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医療現場の裏側、医療従事者は栄養学を学ばないってほんと?

長袖で過ごしやすい季節になりましたね!!

今日のテーマは、、、

「医療従事者は栄養学を学ばないってほんと?」

という恐ろしいタイトルでお送り致します😱

※リアルなことをお話するので、ご了承ください


はじめに

皆様は、病院へ診察に行ったことがあると思いますが、その時に医師からこう言われたことはありますか?

「食生活を見直して、バランスの良い生活をしてください」

患者様にしてみれば、「バランスの良い生活って何?」と思うのが当然です。
しかしながら、そのアドバイスが、ごく一般的なことしか言われないのです。

  • しっかり睡眠をとってください

  • お酒、タバコを控えてください

  • 野菜を積極的にとってください

  • 運動してますか?運動をしましょう!!etc…

こんなこと誰でもわかります!
患者様が知りたいことは、医療という専門性がある方々からみた視点なのです。

ですが、なぜ上記のようなアドバイスしかできないのでしょうか?
それには、医療の裏側があるのです
本日はそれについて深掘りしていきましょう!!!


医療の専門学校、大学のカリキュラム

私のいた医療系大学のカリキュラムの場合

結論から言うと栄養学を学ぶカリキュラムはありませんでした。
理学療法士・作業療法士は、「解剖学」「生理学」「運動学」を土台として学び、そこからより専門性に特化した「内科学」「運動療法学」などの学習をする流れです。
もしかすると、他の大学や専門学校、他学科の学生さんは学ぶ機会があるのかもしれません。
しかしながら、必修科目ではないので、各々で知識がばらつくことになるのです。


栄養学を学ばないことでどうなるの?

理学療法士・作業療法士の場合

リハビリテーションの業界では、栄養学を学ばないことにより、患者様に不利益な影響を及ぼすことになりかねません。
リハビリテーション(運動療法)が良いとされていることには前提があるのです。
それは、身体の栄養状態・睡眠の質が充足していること!!
これらが該当していれば、それはリハビリテーションが良い方向に行くでしょう。
残念ながら、栄養学を学ばないことにより、無知による理学療法を行っている例が多数存在するのも事実です。

例えば、

  • アルブミン値が低下しているにも関わらず、積極的な運動を行わせてしまっている

  • 炎症症状が高くなっているのに、栄養状態の指標を見ていない

  • 朝昼夜の担当患者様の食事の様子を見ていないetc…

意外と多いのは、自分も患者様と同じ時間にお昼休憩をしてしまうパターン!
僕から言わせれば、「いやいや、自分の担当患者様の食事量も見ないで運動量を決めてるの?」と言う療法士を多数見てきました。
それほどに栄養学に無知であり、食事の重要性をよく理解していない表れだと思います。

看護師の場合

看護師さんは薬の管理を常に考えている傾向にあるのかなと特に感じています。
落薬や点滴などのミスはインシデント・アクシデントの書類を生む要因となり、どうしても食事介助の優先順位を下げてしまいがちです。
食事の記録もいい加減であり、主食○割、副菜○割、飲水○mlと記載する例が多いのかなと感じています。
残念ながら、看護師さんも食事を見るプロではありません。
実際大事なのは、「5大栄養素をどう摂取しているか?」の記録が大事になってくるのです。

医師の場合

近年、栄養学の重要性についてよく言われるようになってきましたが、やはり医師も栄養学の知識が不足していると感じています。
もちろん、薬の処方箋の指示については的確に行ってくれていますが、どの栄養素を摂った方が良いまでは食事指導してくれません。
あくまで薬は、異常の数値を下げる対症療法でしかありません。
今までの間違った生活により、異常な症状に繋がっているので、その本質を見極めることが必要
となります。
海外の医師は、サプリメントの処方は一般的であり、栄養素の不足を継続的に行った結果、現状を生み出していると言うことは患者様にも理解をいただく必要があります。
言わないのが優しさではありません。時には厳しいことをお伝えすることも医師関わらず、医療従事者の定めではないかと思います。
しかしながら、医師の権限が強い日本においては、先生からビシッと言っていただきたいと思う場面は多いです。
先生の言っていないことをこちらから安易にお伝えできません。
※看護師、リハビリ職は病気の診断はできないので、医師から伝えていただく必要があります。


皆様に知っておかないといけない栄養学とは?

簡単にお伝えいたします

  • 5大栄養素について(今は7大栄養素と言われたりもしています)

  • 飲水について(水を1日どれくらい摂取すればいいか?など)

  • 睡眠について(睡眠の質を高めるためには?)

  • 運動について(激しければ良いと言うものではないなど)

これらのことは、
医療従事者関わらず、ある程度の知識は持っておく必要があるのでは?
と感じています。
もちろん、自分の健康を予防できるという側面が大きいですが、別のことにも役立ってきます。

例えば、
自分の子供が身長を伸ばしたいと悩んでいる時に、適切なアドバイスや協力ができるようになり、関係性も深まります。

やはり知らないということはたくさんありますが、
知ろうとする姿勢が大切であり、無知を放置するということもなんか違うなと思っています。


最後に

こういう情報をどんどんnoteで発信していきます。
私も栄養学の勉強や栄養回診で病院にいる患者様のラウンド、医療職の栄養学会に通う経験をし、知識をつけてきました。

その結果、
食事では十分に栄養素を確保できないという結果になり、24歳から食事にプラスしてサプリメントで栄養素を補い、生活しています。
※サプリメントにも質があるので、ただサプリメントを飲めばいいという訳ではありません。

こういう知識がない医療従事者では、患者様に適切なアドバイスすらできません。

医療業界の方々に言いたいことは、
患者様にお伝えする前に、自分自身でしっかりと栄養管理をしていますか?
それができていないのに、患者様を助けるなど言葉だけで言わないで行動で示してくださいと僕は思います。
まずは、ちゃんと知って、自分自身から実践しましょう!
と言うことを声を大にしてお伝えいたします。

今日の投稿は厳しくなりました。

またの投稿お楽しみに〜

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