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CMOジャパンサミットに参加

マーカスエバンズ様主催の椿山荘で行われた「CMOジャパンサミット」に参加してきました

セミナーは現役で各企業や行政、大学で活躍されている方ばかりで、生きた学びばかりです

素晴らしい機会にご招待いただいたマーカスエバンズ社と、運営された方、パートナー企業、参加メンバーの方々、椿山荘のスタッフ皆様に感謝申し上げます

椿山荘庭園にて

・ニセコ町 片山町長

北海道ニセコの町の現町長片山さんが登壇され、「住み続けたくなるまちづくり」についてお話しされました

ポイント
『将来を見据えた厳しい“景観と環境規制”による観光地への信頼を守る』

・K-1スポーツメディア CMO兼CDO 長瀬氏

ボクも大好き格闘技K-1を裏から盛り上げる長瀬CMOは「リアルvsデジタル」をテーマに超現場主義なお話をされました

ポイント
感動だけだと点でしかない。点はその時だけで記憶に残らない。点と点を結ぶ作業をしないと感情移入した感動にはならない

まずは現場に行くこと。現場の生の声を聞いて仮説を立てて、それを裏付けるデータを分析する。データがなければ自分でつくる

・INFORICH CSO 梶氏

モバイルバッテリー“Charge Spot”をたった3年間で全国30000箇所以上展開したマーケティング手法を話されました

ポイント
香港や中国ですでにサービス化していたものを即決で日本に持ってきて、さらに展開速度の速さがものすごい

・東洋大学国際観光学部 越智教授

越智教授からは日本の観光業の歴史と、故安倍前総理の政治力について、そして全国旅行支援について話されました

ポイント
今話題の“全国旅行支援”は5600億円使って何をしようとしているのか?以前のインバウンド3000万人を6000万人まで増やして5兆円の経済効果を生むために、日本人を動かして産業インフラを整えるために行った、というのは目に鱗の話でした

パネルディスカッション

日本航空広報部 山名氏
USJマーケティング部 平山氏
近畿都ホテル執行役員 能川氏

大打撃を受けた観光業の新しいカタチについて、3社の取り組みについてお話しされました

ポイント
2年半という長い期間があったからこそ、タッチレスや、デジタル化など大きく進歩した。ここからは新しいカタチの観光業により国内、海外の顧客を獲得する取り組みが必要になる

閉鎖的だったUSJが大阪府と手を組んで、地域振興や公立大学で学生に授業をするようになった

・小田急電鉄 執行役員 久富氏

電車の利用者数が低下するなか、新しい価値を創造していく。例えば下北沢から3駅を地下化して、その土地を住民を巻き込んだ地域のコミュニティ“BONUS TRACK”とした。さらに企業の変革にも取り組み成功した

ポイント
住民を巻き込んだプロジェクトでは余白をあえて残す。つくり込みすぎないこと。人間の幸福度は50%は遺伝、10%は環境要因、残り40%は行動を起こすこと、による

・貝印 CMO 鈴木氏

お客様を大切にする野鍛冶の精神をもとにした貝印のマーケティングについてお話しされました

ポイント
「#剃るに自由を」をキャッチコピーに世代や性別に関係なく、自分たちが自由に“毛”について考えるキッカケをつくった。特に小学生には毛について学ぶ本を作り、毛についての知識と意識を持たせた

Preferred Networks CMO 富永氏

“マーケッターはマーケティング出来ているのか?”というマーケッターの仕事の本質から切り込み、分かりやすい事例を交えながらお話ししてくれました

ポイント
人間理解するためには「参照点」というものがある。Aが持つ1万円をAとBが配分する最適解は?正解はA9999円、B1円です。Bは元々0円だったわけなので+1円で純増している。

でもBはAと比較して差がありすぎるから納得しない。これが参照点による不一致となる

・トリドールホールディングス執行役員 南雲氏

マーケティングは競合だけを意識して争うのではなく、自社のミッション・ビジョンの実現を追求して、価値を高めて、顧客を創造することがマーケッターの仕事であると話されました

ポイント
顧客に感動を生むためには、二律両立が必要となる。二律両立とは“手間ひまかける”と“スピーディーに効率的に”を成立させるには、成立させたうえで引き算をする(どこかに負担がかかる、何かを無くすなど)

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