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技術系サラリーマン。 日々の読書記録をメインに興味のあることや感じたことをシェア。

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【読書感想】失敗の科学 ~失敗から学習する組織、学習できない組織~

人はだれでも失敗はしたくないものである。 失敗すると怒られるし、迷惑かけるし、落ち込むし、場合によってはとんでもない損害を及ぼす場合もある。 そんな失敗に対して後ろ向きに捉えるのではなく、失敗から学び成長につなげようというのが本書の内容である。 本書曰く、航空業界と医療業界を比べたときに、航空業界の方が圧倒的に安全性が高いとのこと。どちらも人命に直接影響する業界にも関わらず、なぜそんなに差があるのか? そこには失敗に対するアプローチが全く違っていた。 両業界の失敗に

    • 【読書感想】若きウェルテルの悩み

      久しぶりに海外文学。選んだ1冊はこちら。 「若きウェルテルの悩み」 出版後ヨーロッパで異常なセンセーションを引き起こし、若者の間でウェルテルの服装を真似したり、自殺を論じ・決行したり、離婚が流行したりと多大な影響を与えたとか。さらにナポレオンも愛読し、陣中に携えて7回読んだとのこと。 内容は恋愛もの。ストーリー自体はシンプルだが、恋に悩むウェルテルの心情が痛いほど伝わってくる。ぐいぐい気持ちが引き込まれていき、一気読みできる。 そして、著者のゲーテが下記の通り語ってい

      • 【本紹介】宗教を勉強したい人へ ~イスラム教編~

        日本人にとって宗教は苦手分野である。 特にイスラム教となるとまるで接点がなく、ニュースで暗い情報を見るばかりだ。そのうち、知らず知らずのうちにイスラム圏の人々に苦手意識が芽生えているのを実感する。 同じように感じている人も多いと思う。 そこでイスラム教のことを正しく知るために、読んだ本を5冊紹介したいと思う。 一方的な思想にならないように、注意しながら読んだつもりなので、これからイスラム教を知りたい人の参考になれば幸いである。 ①まずはコレ「となりのイスラム」・タイ

        • 【読書感想】ナポレオン ~最後の専制君主、最初の近代政治家~

          「ナポレオン」という名前を聞いたことがない人は、ほとんどいないだろう。 ナポレオンと聞いて「我輩の辞書に不可能という文字はない」、「3時間睡眠」、「馬に乗った肖像画」など、パッといくつか連想される。 それぐらい有名な人物だが、何をしたのか、どうような人物だったのか、どのような人生だったのか、など全く知らなかった。 ということで、ナポレオンという偉人をサクッと知ることができる、最適な本に出会ったので紹介していきたいと思う。 ①本の紹介◇本の内容 ナポレオン・ボナパルト

        • 【読書感想】失敗の科学 ~失敗から学習する組織、学習できない組織~

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          【本紹介】宗教を勉強したい人へ ~世界宗教編~

          宗教を勉強してみたいけど何から始めたら良いか分からない人、何を読んだら良いか分からない人。 そんな人たちに向けて、自分が読んだ本を3冊紹介したいと思う。 宗教を勉強するきっかけになってもらえると嬉しく思う。 ①読みやすくて見やすい「図解 世界5代宗教全史」宗教を勉強するうえで最初におすすめする本。 内容は世界の各宗教の概要(歴史・教え・宗派・経典・習慣など)をバランス良く網羅しており、この一冊でおおまかな知識は得られる。 本書をおすすめする最大の理由は本の構成にある

          【本紹介】宗教を勉強したい人へ ~世界宗教編~

          【読書感想】スタンフォード式 最高の睡眠 ~90分の黄金法則~

          日中眠くなることが多く、起きているときのパフォーマンスが上がらないという悩みをずっと抱えていた。 寝る時間を増やしたり、寝具を変えても効果がなかった。そこで質の高い睡眠を得るための手助けになれば良いと思い、最もレビュー数の多い本書を読んでみた。 本書の結論は、「入眠直後の90分の質を最大限に高めることが最も大切である」ということである。 本書にてに黄金の90分間を得るためのメカニズムや方法について述べており、質の高い睡眠方法を知りたい人にはぜひ読んでもらいたい本である。

          【読書感想】スタンフォード式 最高の睡眠 ~90分の黄金法則~

          読書アウトプット術 ~マインドマップによる思考整理~

          読書のアウトプットは様々な方法がある。noteもその一つであり、アウトプットの手段として活用している。 noteに書くことで要約する力はついてきたと思うが、記憶に残すという点に関しては課題を感じていた。 そこでたどり着いたのがマインドマップによるアウトプット術である。実践してみて自分なりに効果を感じられたので紹介したいと思う。 ①マインドマップとはマインドマップとは、表現したい概念の中心となるキーワードやイメージを中央に置き、そこから放射状にキーワードやイメージを広げつ

          読書アウトプット術 ~マインドマップによる思考整理~

          【読書感想】人イヌにあう ~人類の最高の相棒~

          著者は動物行動学者のコンラート・ローレンツ。ノーベル生理学医学賞も受賞しているすごい研究者である。 著者は実際に自分の家で動物を飼育しながら、生態を研究するという手法をとっており、その生活の様子を一般向けに書いた「ソロモンの指環」が有名である。 そんな著者が犬(少しだけ猫もあり)との生活を綴ったエッセイであり、研究者としての観察力はもちろんだが、犬への愛情がとても感じられる本である。 犬好きな人や犬を飼っている人、これから飼おうとしている人にぜひ読んでもらいたい、おすす

          【読書感想】人イヌにあう ~人類の最高の相棒~

          スピッツ【好きなアルバム TOP5】

          スピッツのアルバムは全部で24枚。 ・オリジナル・アルバム 17枚(ミニ・アルバム含む) ・スペシャル・アルバム 3枚(B面コレクション、カバー集) ・シングル・コレクション 4枚(非公式扱いのRecycle Hits含む) この中で自分の好きなアルバムを5枚を紹介していきたいと思います。(シングル・コレクションは除く) スピッツが好きな人は自分の好きなアルバムと照らし合わせたり、まだシングル曲しか聞いてこなかった人は、足がかりとして参考にしてもらえれば嬉しいです。

          スピッツ【好きなアルバム TOP5】

          【読書感想】学問のすすめ 福沢諭吉(著)

          2021年初投稿です。新年を迎え、色々な目標を立てた人も多いと思います。 勉強・仕事をがんばりたい人や、本をいっぱい読みたい人、資格を取りたい人など、たくさんの目標をあげた人もいると思います。 そんな新年に目標を立てた人が、1年間無駄にならなにようにおすすめの一冊が「学問のすすめ」です。 本書で「学ぶことの意義」を見直すことで、その目標は現実的?、目標多すぎない?、目標を達成する必要性は?など、本当に重要で必要な目標を設定することができると一冊となっています。 ①本の紹

          【読書感想】学問のすすめ 福沢諭吉(著)

          【読書感想】完全教祖マニュアル 架神 恭介(著),辰巳 一世(著)

          サラリーマンYouTuberの「サラタメさん」の動画の中で紹介されていた本。動画を見て面白そうだなと興味をもち読んでみた。 題名からしてふざけているが、文章もブログのような軽いタッチで終始ふざけている。ただ内容自体は宗教の本質をついている。 人はなぜ宗教にはなるのだろう? なぜ信者は厳しい規則に従うのだろう? なぜ信者はただの水を法外な値段で買うのだろう? 教祖になるためのマニュアルと題しているが、教祖になるためのステップをふみながら、宗教の仕組みや宗教行為の意味、信者

          【読書感想】完全教祖マニュアル 架神 恭介(著),辰巳 一世(著)

          【読書感想】「良心をもたない人たち」マーサ・スタウト (著)

          「良心をもたない人たち」いわゆるサイコパスである。 アメリカでは人口の約4%(25人に1人)がサイコパスのような人格障害をもっていると本書で述べている。 日本や中国などの東アジア系ではもっと少なく、0.03%ほどとのこと。 そんなサイコパスの特徴や対処法について、サイコパスな人達の実例をもちいながら説明してくれている。 読み終って分かったことはただ一つ。サイコパスに会ったら全力で逃げろ!ということ。 ①サイコパスの特徴サイコパスの特徴として、口の達者さと表面的な魅力が

          【読書感想】「良心をもたない人たち」マーサ・スタウト (著)

          【読書感想】「高慢と偏見」ジェイン・オースティン (著)

          英文学の最も偉大な作家の1人と認められる「ジェイン・オースティン」の最高傑作。映画「ブリジット・ジョーンズの日記」の元ネタになっており、現代でも有名である。 読んでみた結果、かなり面白かった。 前に読んだ「嵐が丘」や「赤と黒」のような激しい情熱はない。家族や親戚とのやり取り、恋愛の駆け引きなど、日本の典型的な恋愛ドラマを見ているような感じでとても感情移入しやすい。 古典を感じさせない古典で、現代でも愛される理由が認識できる一冊。 ①あらすじはつらつとした知性を持つ主人

          【読書感想】「高慢と偏見」ジェイン・オースティン (著)

          【読書感想】「異邦人」 カミュ(著)

          きょう、ママンが死んだ。もしかすると、昨日かも知れないが、私には分からない。 この冒頭フレーズでお馴染みの小説である。 カミュと聞くと、カフカのような抽象的で難解な作家というイメージがあり、これまで手を出してこなかった。 「異邦人」については、超有名な小説のため、ある程度物語の情報もあったので、薄いし、大丈夫かなと思い挑戦してみた。 読んでみた結果、物語としては楽しめたが、この本の本質的な部分はよく分からなかった。特に死刑判決後の後半部分は自分には難解だった。これは何

          【読書感想】「異邦人」 カミュ(著)

          【読書感想】「論語と算盤」 渋沢栄一

          渋沢栄一が2024年の新1万円札の顔になると情報があって、早一年。 発表時より渋沢栄一って誰?という雰囲気とともに、渋沢栄一関連の書籍や特集が組まれていたが、そのときは特に関心がもてずスルー。 ようやくそのブームに追い付てみたくなり、渋沢書籍で一番目に付く、現代語訳「論語と算盤」を読んでみた。 ①感想なんだか難しそうと構えていたのだが、この本はめちゃくちゃ読みやすい。 そしてとても心に突き刺さる。 まっとうな仕事をすべし、という信念にあふれており、自分の仕事を振り返る

          【読書感想】「論語と算盤」 渋沢栄一

          【読書感想】ぼくは愛を証明しようと思う 藤沢 数希 (著)

          YouTubeサーフィン中に見つけた本。 YouTuberの方がとても絶賛されていたので、興味を覚えて読んでみた。 題名だけ見ると、少しお堅めの本かなと思うがとんでもない。内容は小説の形をしたナンパのハウツー本である。めちゃくちゃチャラチャラしていて、Amazonレビューも酷評が多い(笑)。 いかに、レベルの高い女性をゲットするか。 そのためのテクニックをRPG感覚でレクチャーしてくれている。 人によっては読んでいてとても不快に覚えるかもしれないが、一方では同意できる

          【読書感想】ぼくは愛を証明しようと思う 藤沢 数希 (著)