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ズボラが眠るための効果的な方法

毎晩気持ちよく寝付けていますか?

寝たくて布団に入ってもなかなか寝付けず、気がついたらYouTubeやTwitterを巡回。気がつくとアラームが鳴り重い体に鞭を打ちながら朝を迎える。
そんな日々が続く方も多いと思います。

かくいう私も毎週ある何かしらの発表、締切に追われその不安や構想で頭がいっぱいになりうまく寝付けない日々が3年ほど続いていました。
気がつくと平均睡眠時間は1日4時間。変なテンションで1日を乗り切ろうとしますが15時を過ぎると耐えきれない眠気が襲ってきます。
カフェインで体を誤魔化しながら活動を続け、恐ろしい眠気とともに帰宅。
やっと風呂に入りリラックスできると思いきや、布団に入っても充分に寝付けずSNSを意味なく巡回し気がついたら朝。
そんなこんなで1日12時間以上研究に勤しんでいるのに進捗はうまく上がらず。
そんな日々を過ごしていました。

時間の過ごし方が良くないのだろうと、仕事術に関するビジネス書を読み漁ると大体最終章あたりで共通して書いてあるのが睡眠の重要さでした。

そこで睡眠の質を上げるために行ったが失敗した5つの体験談と、最終的に最も効果のあった、とても単純な1つの方法について紹介しようと思います。

失敗1:アロマオイル

アロマオイルが香る中眠りにつく。おしゃれで余裕のある寝付きに見えますよね。
入眠障害はストレスが一因である可能性があり、いい香りに包まれて寝ることでストレスを緩和でき快眠を誘導できるかもしれません。

さまざまなオイルを試そうにも貧乏学生、貯金は雀の涙しかありません。
そこで色々と調べて目をつけたのが無印良品の「おやすみブレンド」です。

SNSでよく眠れるとバズっていたことから目をつけたこのオイル、私も標準な健康体の人間ですから万人に効くのであれば私にも効くだろうと店舗に赴き、棚にあった商品のうち最もリラックスできるにおいであることを確認してから購入しました。
一緒にアロマストーンも購入し、寝る前に枕横に数滴垂らし1ヶ月ほど検証を行いました。
とりあえず1カ月行うと決めたのは、自身のリラックスタイムとにおいを体に関連付けることで入眠のスイッチにしようとしたためです。

結果、最初の数日はなんとなくいい感じがしてたものの1週間経てばすっかりにおいや特別感に慣れ通常と変わらない寝付きに戻ります。
加えて毎晩前に寝る前にポタポタと丁寧にオイルを垂らす面倒臭さといったら……。

まとめますと、

においにすぐ慣れ設置が面倒

ズボラには敷居が高い。


失敗2:ぬるめの風呂に浸かる

体温の変化と良い睡眠には関連があるようです。

深部体温の低さと眠りやすさは比例するようで、入眠前に手や足の温度を上昇させ外界に熱を逃がすことで深部体温が下がりやすくなるようです。

そこで、睡眠前にぬるめの湯で入浴し手足を温めてから入眠すれば効果があるのではと1カ月間寝る前にお風呂に入ってみました。

結果、睡眠の質は向上し気持ちよく入眠、起床できるようになりました。
しかし、毎晩ボロボロの状態で帰宅し夕食も適当に済ませ入眠する毎日。
毎晩お風呂を沸かし、ゆっくりと浸かり、風呂から上がって丁寧に体のケアをして、入眠する。
1カ月毎日この生活をすることは現実的に不可能でした。
加えて上昇する水道代と光熱費。

まとめますと、

風呂の効果はあるが、毎日入る余裕もお金もない

心の余裕と貯金額には強い正の相関があります。きっと。


失敗3:スマホを断つ

睡眠前にスマホを断つことでブルーライトによる刺激をなくすと睡眠の質が高まる。
よく聞く正論です。これもストレス低減のための一部なのでしょう。

物は試しです。やるだけやってみようと就寝1時間前からスマホ、PCを断つ生活を1カ月行いました。

結果、ご想像の通り全く意味がありませんでした。
スマホを断っていても頭は常に動いています。入眠時に開かれる脳内会議はスマホがあろうとなかろうと関係なく開催されました。
また、折角断っているのに後輩からの機器の不調についての質問の電話が来て結局手に取り対応していることもありました。

まとめますと、

全く意味がない。頭は動き続ける。

Z世代にはきつい。


失敗4:酒を飲む

これに関してはソースなんてございません。

歯磨き後に寒ければぬる燗、暑ければ冷で安い日本酒を一杯飲み、簡単に口内洗浄をして体が温まってきたら布団に入る。
これを1カ月続けました。

結果、たいへんよく眠れますが、寝覚めは最悪です。
2日酔いというほど酔ってはいませんが、2週間続けたところでなんとなく体がだるくて重いような1日を過ごすことが増えました。
また、下手においしい日本酒を買ってしまうとここは酒好きの性、普通におつまみを食べ晩酌が始まります。
お金も飛んでいきますし、きっとさらに続ければ太るでしょう。

まとめますと、

入眠はできるがデメリットが多すぎる

こちとら代謝のピークは超えてます。


失敗5:音楽をかける

これもストレス低下のための対処法の一つなのでしょう。
子守歌、岩盤浴のBGM、クラシックコンサートでの抗えない睡眠欲など、入眠に誘う音楽は存在しそうです。

とりあえずYouTubeで効果のありそうな音楽や環境音を4種類見繕い、それぞれ1週間ずつ入眠時にかけ、最も寝つきの良いものを探すことにしました。

ますはヒーリングミュージック

入眠には効果的でしたが、2日で慣れました。
また、1時間以上の曲だと入眠1時間後に起きて消す、という作業をするためそこで目が覚めて眠れないことがありました。
数分の音楽をランダムに毎晩流せば効果はあるかもしれません。

次に環境音

電車で爆睡することが多いのでよく寝れるだろうと、電車音を選んだのが失敗でした。
爆睡できるのは狭い車内に座っているからで、ベッドの上で聞く電車音は、緊張感のある車内で一人布団をひいてリラックスしている感覚でした。
とても眠れません。

そしてクラッシック音楽

小さい頃にクラシックを齧ったせいか、普通に毎回聞きすぎて眠れませんでした。
1時間単位でクラシックを聞くのは余裕であることを忘れていました。

最終週は作業用BGM

とてもおしゃれですが眠ることはできませんでした。
おしゃれすぎてアロマオイルを垂らしてウイスキーのロックでも飲みながら本を読みたくなってしまいますし、実際そうしてました。

まとめますと、

音楽を聴いてしまう

音楽に加えて、リラックスできる環境のどちらもが必要なのかもしれません。


成功:すべてのエネルギーを一日で使い切る

もうこれだけです。
以上までの検証をしていて、必ず眠れる日には共通点があることに気がつきました。
それが、頭と体をよく動かした日です。

上記の検証が終わってから半年ほど、エネルギーを使い切るように意識して生活してみました。
以下エネルギーを使い切ることに一役買ったと思われる1日の過ごし方を列挙します。

  • 毎日はしんどいので、火曜、水曜、木曜だけ頑張る。

  • 1日中頑張るのはしんどいので、頑張る時間を朝8時から夜8時までと決める。

  • 頑張る日はなるべくずっと笑顔でおり、人と話す時は声をワントーン上げる。

  • 3食しっかり食べる。腸から頑張る。

以上、小学生みたいな内容ですが案外こういう基礎が大事なのかもしれません。
エネルギーを使い切ることを意識してから、不思議なことにそれまでダラダラと1日中研究していた毎日がメリハリのある生活に変わりました。
進捗もネガティブデータも体重も、目に見えて増えたように思います。
生活にもcontrolは大事なのだと実感しました。

入眠能力を得た博士課程が社会に適合する日は近い。

それでは、また。


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