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抗うつ薬は本当に効果があるのか

精神疾患で特にうつ状態の診断の場合に処方される抗うつ薬。効果がない、副作用が強い、離脱症状が強いなどと言われることが多いが実際のところどうなのか。今回は抗うつ薬の中でも1番強いとされる薬まで服用するようになった私が段階と共に効果について書いてみる。

1.結論から言うと効果はある


当たり前だが抗うつ薬という抑うつ状態を治療するための薬なのだからもちろん効果はある。ただ、経験者の中でも効果を感じられない人もいる。おそらく多くの抗うつ薬の種類の中から自分に合うものを見つけるのが難しいからだと思う。また、抗うつ薬は効果が出るのにかなりの時間を要する。

2.効果を感じ始めたのは2〜3ヶ月後


飲み始めた当初はあまり効果がわからなかったのだが、ネガティブな考えが減っていたことに気づいたのは服用を始めてから2〜3ヶ月後だった。

薬の服用開始から2週間ごとに量を変え最大量まで抗うつ薬が処方され、その後漢方と別の抗うつ薬が追加された。処方の経過も含めると、薬が確定してからは1ヶ月半ほどで効果を感じたと思われる。

効果が出てくるまで時間がかかるため、しっかりと薬を服用し続けることが何よりも大事だ。

3.服用開始から4ヶ月頃には落ち込みがほぼなくなった


体調不良は依然としてあるものの、気分の落ち込みはほとんど出てこなくなった。不安な感情や焦燥感なども消え、この頃退職を決意していたが気持ち的にはとても前向きだった。何かやろうという気持ちも起きてきて、動き回りたいような気分になっていた。

4.服用開始から8ヶ月ほど経った今


最近は本当に全然落ち込まなくなった。無理をしないことを許容できるようになったり無駄な心配はしなくなった。私は無職になったが、この先の不安は特になくなんとかなると本気で思っている。そのくらい薬は無敵になれる。

薬で困っていることは太ったことくらいだ。自分に甘くなったせいもあるし体を動かせない期間が長かったせいもある。

5.気分の落ち込みが長い時は薬に頼るのもあり


薬を服用し続けてみて、気分が沈みやすい傾向がある人は薬に頼るのもありだなと思った。結局思考というのは習慣だから、前向きな思考が長く続く期間を経験すれば薬を辞めても大丈夫なのではないだろうかという気がしてくる。

もし今辛くなっている人がいたら病院へ行くことをおすすめしたい。冬の憂鬱な気分もなくなるくらい効果がある。

別の記事に気分変調症の症状を記載しているので、これらに当てはまる症状があれば十分病院を受診する理由になる。勇気を出して行ってみてほしい。

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