J1リーグ開催節別最多観客動員数
先日Jリーグ開幕30周年記念マッチが行われ、国立競技場で開催された2試合でそれぞれ約5.6万人、計約11.2万もの観客を集めました。
と言うことは1節あたりの観客動員は最大じゃない?と思い調べてみました。
結果から言うと9試合で合計226,848人でリーグ戦過去30年の内9番目の観客動員でした。
そこでトップ10を見ていきましょう…
前提条件
いつもの如くJリーグの公式データベースから独自に手動で変換したものを使っていますので、漏れやら変換ミスやらがあるかも知れません。その辺はそのくらいの精度ということでお願い致します。
観客動員数トップ10
観客動員数の合計となると当然18チーム制になった2005年以降が上位に来ています。
観客動員数トップ10の内、各シーズンの最終節が5つランクインしています。これは優勝争い、残留争い、ACL争いが最終節までもつれ込むのが当たり前のJリーグの特徴をよく表していますでしょうか?
詳細は以下を見ていただくとして、最終節以外では大型連休が2つランクインで最多動員も2019年の大型連休に開催されています。
5.3万人の埼玉に加え3万人台と2万人台がそれぞれ3試合ずつ有るのが大きいようです。
大型連休以外ですと5位の2019年の第22節が3連休からのお盆休み?
による動員増でしょうか?
その中で異色なのが8位の2010年第2節。3/13・3/14とシーズン初めのまだまだ寒い時期にこれほどの動員が有ったのは何が理由なんでしょうか?w
埼玉の5万人と大阪ダービー(と言っても4万人に届かずですが)が数を押し上げてる?
1位 2019年J1リーグ第10節
2位 2019年J1リーグ第34節
3位 2006年J1リーグ第12節
4位 2015年J1リーグ2ndステージ第17節
5位 2019年J1リーグ第22節
6位 2018年J1リーグ第34節
7位 2008年J1リーグ第34節
8位 2010年J1リーグ第2節
9位 2023年J1リーグ第13節
10位 2012年J1リーグ第34節
1試合平均観客動員数トップ10
さて、観客動員数の合計ですと当然試合数が多い方が上位に来ます。
そこで各節の1試合平均の動員数のトップ10も調べてみました。
1試合平均でみると1位と2位は開幕当初の1994年、1993年とJリーグバブルが最高潮だったころで、1位はなんと平均30681人と3万人超え!
今ですとそんなに入る会場が限られるので、国立や埼玉、横浜を満杯にしてもらわないと厳しいでしょうか?
トップ10の中に2005年以前が4つは入っています。
その中でなぜか1993年,1994年、2004年の「第7節」がランクイン。
2004年は大型連休中なので分かりますが、その他は正直なぜ「第7節」なのか?
詳細を見ると1994年のNICOS第7節は神戸ユニバに3.7万人、しかも清水vs磐田の静岡ダービー、しかもナイトゲームですよ?
広島ビッグアーチにも4.2万人も入ってるしw。当時は交通渋滞とかどうだったんでしょうか?
1位 1994年J1 NICOSシリーズ第7節
2位 1993年J1サントリーシリーズ第7節
8位 2004年J1 1stステージ第7節
9位 1993年J1サントリーシリーズ第16節
と言うことで…
さて、観客動員数を見てきました。上でも書きましたがトップ10の内、大型連休が2つ、最終節が5つとその2つで7割を占めています。
今リーグが検討している春秋制、実質「夏夏制」ですが、その案で行きますと5月の大型連休中はリーグの終盤戦で優勝争いと残留争いが絞られてきている時期。そこが観客動員にどのような影響が有るのか?
そしてリーグ最終戦が5月末または6月頭とのことですが、梅雨入りには早いとは言え6月の降雨量は12月に比べて多くなっています。
折角一番観客動員が見込める最終節を雨が多い6月で良いのか?(6月初めに雨が多いかは分かりませんがw)
観客動員数トップ10の内1位と2位を含めて2019年が3つランクインしています。この流れでイケイケになるはずが…コロナ禍さ許すまじ…
これを執筆している途中にイニエスタ選手の神戸退団が発表されました。
有名選手を失ってもリーグは成長していくのか、はたまたゆるやかな右肩下がりになっていくのか…
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