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カレーメシのウマさは無駄?

-自己肯定感が低すぎる『裏側』-





記事の内容は全て個人の妄想・フィクションです

日清食品グループ様と実在の商品について全くの関係がありません





帰り支度をするカレーメシちゃんに話かける。

俺「カレーメシちゃん…ちょっといい?」

カレーメシ「んー?どしたの俺くん??

   真剣な顔ウケるぜww  小腹でも減ったぁ??」


俺「いや…」


カレーメシ「そんなときは  ドドドーン

              アタシ! !カレーメシ!!!!」



俺「そうじゃなくて今日は一緒に帰ろうと思ってさ、どう?」

カレーメシ「えー!?珍しいねー!

          いいよ!5分で支度するぜ!!」



大慌てで帰り支度をするカレーメシちゃん。


元気ハツラツな姿を見ると自分の心配が杞憂なのではと考えてしまう。






カレーメシ「今日は急にどうしたのー?

ま・さ・かー!?アタシに告白かー!?

いやー俺くんの気持ちは嬉しいけどさwww」



冗談混じりに笑うカレーメシちゃん。
いつも通り明るく天真爛漫に「見える」



俺「…あのさ、カレーメシちゃん。

お願いがあってさ…」

カレーメシ「何!?お願い??イイぜ!!

アタシに出来ることなら何でも言ってよ!」






俺「…君の裏を見してもらっても良いかな?」

カレーメシ「…!?」


カレーメシ「なんで裏ー!?笑

えぇ〜〜なんか恥ずかしいからダメでーす!」

そう言えばさー!と始めた別の話を遮り俺は言う




俺「……見せて、頼むよ」




しばらくの沈黙が1人と1杯の間に挟まる


カレーメシ「…」

カレーメシ「嫌だよ…」

俺「なんで?」

カレーメシ「なんでって笑
それこそなんで私『なんかの』裏を!?」


俺「『なんかの』って、そういう言い方…



…ごめん!!カレーメシちゃん!」


カレーメシ「ちょっと!?俺くん!?」


俺は強引にカレーメシの後ろを覗き込む。


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無駄?


不自然で自虐的な言葉が瞳に映る。

カレーメシ「…ごめん!!…先帰るね!!」

止める間も無くカレーメシちゃんは立ち去る。


俺「カレーメシちゃん…」










無駄

むだ【無駄/▽徒】
[名・形動]

1 役に立たないこと。それをしただけのかいがないこと。また、そのさま。無益。「―な金を使う」「時間を―にする」-デジタル大辞泉





俺は不自然なその言葉が忘れられずカレーメシの裏側について調査してみることにした。


裏側①「無駄」

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最近復刻したばかりの新商品のシーフードにも無駄にウマイぜ!が刻まれている。

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やけに細かい注釈が多いバターチキン



裏側②「じゃないのかよ」


カレー味以外も調査する必要があるみたいだ。

ハヤシメシの裏側を確認する。


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もはやカレーじゃないのかよ!と元気なツッコミ

ハヤシはハヤシなんだから、そりゃそうだ。


裏側③「無駄なトッピング」


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トッピングも無駄とでも言うのか?

全てのちょい足しを否定するかのような物言い

入手はできなかったがメキシカンチリ味の裏側には「チーズを入れても無駄にウマイぜ!」と書いてあるらしい、チーズすらも!?



もっと色々と調べなくては
そうだ、SNSをチェックしてみよう!


裏側④「おしゃれになりたい」


カレーでもない、ウマーでもない、
オシャーメシ。


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3つとも同じ内容で投稿されている。

一見普通のタグに見えるが、少し寂しさのようなものを感じるのは考えすぎか?



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エモさ調整チーズパウダーってなんだよ!



安直だがおしゃれにするならロゴをカップヌードルみたいに英語するなんてどうだろうか?

しかし、オシャーメシはやけに無骨にカタカナだ



#飯好きと繋がりたい

飯といえば他にも調査するべき商品がある。



裏側⑤「ぶっこむ」

ぶっこみ飯
ラーメンスープをご飯にというシンプルさ。

彼らの裏側から何かわかるかもしれない。


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衝撃だった。

全く暗さを感じない、シンプルな宣伝。


罪深き、うまさ。


たまごを入れると、おいしいよ!


カレーメシの文章ばかり見ていて完全に麻痺していたがこれが普通、これが当たり前だ。



そういえば店舗タイアップがあったはず!

裏側⑥「タイアップ」

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マシライスの「不謹慎に美味い」に若干引っかかるところはあるがそれ以外は普通。



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前向きにこだわりの味について書かれている


そして、この違和感は間違ってないと確信する!

カレーメシちゃんの裏側は何がおかしい!

よくみたら、なんだこの蓋。


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わざわざ注釈を入れる必要があるか?
いつもの天真爛漫さはどうしたんだよ

何に、誰に、怯えているんだ?



ここもそうだ

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自称をつけるくらいなら比較しなくていいのに

一体どうした…?






裏側④「58%」

カレーメシちゃんがカップヌードルさんを意識しすぎてる素振りは小さい時からあった。


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なんなら注釈も変わっている。

カップヌードルよりウマい!(自称)

ルゥがゴロっと入ってるぜ。


カップヌードルさんの隣だと少し萎縮して見えるのは気のせいか?




裏側⑤「飽きたら」

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そして、ウマーメシの裏側に絶句してしまう。

飽きたら代わりはいるとでも言いたいのか?

さっきから他と比べてばかり、、、

カレーメシちゃん…君は一体…

そんなことを考えると夜はよく眠れなかった。









翌日カレーメシちゃんが休んでいると知った。

昨日のことが原因だろう。


探さないと、そう決意したときだった。




俺「カップヌードルさん?」



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俺「カレーメシちゃん…ここにいたのか」






カレーメシ「俺くん…よくここがわかったね」

俺「…場所を変えようか」







俺「ごめん、カレーメシちゃん

何か辛そうに、怯えてるように見えて

それで…」



カレーメシ「そんなふうに見られてたんだ、私
もーー言ってよー!何か恥ずかしいなー笑




 …だとしても俺くん、酷いよ


何も知らない癖に、、、私の事なんてさ」





俺「…カップライス」

カレーメシ「!?」


俺「カップヌードルさんから色々聞いたんだ
嫌な話かもしれないけど、言うね

ジャンルはカップライスというらしいね
君らしくて良い名前だよ。


そして、クレームのことも…」



カレーメシ「…うん」

静かにカレーメシちゃんは頷く



俺「カレーメシちゃん

君は名前が変わっていたんだね」




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カレーメシ「…うん、知られちゃったね」


えへへ、とわざとらしく笑い

いつものように明るく続ける



カレーメシ「ねぇ、俺くん
今日は1日さ、私に付き合ってくれない?
午後から晴れるみたいだしさー




そうだ!海でも行こうよ」













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カレーメシ「私ね、発売してすぐにカレーライスじゃないってクレーム入っちゃって

カップヌードルお姉ちゃんに憧れてたんだけど

うまくいかなくって、名前も変わっちゃって…」


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カレーメシ「2014年の食品ヒット大賞の時にさ
優秀ヒット賞を貰って安心した後だったから少しびっくりしちゃってさ…


それからはずっとこんな感じ」




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カレーメシ「今の私も嫌いじゃないよ、本当に。
でも、クレームを思い出しちゃう時があってね
誤魔化そうとして無理して見えたかな?」

カレーメシちゃんは寂しそうに笑った








俺「…カレーメシちゃん!

俺はカレーメシが好きだ!

カップヌードルさんのことなんて関係ない!

カレーライスじゃなくて良い!

クレームなんて本当にどうでもいい!

カレーメシはカレーメシなんだよ!
自信をもっていいんだ!

君の美味しさは絶対「無駄」なんかじゃない…

「無駄」なんて事はこの世に無いんだよ!」




カレーメシ「俺くん…




                     ありがとう」













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「よく混ぜると『最高』にウマイぜ!」











裏側⑥「無駄なんて…」



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いや、これは流石に無駄だけどさ










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