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先進国の中で唯一がんが増えている日本

前回の投稿では、平均寿命と健康寿命の相違により、10年近く自立して生活できず、介護を要しているということをお話ししました。

今回は日本の三大死因について深堀していきたいと思います。現在の日本の三大死因は①悪性新生物(がん)、②心疾患、③老衰です。2017年までは③脳血管疾患でした。老衰がランクインしたのは理由があります。日本経済新聞によると、17年4月に発表された「成人肺炎診療ガイドライン2017」は「易反復性の誤嚥性(ごえんせい)肺炎のリスクあり、または疾患終末期や老衰の状態」の場合には、「個人の意思やQOL(クオリティー・オブ・ライフ、生活の質)を重視した治療・ケア」を行うこととし、患者背景を考慮した上で積極的な治療を行わないことを推奨したことが影響していると推測しています。

しかし、もっと目を向けなければいけないことがあります。それは悪性新生物(がん)の罹患数、死亡数が増加し続けていることです。今では2人に1人ががんになると言われています。目を合わせたらどちらかががんに罹患することになります。学校のクラスの半分ががんです。そんな状況が起こっているのです。おかしなことに他の先進国はがんの罹患率、死亡者数ともに減少しています。同じ高齢化が進んでいるにも関わらずです。とてもおかしなことだなと感じます。

もちろん年齢調整死亡率でみると減少しています。しかし、これだけで減少していると言っていいのでしょうか。もっとがんの本質を私たちは見分けなくてはなりません。

国立がん研究センターによると、がん細胞は、正常な細胞の遺伝子に2個から10個程度の傷がつくことにより、発生します。これらの遺伝子の傷は一度に誘発されるわけではなく、長い間に徐々に誘発されるということもわかっています。正常からがんに向かってだんだんと進むことから、「多段階発がん」といわれています。

傷がつく遺伝子の種類として、細胞を増殖させるアクセルの役割をする遺伝子が、必要ではないときにも踏まれたままになるような場合(がん遺伝子の活性化)と、細胞増殖を停止させるブレーキとなる遺伝子がかからなくなる場合(がん抑制遺伝子の不活化)があることもわかっています。

傷の種類として、DNAの暗号に異常が生じる突然変異と、暗号自体は変わらなくても使われ方が変わってしまう、エピジェネティック変異とがあることがわかってきています。

正常な細胞に決まった異常が起こると、その細胞は増殖します。そこに第二の異常が起こると、さらに早く増殖するようになります。この異常の積み重ねにより、がん細胞が完成すると考えられます。(以下引用)

この細胞の損傷を防ぐには、第7の栄養素であるファイトケミカルスをどうとっていくかを考えていく必要があるのです。ファイトケミカルスについてはまた次回に投稿します。

お楽しみに~♬

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