ベンジーのファンタジーは人を嫉妬させ癒す

昔好きで、
今ふたたびやはり好き。ではなく改めてよく知るともう愛情さえ感じる人シリーズ。

お次はベンジーさんこと浅井健一さん。
椎名林檎さんの曲で有名なあの方。

高校生の時友人たちとBJCのライブへ行き、
何を思ったか、ぱっつん前髪にショッキングピンクの服を着て参戦した私だが、



（私の中でピンクはパンクな気分の服であった）

すし詰めのライブハウスの最前列に押しやられていた私への、


浅井さんの、とても優しい眼差しが印象的だった。（気のせいかな）

そうか、
縦揺れの野郎たちばっかりだから赤いキャミと巻き髪の友人や私は目立っていたのかなあと､､

最近ぼんやり考えて、


ふと奥さんてどんな方だろ？

と調べてみたら新婚当時の、

元モデルの奥様だったかたのお姿は、
ゴシックな美しさがありつつも色気があり、
高校時代の私くらいかわいいと感じた､､

→大変sorryです🙇‍♂️

ライブハウスのその時代から私はかれのghostという曲が大好きだったが、

蜘蛛の巣ファンタジー感というか、
廃墟になった遊園地やおばけ屋敷で
恋人と過ごすと言った内容が、

設定も曲調もゴシックかつ
無骨でカッコいい。
映画にしてほしいくらい。


目に浮かぶ､､
かわいいワンピースを着ているちょい気だるいゴスな女の子と、
浅井健一がギターもしくはタバコを手放さず、

2人が終わりのない一日を続ける
ロードムービー。

彼はすごい､､

昔からそう考えてたが、
最近たまたま彼の絵画を見た瞬間
【ただの本物の天才なんだね！】と叫んだ。



素晴らしい曲が絵になってる､､

曲を聴くより素晴らしい世界を伝えられるってどういう事だろ？

ティーンエイジャーのころから引っかかっていた正体はこれだ
彼は無垢かつ非凡な作家【クリエイター】だと。

表現したい世界が明確で的確で、
お花いっぱい美しい世界じゃないのに、

おばけ屋敷や落書きとかなのに、

そーだよね！
ソレ美しい！カッコいい！と共鳴してしまう。

嫉妬するくらいの彼の美意識の世界。

がしかし、私も世界観やこだわりは強い。

それでも、
彼の中の明確なロードムービーの主人公の彼女がやはりゴシックでムーディーな女の子で実写されるならば、

メイクファッションすべて真似したい。。
出演したかったとか言いたくもなりそう。。

確かにトリップしてしまいたくなる。

しかし、
そんな彼がいま活動を、
世の中を良くする事に繋げたいと考えている。

という趣旨のインタビューを読んで、

あの危うい世界観にプラスのエネルギーや安心感が加味されて、

ghostはより素晴らしい世界に感じられる。

彼の頭の中のロードムービーに
出られなくても、

美しく進化していく物語をまた体感していきたいと感じた。