パニックの手/ジョナサン・キャロル

短編集。オチがじわじわ来るもの、腑に落ちないものも中にはあるのだけど、キングに通じる雰囲気。哀しくエロチックなところもいい。
モンスターが現れるわけでもなく、美女だったり子犬だったり、なのに感じる恐怖はなんなのだろう。
「フィドルヘッド氏」「秋物コレクション」「きみを四分の一過ぎて(Kate Bushの Babooshkaを思い出してしまった)」が特に好き。
#読書