見出し画像

AI・NAGA打牌研究所 File1 「最小リスクで価値あるアガリを」


 記事を書くにあたって実際に自分の牌譜一致度をじつにアナログな方法で調べてみました。

画像1

 「誤」の文字が若干誤魔化されてるのはいいとして、まあまあの正答率。

 この記事ではこれを元にしてメンテナンス前と明らかに変わった所や自分が間違えた箇所についてダラダラ書いていきたいと思います。

それでは早速!


①19字牌処理

画像2

 基本的にNAGAはオタ風→役牌の順で切っていきます。

 僕、打ってて思うんですけど字牌の切り順って割とどうでも良いはずなのに、ちゃんとやると思ってる以上に成績が安定するんですよね。多分精神的に安定できるからだと思うんですけど、これ「字牌セロトニン効果」とかで論文書けたりしませんかね。

 で、このヘッドレスの手でまずドラ表の1mを切るか字牌を切るかなんですけど、この1mは割と残した方が良いと思います。

 ドラ引きっていう大きな打点アップがあるのと、14や145って弱い形ですが、1456っていうのは3mを引いたら連続ターツになるので割と強い形になります。さらに今回は萬子が134568という良い形になるのでドラ表とはいえなんとなく切らないようにしたいものです。

画像3

 で、南か白なんですけど、NAGAは打白としました。昔のNAGAなら南を切っていたと思います(多分)。

 ここで、1つの条件としてオタ風→役牌のシステムが変わる条件としては、①門前でも先手をまあまあ取れそう②平和になりやすく、ヘッドレス(白を重ねるより南を重ねる方が満貫を作りやすい)③タンヤオが色濃く見える、が挙げられると考えられます。

 まあそれでも世間一般的には「先制リーチなら役牌先切りしろ」と言われてるので、NAGAはそれよりは全然役牌残す派だと思います。


②良型と守備力との兼ね合い

画像4

 これは僕は鳴かない選択したんですけどナーガは鳴いてました。

 これはいわゆる「シャンテン数の変わらない鳴き」と言われるものですね。僕は「形と打点が良くなるなら手牌を短くしてもよい」みたいな考え方をするので、上の打点はほぼ上がらない、5s引いたらタンキ聴牌になる、みたいな手はスルーするのが普通かな、とか思ってました。

 でもこれ鳴かないと、聴牌したときに確実に愚形待ちになるんですよね。

 聴牌した時、良型だったら鳴きに対してはまあまあ押して良いんですよ。だから、

「聴牌した時に愚形にならないようにする」

という観点でこのチーをしたんだと思います。

 そう言われてみるとラス目の下家に4s鳴かせたくないとか手牌短くしたくないとか感情的に拒絶してる部分は結構ありそうなので見直していきたいと思いました。


③先切りと2ハン手役

画像5

 平和・イッツーの1シャンテン。僕は8pかなと思ったんですけどNAGAは2p切りました。元々かなり先切りしない寄りのAIだったので正直驚くとともに、2pの方がいいなとも思いました。

 理由としては①ドラ0なのでリーチ+1ハンを打ちたい(今回は+2ハンになる場合もある)②2p先に切れてることでラス争いしてる2人から後々ワンチャンスになった時などに押し出される可能性がある③それらを覆すほどの受け入れに差がない、ってことになると思います。

 基本リャンメン+リャンメン高め2ハン手役のイーシャンテンくらいになればのみ手になる受け入れが消える先切りは許されるんじゃないでしょうか(まあ基本先切りした方がいい状況って少ないよって話です)。


④ラス目のドラの扱い

画像6

 ラス目で迎えた南2局、9pかなと思って見てたらNAGAはドラの打「西」。

 なんか南場のラス目でこんなどうしようもないイーシャンテンからドラ切って後々ドラを引いてくると精神的に来るものがあるんですよね。だから「ラス目の心得」がどうだこうだ言ってこういうドラは切りたがらない。

 でも冷静に考えるとオモチャのピストル、ペンカン7pとはいえ、聴牌逃して2人のどっちかにアガられるの最悪なんですよね。西で振り込むケースもありますし。っていうので割とこういう状況だからこそ一巡でも早くリーチを打ちたいって考え方はとても合理的に思えます。

 ちなみに僕は相手にするとしたらこっちのタイプの方が断然嫌ですね笑


 という感じで毎回これくらいの分量を目安に書いていきたいと思います。またコメント、意見などあればTwitterに書いて頂けると嬉しいです!

 読んでいただきありがとうございました!