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もうあまり時間がない

タンゴを踊り始めて30年ほどになる。
ブエノスアイレスに訪問している回数もゆうに40回は超えている。
タンゴの変遷とともに、その時代のタンゴを学び、踊ってきた。

すでに、身体能力のピークは過ぎ、できることは限られてきている。
しかし、知識と経験はたくさん。

この身体に蓄積したものを、誰かに渡してゆかねばならない時期にきている。
多くのことは、Shunsukeに渡してきた。あとは彼のキャラクターに合うように土台としてアレンジして貰えば良い。

残りの時間、私のもつコレを引き継いでくれる人がもっと居てもいいのになぁと思いつつ。

写真は、2019年に逝去したJulio Balmacedaと2010年にSalon Caningで撮った。
彼の父はMiguel Balmacedaという名タンゴダンサー。
当時のパートナーのCorina de la Rosaとともに、Giroの技術と、Milongaのノリ、Valsのリズムを学んだ。愛らしいタンゴを踊る貴重な人だった。

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