短編映画のアイデア
愛子の歌謡劇場 ヤットン節 チャッカマン
忍法解説。
忍法猫パッチン。
術者は猫の胴体にゴム紐を付けて、鎖分銅のように回す、すると頭に猫が飛び乗り、相手の首をしめて殺す。
この術をつかう女忍者がいた。くのいち愛子。その猫の名前は愛愛。賞金稼ぎである。くのいち愛子は大目付に秘密の場所に呼び出された。
妖術使いの妖僧が将軍にとりいって御政道を乱しておる。大目付がくのいち愛子に妖僧を忍術猫パッチで始末するように依頼した。
秘技、猫パッチンの猫を連れて、江戸城の奥深く、入っていった。くのいち愛子は松の幹の影に隠れた。いたいた。聞きしに勝る怪異な容貌をしている。妖僧は縁側で爪を切っていた。猫をぶんまわし、妖僧脳内に猫、愛愛を投げつけようとすると、にやあおおん。どこからか鋏が現れて、猫は空中高く舞い上がった。
しっ、くのいち愛子は声を出さないように、口を押さえられた。
逃げるんだ。
闇夜に見える姿は甘い顔をしたいけすかない二枚目だった。
何すんのよ( `Å´)
何とか 江戸城を抜け出した愛子の前にはいけすかない二枚目が立っていた。
女忍者、猫パッチンがきくと思っているのか?
ふざけないで、猫パッチンは必殺技よ。それより、あんたの名前は?
田口順之助。男は上から目線で答えた。
ふ、ふ、ふ、ふ
そう思うなら、女忍者。その必殺技を俺にかけてみろ。
何て小生意気な男なの。
私は手加減はしないわよ
猫パッチン。(ーё一)
愛愛は飛んでいき、田口順之助の頭に乗っかった。しかし田口順之助は身動きもしなかった。
こう見えても猫の愛愛は寝技、世界一よ。
このにやけた男をしめおとしておしまい。
にやああああ
愛愛は前足を組んで田口順之助の首をしめるが田口順之助は笑っているだけだ。
ふはははは。笑い声だけは豪快だった。猫パッチン、破れたり。
きゃーーあああ。
田口順之助の頭は地面に落ちた。
そして、なんということだろう。(ーё一)
頭がまた、にょきにょきはえてきたのだった。
これこそ秘技猫パッチン破り。
女忍者、今日はさらばじゃ。
田口順之助は満月の中に消えていった。
妖僧脳内も首にょきにょきの技をつかえるぞ。助けてくれてありがとうと言ってもらいたかったな。( ´∀`)は。はははは。
滝行じゃ。
どこからか、声が聞こえたような気がしました。そうだ、滝行をしよう。
くのいち愛子が育った忍者の里にはくのいち愛子のおじいちゃんも住んでいて、
くのいち愛子はおじいちゃんの顔が思い浮かんだ。
白装束に身をまとった愛子は思いきって滝壺の中に飛び込んだ。(ーё一)
いやーん、冷たい。身体をよじると、
あれ、くのいち愛子が岩の方を見ると愛愛が同じように身をよじっている。
これは、もしかしたら、おじちゃんが言っていた
高等忍術、ペット一心同体。遠隔操作で動物を殺人ロボットにかえることができるわざ。
これで賞金稼ぎがやりやすくなる。
愛愛に刀をもたせると愛子が思ったように刀をうごかしている。
やったあああ。
なに、猫と遊んでいるんだよ。
あんた。
また、あんたなの。
愛子は木の枝の上で頬ずえをつきながら自分の方を見ている田口順之助の方を見ながら、べっかんこーをした。
田口順之助は木の上であぐらをかいた。
きみにいい情報を教えてあげようと思って来たんだぜ。妖僧脳内、週に一度、江戸城の外に出てお楽しみだ。
・・・・・
愛子と愛愛は江戸の庶民が入れないような寺にいた。青い空の上に満月が輝いている。あの得体の知れない男、田口順之助のはなしでは妖僧脳内は寺のなかで美女を集めて乱こうパーティーをやると言う。
妖僧脳内は不思議な油を使って、怪異な容貌のくせに美女をその気にさせるという。
ペット一心同体の技を身につけた今、私には敵はいない。
脳内の首はとったは。
さあ、行くわよ。愛愛。にゃあ。
巨大な豚のような肉の固まり、白いなまめかしい裸体が絡んでいる。
小さな刀を持った猫が妖僧脳内の首をとりにいった。
にゃあにゃあ、愛子は遠隔操縦で猫を操った。そのとき部屋の片隅にいた黒い影が急に愛子の方に向かってきた。それは女だった。しかし背中には蝙蝠の羽根がはえている。こうもり女は美女の身体に魔方の油を塗ることのほかに妖僧脳内のボディーガードも勤めている、身体には黒い革の水着を着ている。くのいち愛子の計算違いだった。敵がふたりもいるなんて。その時、大きな音がして部屋の壁に穴があき、砲弾のようなものが頭をだし、そのなかから声が聞こえた。さあ、ここにはいるんだ。愛愛と愛子がそのなかに入るとどんどん、空に上がっていった。
その砲弾は巨大な凧につながっている。
愛子はそれが田口順之助だということはわかったが、その姿はぼんやりとしている。身体がほてってくる。
自分の意思に反して田口順之助を求めてしまう。
ばか、眼をさませ。
愛子は自分でも自分が誰かわからない気がした。身体の中がむずむずして田口順之助にキッスをしたくなる。潤んだ目で田口順之助を見てしまう。順之助えええ。すると突然、この得体の知れない男の手が伸びて愛子の太ももに触れた。
いやーん、なに、するのよ。
ばか、恥ずかしがっている場合か。
愛子は人差し指を自分の唇に当てた。
田口順之助の手にはものを拡大してみるための大きな虫眼鏡が握られている。
田口淳之介は愛子のふとももをじっと大きな虫眼鏡で見つめた。
やっぱりそうだ。君の身体は魔法の油の毒牙におかされている。
田口順之助はくのいち愛子に覆い被さると太ももを吸った。
もう大丈夫だ。僕は君の命の恩人だよ。君は色きちがいになって狂い死ぬするところだったんだぜ。
にゃあ、愛愛が鳴き声をたてたが愛子は何がなんだかわからなかった。愛子が愛愛の方をみると愛愛はエメラルド色の綺麗な球で遊んでいる。
これは!
君の相棒はいいもの持ってきたよ。
君が飼っている猫のお手柄だ。これは非常に価値のあるものだ。
どの位の価値なの。
妖怪脳内の首をとったら大目付にいくらくれると言われた。
このくらい。
愛子は指で金額を示した。
その三倍はある。
へへへへへ。いいこと聞いちゃった。
二人が大凧につるされたロケットから降りてくると江戸の街は夜が明けていた。
女忍者、僕は妖僧脳内の様子を伺ってくるから。
あなたは敵なの、見方なの。
ふふふふ。
田口淳之介は謎の微笑みを残したまま江戸の街に消えて行った。
いいことを聞いちゃった。
くのいち愛子は盗品の宝石を買ってくれる南蛮人の商人を知っていた。
行くっきゃない。危ない目に会うよりも簡単に大金が入るわよ。
魔法のやかたのような家の中に入っていくとおかまの宝石商人が待っていた。。
どれどれ見せて頂戴。
おっ、これはどこから盗んできたんだい。ふふふふ、へへへ。
私がお前の知り合いだとでも思っていたのかい。
あんたは
仮面を脱ぐと、そこには妖僧脳内がいた。
妖僧脳内は気持ちの悪いぬるぬるした怪獣に変わると愛子に襲い掛かった。
こんなことだと思ったよ。
女忍者その球を上にあげるんだ。
愛子の上げた球を田口順之助は不思議な拳銃で撃ち抜くと七色の粉に変わって妖僧脳内は綺麗な小さなカエルに変わった。
ポケモン一匹、ゲット。
あんたは。
そう、ポケモンゲッター。
愛子のいる忍者の里の上の方にポケモンゲッターの里があった。
彼らは不思議なポケモンをつかまえると
南蛮人に売るという、実入りのいい商売をしていた。
おじいちゃはいつもポケモンゲッタ-は人間の屑だと言っていた。
ポケモン、ありがとう。また田口順之助は大凧にのり込んだ。
空にするすると上がって行く。
ちょっと、ちょっと、あんた、待ちなさいよ。
女忍者じゃない。私には森山愛子って言うちゃんとした名前があるんだからね。
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