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無痛分娩を体験したから言えること

無痛分娩はまだまだ日本では広まっていませんが、アメリカでは7割が無痛分娩と言われています。私は、無痛分娩を体験しましたが、無痛で本当によかったと今でも思っています。

写真は産後次の日の産院のものですが、iPadで少し勉強する余力がありました。


1.ネットの評判は結構当たっている

私は痛みに弱く、お産が恐怖でしかありませんでした。ということで、絶対無痛分娩と決めていました。事前にネットでご近所の産院で無痛分娩を探しました。

無痛分娩とは言っても、友人の無痛分娩と私の無痛分娩は若干違いました。産院によって違うと思うので確認した方がいいと思います。また、インターネットで調べた、私の産院の先生はかなり腕の良い方で評判が良かったです。実際に有名な先生だったようです。しかし、私は未知なる体験に心配しかなかったのです・・・。

2.無痛分娩だって無痛ではない

そして陣痛らしき痛みを感じて病院へ行ったのですが、それは前駆陣痛でした。産院の看護師さんが優しくて産院で夜を過ごしたのですが、結構痛くて寝れませんでした。そして子宮口も全く開かず・・・。昼になると陣痛が止まってしまい。でも、緊張で昼寝もできず、その2日目の夜もかなり痛くてもだえ苦しむほど。しかし1センチ。

微弱陣痛の体質だったようで、無駄に苦しむわりには、止まってしまうこともあるので、結局子宮口が開かず。また激痛にもだえながら夜中を過ごし、朝ようやく4センチちょっとぐらいで、分娩室に移動させてもらいました。その時にはもうヘロヘロで泣きたい気持ちでした。

私の産院は無痛ですが、初産は陣痛も必要という考えで、麻酔は弱めという方針でした。ところが、微弱陣痛は続き、バルーンと陣痛促進剤を打って、最後は麻酔も一時的に止めて激痛を体験。それでも、子供がおりてこなかったので、帝王切開にサインしたほどです。

でも、腕の良い先生だったので、ギリギリのところで普通にお産をすることができました。私は苦しすぎて早く切ってだしてくれ~!!と叫びたい気持ちでしたが、帝王切開した友人からきくと、術後がかなりきついということでその時にお産ができてよかったと今は思います。産後体調が悪すぎて、わかったのですが輸血する手前の出血をしていました。

3日間全く寝れず、産後は難産のせいで歩くこともままなりませんでした。出産は、本当に体質によるのですが、無痛とは言っても、やはり無痛ではありません。出産は大変なものだというのは事実です。

2回目の出産も無痛にしました。最初は順調だったのですが、やはり難産の傾向があるのか出産まで1日かかり、看護師さんから「経産婦さんでこんなにかかったのは初めてです!」と驚かれました。また、陣痛が弱すぎて麻酔を切られる激痛を3時間ほど味わいました。それでも下半身は麻痺している感覚があったので、普通の出産よりも痛みは軽かったようです。看護師さんが「こんなもんじゃないから、はいもう少し我慢よ~!」と言っていました。私は、トラックに引きずられているのではないか?というぐらいの痛みでしたが・・・。

なので、巷でちょっときく「無痛分娩はちゃんとしたお産ではない」という意見には断固として反対したいと思います。手術の時だって今は麻酔をします。なんでお産の時は麻酔をしてはいけないのでしょう?赤ちゃも安全で、麻酔をすることができるのが無痛分娩です。

3.麻酔の瞬間て?


麻酔をする時は、注射される程度の痛みでほぼ感じません。それより大きいお腹はぐっと丸めるほうがキツイと思うぐらいです。背中にすっと涼しい感じがして、その後は痛みから解放されるので天国です。
たまに、麻酔が効かない体質の方もいるそうです。私は親知らずの時の治療で麻酔した時にしっかり効いていました。もし、麻酔経験があって、効いているならその点の心配は必要ないです。

4.麻酔のデメリット

麻酔のデメリットは少し体のかゆみがでてくることです。2人目は痒みはなかったので、1人目は1日麻酔が弱いながら効いていたので体に異変がおきたようです。とにかく難産だったので、痛みで体力消耗するよりも、痒みで寝られない程度で本当によかったです。

5.お産の後の処理は全く痛くない

麻酔をしていたので、お産の後の会陰切開後の処置も、胎盤を出して子宮をきれいにする処置も全く痛みを感じませんでした。ちゃんと意識もあるので赤ちゃんが生まれる感覚も味わえますし、生まれたてのわが子にも出会えました。

6.産後に体力を残せる

私は妊娠中でも、母の面倒を見なくてはならない立場だったので、親の助けは全く期待できませんでした。産後はワンオペでした。1人目は難産だったので、産後はきつかったのですが、ワンオペをどうにか乗り切ることができました。
2人目もワンオペで長男と赤ん坊をみなくてはならなかったのですが、無痛分娩のおかげで乗り切る体力を残せることができました。難産でなければ、無痛分娩の場合、産後育児をする体力を残せます。

おわりに・・

無痛分娩が広がり、激痛に耐えなくてもいい出産を身近に選べる日が来てほしいと願います。女性が安心して出産できる産院が増えたら良いです。


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