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【5e】Dragonflightでドラゴンのことを学ぼう!【世界一有名なファンタジーRPGの第5版】

注意:本記事は全編無料です。応援いただけると軽率に買ったサプリメントの翻訳や利用、感想とか捗るので、ちょっと試験的に販売ボタンをつけてみます。

発売延期は哀しい…

本来なら今頃「フィズバンと竜の宝物庫」を読みながら、どんなドラゴンをぶつけていこうか、どんな宝物を用意しようかと色々心を躍らせていたはずなのに、流通の都合でなんか色々あって発売が延期されてしまった。
非常に哀しい。せっかく日本で展開が再開されて、ドラゴンに関するサプリメントがようやく発売されるって言うのに…だって『ダンジョンズ&ドラゴンズ』ですよ、ドラゴンに関する本は必須じゃないですか。それがようやく出るって言うのにこの有様ですよ。
この悲しみをどうやって癒すか、そう。『サードパーティーのドラゴンの本を読む』コトで癒すほか無いんです!!

Dragonflight :The Essential Guide To Playing And Running Dragons

「ドラゴンをプレイし、運用するための基本ガイド」と言う副題通り、この本はドラゴンを知り、ドラゴンを作り、ドラゴンで遊ぶための本だ。
全190ページの本の中身が頭から尻尾までドラゴン・ドラゴン・ドラゴンである。タイトルの『ドラゴンフライト』とは、最大3体で構成されるドラゴン飛行編隊のことだ。PCとして作ったドラゴンで冒険する場合はこのドラゴンフライを編成するコトが推奨されている。

本の各章について

この本は「ピラトラクシス・ヘックスファング」と名乗る古代から生きてきた竜が、『自分たちドラゴンとは何か』を人間が理解可能な言葉で書き表した本、と言う体で構成されており、以下の7章に分かれている。

  • 第1章:ドラゴンの定義

  • 第2章:ドラゴンの設計者

  • 第3章:ドラゴンのためのゲーム運営

  • 第4章:宝物庫、ナワバリ、そして棲息地

  • 第5章:ドラゴンの社会と心理

  • 第6章:グレートウィルムとその向こう側

  • 第7章:伝説のドラゴン

現在筆者はこの1章と2章をざっくり機械翻訳で訳して読んでるのだけども、この2章だけでもうこってりとドラゴン漬けになっていてなかなか心地よい。

「第1章:ドラゴンの定義」だけでも濃い

まず第一章で『ドラゴンとは何か』をこってり紹介している。そもそもドラゴンには「トゥルー・ドラゴン」と「ドラゴンキン」の二種があり、この本では『トゥルー・ドラゴン』を主に扱うので『ドラゴンキン』については省くとバッサリと行ってるとこから始まっているくらいの徹底ぶりである。

2cgaming 「Dragonflight」より抜粋

第一章の約30ページにわたり、以下のような濃いドラゴンの生態に関する話が続くのだ

ドラゴンの生物学

まず、『ボディ・タイプ』としてワーム、ランド・ドレイク、ウィンド・サーペント、ワイバーンの4種が解説。ランド・ドレイクは飛べないドラゴンだが筋肉が発達しているので力強く・早く・堅い。
外部解剖学のコーナーでは、頭部や四肢、翼などに関する考察、内部解剖学では筋肉や神経系統、骨格などの考察(だいたいドラゴンを解剖したことのある人間などこの世に存在しないのだから全部にならざるをえないが…)、脳や肺や心臓、魔力的なパワーを生み出る器官「ファンダメンタム」に関する考察まで。更に、食事や新陳代謝、ドラゴンが卵から成長して老化し伝説の竜になるまでのライフサイクルなどとにかく生物的考察でまず前半が埋まる。

2cgaming 「Dragonflight」より抜粋

後半は『ドラゴンの種族』の解説だ。この種族の分類も圧巻の物量だ。まず、大まかに分けでドラゴンは以下の5つの分類がある。

  • クロマティック・ドラゴン(色彩竜)
    主に邪悪な竜として登場することが多い、レッドドラゴンやグリーンドラゴンなどが分類される。

  • メタリック・ドラゴン(金属竜)
    プラチナ・ドラゴン・キングを祖とした、秩序を重んじ善のシンボルにもなり得る金属の名を冠したドラゴン。ゴールドドラゴンやシルバードラゴンが属する。

  • ジェムドラゴン(宝石竜)
    サイオニック能力を持った、宝石への執着が強いドラゴン。アメジスト、クリスタル、エメラルド、オブディシアン、サファイア、トパーズなど、宝石の名を冠する。そのサイキック能力の源はまだ判明していない。

  • オーキッド・ドラゴン(蓮竜)
    植物の特性を持った奇妙なドラゴン。カーネーション、リリィ、ロータス、パラダイス、ローズ、サン・ドラゴン等の種類。トキシック・フェロモンを備えており、毒や怒り、時には平穏をフェロモンの力で与えられたりする。敵対存在には過剰に攻撃的。

  • ユニーク・ドラゴン
    上記の枠に収まらないドラゴンはここに押し込むぜ!とばかりに輪をかけて変わったドラゴンが紹介されている。ドラコリシッド(ブレイン・イーター・ドラゴン)に至っては、『"タコ頭の異形"が生み出した寄生虫の影響で、脳を食らうようになったドラゴン』とか割と他でみないような代物まで生まれてきている。

…いやもう、第一章の紹介だけで結構な紙幅を使ってしまった…このあと6章分あるんだけど今回はここまで。第二章以降ではドラゴンのPCの作り方などを教えてくれたり、そのPCを使ったゲーム運営の仕方まで紹介されているぞ。

フィズバンの宝物庫が手に入らない悲しみを、海外サプリを買って読んで癒やしていこうぜみんな!

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