、自分の存在や未来を疑い、そしてサッカーを通じて愛を確かめるために。
そんな気がしてきた。
スペースがなければ、創造的で楽しいプレーもできなかっただろう?

おおげさな理由なんてなくても、僕にはしっかりと十分すぎるほどサッカーをするに値する価値を感じていた。
本気で悔しくて、諦めたくなくて、本当に夢中に感じる何かを求めてボール蹴っていた。

そんな時間と経験をくれたサッカーに、心から感謝したい気持ちになってしまったわけです。

先日行われた試合をもって、大学サッカー人生は終わった。試合終了のホイッスルと共に今までの自分の存在や成長、そして幸せを図ってくれていた大切なモノサシを失った。
今の自分はいったい何者になるだろうという不安を感じる一方で、自分の中に何かふつふつと感じている温かくとても前向きな感情もあった。
この感情は一体何なのだろう。
試合を終え、弱い頭を働かせ考えてるとある本が思い浮かんで言葉の感覚に近い感じがしなくもなかった。

夜と霧
「わたしたちが生きることからなにを期待するかではなく、むしろひたすら、生きることがわたしたちからなにを期待しているのかが 問題なのだ、ということを学び、絶望している人間に伝えねばならない。 哲学用語を使えば、コペルニクス的転回が必要なのであり、もういいかげん、生きることの意味を問うことをやめ、わたしたち自身が問いの前に立っていることを思い知るべきなのだ。生きることは日々、そして時々刻々、問いかけてくる。わたしたちはその問いに答えを迫られている。考えこんだり言辞を弄することによってではなく、ひとえに行動によっ て、適切な態度によって、正しい答えは出される。」

そういや、就活で自分に問いかけを繰り返す自己分析よりも、サッカーで自分なりを表現してる時のほうが生きている心地が良かった気がする。


・With football.


試合終了をしてもなお、僕たちは未だにサッカーに問われ続けているのだと思う。
そうだとすれば、今までサッカーを通じて解を返答してきたように、これからもひたすらに解を出し続けなければならない。
試合終了のホイッスルなんかで、サッカーやこれまでにお別れのあいさつをしてる場合ではない。
大学サッカーは引退という形になったが、僕はこれからもサッカーや新たなサッカーボールともに未来を生きていきたい。
まだまだサッカーにそう問われてる気がする。だから、僕たちはこの先も解を出し続けよう。

これからは社会に出る。
僕たちは、自分に素直に、自分らしい人生を過ごすことができるのだろうか。
夢中になれる新たなサッカーボールを見つけることができるのだろうか。クソガキと言い続けられた自分が社会に貢献できる余地なんてあるのか。想いを伝える力強さや大切な人を守ろうとするまっすぐな心がちゃんと、自分の中にもあるのだろうか。
不安と期待が入り乱れる感情の中、自分なりの解を出そうと割にも合わない文章で下手くそなドリブル突破を試みようとした自分を信じて、これからも頑張っていこうと思う。

結局何が言いたいかと言うと、ガキで何者でもなかった僕は、サッカーを通じて多くの人たちからすごく温かいものを感じさせてもらった、


だから愛を込めて
Thanks,soccer!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?