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マジックナンバー3

3という数字には何か不思議な力が宿っていると思っている。

二度あることは三度ある
三度目の正直
石の上にも三年
三人寄れば文殊の知恵
早起きは三文の徳
仏の顔も三度まで

ことわざだけでも、3が入るものがこれだけある。パッと思いついたものを並べたから、調べたらもっとあるでしょう。

人間の身体だって、細胞が完全に入れ替わるサイクルは3ヶ月らしい。
私の得意な三日坊主だって3だ。

そんなことを調べていたらこんな記事を見つけた。
3はマジックナンバー。やっぱりそうなのか!!


私もアフリカから帰って来て3ヶ月が経った。
この3ヶ月目が鬼門なことを私は知っている。

昨年もアフリカに行けなかった日から約3ヶ月。出発も決まって目前なのに、超無気力で自暴自棄だった。

パッキング大好き人間が何も手をつけず、毎日ぼーっとして過ごしていた。英語のオンラインレッスンもさぼった。
アフリカに行きたくないとすら思い始めていた。10月に行って1月に帰るとか隊員として何しに行くん?30万近く自腹とかアホか。

この条件でも行くって決めたのは自分なんだけどね。

最近も完全に負のループにハマっている。

毎日とにかくやる気が出ない。スマホを見つめる時間がどんどん長くなる。
やろうと決めたの英語の勉強も筋トレも疎かになっている。時間を水に流しまくっている。
メンタルが荒れると部屋も荒れる。それを見てまた落ち込む。
過去のことを思い出しては落ち込み、自暴自棄になる。

そういう日もあるよねって受け入れたい自分もいれば、このまま社会復帰できないんじゃないかと不安になる自分もいる。

とにかく今はダメなのだ。


毎週土曜日に大学の講座に通っている。ダメモードでも、これにはお金がかけたしちゃんと行く。ケチ精神。

午後は英語のスピーキングの授業を受けているのだが、突然幸せについての討論が始まった。
いや今日はプレゼンするだったはずだぞ?宿題の意味!!!めっちゃ頑張って準備したぞ!?!

とはいえよく喋るこの先生。サッカーをフットボールと言わないとガチギレするイギリス人の先生。幸せについてのアツい語りが止まらない。

どうやら昼休みに食堂で一緒になったシスターとその話題になり(キリスト系の大学なので、構内にシスターは普通にいる)
感銘を受けた先生は1つ前のクラスでも幸せについて語り、さらにそのシスターに講話までしてもらったらしい。

ホワイトボードには講話の内容が残っていた。

幸せとは何か。答えはない。その人が決めるのだ。そしてその人が置かれた状況で変わっていくものでもある。

シスターが考える幸せの一つが
「ゴールを決めて、そこを目指すこと」

これが私の中に、今でも引っかかっている。


今、私は自分の置かれている状況が幸せでないとは思わない。むしろ時間がたっぷりあって、少ないながら手当ももらえて、とても贅沢だ。

ただ、ゴールがない。

復職に向けてのこの1年間だけれど、本当は仕事を続けたいのかやめたいのか、迷いだらけだ。伸ばしたいスキルはあれど、最後にそれをどうしたいかにもまた迷いがある。
やってみたいことも、ただやりたいだけで何につながるのかまったく考えもつかない。

人生の選択肢を増やそうと思って色々やってきた3ヶ月。良かれと思ってやったことが、ゴールを広げすぎて、遠くさせてしまったのかもしれない。焦燥感はここから来ているのかも。

考え方を変えてみよう。
資格を1つ取ることだってゴールなのだ。たとえそれをその後の人生において使うことがなかったとしても。

だからこの3ヶ月で着手したことは、最後までやりきってみようと思う。
まだ恥ずかしいレベルだから誰にも言ってないけれど、やり始めたことがいくつかある。せめて人に話せるようになるくらいにはなりたい。

3月末にどうなっているのか、何を生業にして生きていくのかを決めるのは、まだ先でいいのかもしれない。

むしろ同じ状況が3ヶ月以上続くのは初めてだ。乗り越えられるのか、流され続けるのか、はたまた新しい何かと出会うのか。
この先に何があるのかを見てみたいと思う。

落ち込んで何も手につかない自分だって、3週間くらいはいいんじゃない?
だって3はマジックナンバーだから。
私、30代だしね(?)


とはいえ思考を変えるのはなかなか難しくて、今日もまた負の感情に埋もれている私です。
昨日だって電気つけたまま寝落ちしちゃったしさ。イヤホン見つからないしさ。

でも朝からアフリカの同期と電話して、ちょっとホクホクしています。ありがとう。

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