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配管設備の維持に最適な配管更生方法とは? NMRパイプテクター®-NMRPT-と他工法の比較

避けて通れない配管内の赤錆腐食対策
水が通る配管内では配管内の鉄などの金属部が、水と接触する為に赤錆腐食は避けられません。経年と共に赤錆腐食は進み様々な問題を引き起こす為に、対策として配管更新、または配管更生により配管の修繕を今までは行ってきました。


様々な配管更生工法と防錆効果について
配管更生にはいくつかの種類がありますが、防錆効果や水質への安全面でいずれも問題があるものでした。その中でも実施される事の多い「エポキシライニング工法」は、配管内に専用の樹脂を流し込みコーティングする事で、配管内を更生するものです。樹脂を流し込む前に配管内をサンドブラストにて研磨し、既存の赤錆を取り除きますが、研磨によって配管自体も削られ、配管の耐久度が劣化してしまいます。また、配管内をコーティングするエポキシ樹脂には、ビスフェノール類が主成分として使用されますが、水中に溶け出し、人体に取り込まれる事で健康面に悪影響のある事が知られており、米国やカナダ等ではその取り扱いについて問題となっています。
脱気による工法では、配管の錆の原因となる、水中に溶け込んでいる酸素などの気体を取り出す事で赤錆を防ぐものです。しかしマンションでは、夕方などの給水管の水の使用量が多くなる時間帯で、脱気装置の処理が間に合わない事になりバイパス配管で水を通してしまう為、その間は当然防錆効果が見込めません。
犠牲電極は、犠牲電極に含まれる金属が溶け出す事で電子を放出し、配管の鉄部の酸化を防止する工法ですが、犠牲電極から一番近くの錆こぶに電子が流れてしまうため、配管全体への防錆は困難です。


NMRパイプテクター®-NMRPT-の防錆効果が高く評価される理由
これらに対し配管内赤錆防止装置「NMRパイプテクター®」で防錆を行った場合は、防錆効果、水質への安全性ともにお客様の満足いく結果を出す事が可能です。その理由として、NMRパイプテクター®は配管の外側に装着し、配管内の水に直接触れることがない為に衛生的で安全です。防錆効果については、配管内の赤錆を黒錆に還元するもので、黒錆は赤錆と異なり水に溶け出す事がなく、硬い結晶の不動態となります。配管内に既存の赤錆がある場合、赤錆が黒錆に還元する事で配管内に黒錆被膜が形成され、配管内が赤錆の発生しない配管に強化されます。黒錆の体積は赤錆の体積の1/10となる為に、赤錆による配管内閉塞は縮小改善されます。既存の赤錆の無い配管の場合は、防錆効果により良好な配管内状態が維持されます。このNMRパイプテクター®による防錆効果は、最低でも40年以上継続する設計となっており、建物寿命まで配管を延命する事が可能となります。


防錆効果だけでなくその内容についても評価がされてきたNMRパイプテクター®-NMRPT-
NMRパイプテクター®による、赤錆を黒錆に還元する技術は、「NMR工法」として厳しい審査を通過し、日本、米国、英国、韓国、香港と多くの国で特許を取得しています。また、「アジア太平洋防錆学会」や「(社)日本防錆技術協会」にて研究論文を発表し、その内容について、他には無い技術である事から高い評価がさています。国土交通省認定 財団法人マンション管理センター監修の「マンション管理の実務」では、赤錆を不溶性で不動態の黒錆(マグネタイト)に還元させる赤錆・赤水対策の新技術として掲載されました。


販売開始から24年以上導入され続けている事がNMRパイプテクター®-NMRPT-への評価の現れです
NMRパイプテクター®の導入数は2020年現在、4,200棟以上となり、導入の都度、防錆効果検証を行い、防錆効果の立証がされています。
その結果、配管更新や他の更生工法では得られない、防錆効果やその他の多くのメリットについて、多くのお客様から満足と高い評価の声をいただいてきたものです。

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