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アミダグリン 枇杷の葉に含まれる薬効成分の研究(ビワの葉を知る)

海の見えるビワの郷「PippiArtVillage ピッピアートビレッジ」です。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
私たちのビレッジで実際に研究している「ビワの葉」や薬草についてご紹介しています。

今回の記事は「ビワの葉療法のすべて」など多くの書物を書かれた自然療法研究家・神谷富雄先生の著書「体によく効くビワの葉療法全書」(池田書店)よりご紹介させていただきます。

詳しくは、記事の最後に本のご紹介をしておりますので、ぜひお読みください。ビレッジでは、多くの先人の皆様の療法をもとに、実際にチャレンジしてみて、家庭で誰でもできる方法を考えて記事にしていきます。
ぜひ、ご活用ください。


【薬効の高いビワの葉に含まれる成分】

・糖質(でんぷん、蔗糖、ブドウ糖、果糖、マルトース)

・ビタミン類(ビタミンC、Bが中心)

・有機酸(りんご酸、酒石酸、クエン酸)

※体内の有毒物質を減らして体液を弱アルカリ性に保ち、疲労回復を促す。

・精油成分(ネロリドール、ファルネソール)

・タンニン(緑茶やコーヒーなどにも含まれる渋み成分)

※抗酸化作用など

が含まれています。
そして、

「アミダグリン」という成分が、ビワの葉の薬効成分の中心。

アミダグリンは、ウメ、アンズ、プルーン、たけのこ、リンゴ、玄米、ソバ、トウモロコシやヒエ、アワ、キビなど雑穀にも含まれ、微量のものまで含めると1200種類以上の植物に存在するそう。


【おもな研究・書物など】

1830年
ユストゥス・フォン・リービッヒ
(化学者・ドイツ)

有機化学の確立に大きく貢献した19世紀最大の化学者の一人。アミダグリンは、彼が発見し、ビタミンB17とも呼ばれていた。

1927年(昭和2年)
福島鐡雄博士(札幌鉄道病院・物理科長)

「皮膚を通して行う青酸療法(河野大圭禅師の枇杷の葉療法の紹介とその科学的研究)」

※中山忠直先生の「漢方医学復興論」とその巻末の論文を読んで共鳴。
ビワの葉療法による治療例が100例あまり紹介されている。

1927年(昭和2年)
10月5日発行
総合月刊誌「日本及日本人」

自分の目で確認した実例をふまえて
「1、ビワの葉療法の効果は迅速である。
2、かつ確実性がある。
3、そして万病に奏功する。
万病に奏功するというと科学的に誇大に聞こえるが、実際にビワの葉に含有する青酸の威力によって、万病一薬的に奏功する。その仕方によって多少の差異はあるが、誰がやっても大体、変わりはなく、臨床的効果の確実なることは、現代医学のあらゆる薬物をはるかに凌駕して、その奏功の迅速なること誠に驚嘆すべきものがある」と結論。

1928年(昭和3年)
1月1日発行
総合月刊誌「日本及日本人」

「河野禅師の枇杷葉療法の神髄」という論文をあらためて発表。
創始者・河野禅師の枇杷葉療法は単に枇杷葉を以て病を癒すの術ではない。勿論、禅師の比類なき明敏なる頭脳と天才の賜物であろうが、禅師はこの療法の重心を枇杷葉そのものにおかずして、この療法を施す人の「氣」においておられる」

1933年(昭和8年)
(ビワの葉療法の評判を伝え聞き創始者・河野禅師を訪ねた年)
大塚敬節先生(東洋医学の権威として知られる)
「漢方と民間薬百科」(婦人の友社)

1937年(昭和12年)
安田寛之博士(大阪大学医学部)
「血液の酸塩基平衡より観たる枇杷葉療法」

●エルネスト・T・クレブス二世博士(生化学者/アメリカ)
「驚異の癌特効療法ビタミンB17」(ノーベル書房刊)
※「中央アジアにあるフンザという長寿国ではガンになる人がほとんどいない」ことを知り現地調査を行い、現地の人々がビタミン17を豊富に含むアンズを毎日食べている影響が大きいと考えた。博士はアンズの種子からビタミンB17を取り出し「レートリル」と命名。アメリカでは「ビタミンB17療法」「レートリル療法」と呼ばれる療法となった。



海の見えるビワの郷 Pippi Art Village


ココロとカラダとスピリットを癒せる情報を研究、実践しているアートビレッジ。
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