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望廊杯2nd青黒覚醒ビート

 色んな記事を書こうとしてはいるのですが、環境が分からないので、筆が止まってる(とか言うとカッコいいと思ってる)pinoです。

 そんな中で今回は青黒覚醒ビートを紹介します。このデッキ正直別に好きではないのですが、残念ながらある程度強いのと全国最強決定戦2016でトーナメント抜けたのでちょっとだけ思い入れがあります。先に言っておきますが、環境の中心になるようなデッキではないです。

デッキ概要

 マナカや2コスユニットを出して、次ターンからは覚醒ユニットを狙ってプランをしていきます。エネブーストはありませんが、シンプルに「覚醒」というギミックが強いので、ブン回ると展開力は凄まじいです。
 出てくる覚醒ユニットは「ディドゥルチャージ」や「カイトマシュー」「スラッシュライト」といった、貧弱なユニットではありますが、ハンデスしたり、手札を補充したりするので、手厳しい攻め手と成りえます。
 このデッキの場合「懺悔の螺旋階段」は毎ターン失恋の痛みを打ってくれるベースになります。相手のリソースを枯らして、物量で押す、もしくは「クレバス」や「タスヴィーリー」などのフィニッシャーでゲームを決めます。

 覚醒ビートと言っていますが、「クレバス」などの重いカードが入っていたり、「不運の始まり」のような攻めに直接関係のないカードも入っています。そのため、攻めていれば良いというデッキではなく、時にはコントロールっぽく動く必要もあり、比較的初期d-0のような、ビートとコントロールの中間みたいな動きをすることもあります。
 万能感がある言い方をしましたが、ビートにしてはスピードもパワーもないし、コントロールにしては除去札やフィニッシャーが少ないので、器用貧乏感は拭えません。

 ただ、「懺悔の螺旋階段」を絡めたブン回りは相手をボコボコにできるし、増えた手札の中から最適解を探すのは楽しかったりします。

採用カードについて

☆マナカ
 1コスのユニットなので、1ターン目プレイ2ターン目プランで覚醒ユニットを探すといった動きが可能。覚醒ユニットの種なら手札に返らない1コスユニットでも良いのでは?と思うかもしれませんが、一度覚醒ユニットが出始めると今度は盤面が空いてなくて展開できないとなりがちです。プランから展開すれば手札も増えるので、この枠はやはりマナカ。

☆覚醒ユニット(ディドゥルチャージ、スラッシュライト、カイトマシュ、ルーラ)
 ルーラだけちょっと毛色が違います。他3体は出すだけでアドが取れます。ルーラは覚醒ユニットとして場に出すとバニラになりがち。個人的にはあんまり強く使えないんですが、うっかりルーラからクレバス蘇生とかされるとゲームが決まりかねないのはやはり強力。ということでとりあえず強気の3枚。
 逆にスラッシュライトはパニックヴォイスのために1枚削っています。プランの成功率が悪いと思ったら他の枠と変えます。

☆2コスユニット(ケット・シー、ノゼ、コールドクロック、ムリエル)
 覚醒をするための種。コールドクロック以外は素出しが弱いので、普通2ターン目プレイをしませんが、このデッキでは覚醒ユニットを狙うためします。上記のカイトマシュー、ディドゥルチャージも出します。3ターン目のプランは必ず成功させましょう。

☆懺悔の螺旋階段
 地味に最強カードでは?と思うような性能。毎ターン失恋の痛みが打てます。といいつつ、それができるのはこのデッキくらいかなとも思います。ビート相手はこれを貼ってる余裕がないと思うので、2枚。

☆エネカード(パニックヴォイス、B-tan博士)
 両方とも強いです。特にパニックヴォイスはリソースを一気に増やしてくれます。共に1ゲーム中に引いておきたいカードではありますが、2枚目以降は不要で、無いから負けたといったゲームもあまりないので、それぞれピン刺し。

☆時空侵食
 手札1枚を捨てる代わりにバトルタイミングで打てる3コスの確定除去。手札が比較的余るこのデッキには相性ぴったりです。スカイロードのキャラや融解など、局地戦がそのままゲームに直結するゲームも多いので、ぜひ採用したい。

☆フィニッシャー(クレバス、タスヴィーリー、ヴァサーゴ)
 クレバスは盤面処理しつつ手札を増やせるぶっ壊れユニット。ルーラで蘇生するのをチラつかせるために、墓地に落としておきたい。ちなみに墓地が空で、無防備なルーラを攻めてきた相手を時空侵食で処理。クレバスを捨てて、ルーラでクレバスを復活させると脳汁が止まらない。
 タスヴィーリー、ヴァサーゴはリリースインとして採用。タスヴィーリーは墓地除外に対してリリースインできなくなるし、ヴァサーゴはベース破壊がある相手にリリースインできないので、枚数を散らしてある。

微妙枠

☆サキュバスハーレム
 パワー-2000は偉大。パワー勝負できるようになる。といいつつ、明確にそれが欲しい盤面が思いついてはいない。歌姫、アトゥイ、七つの海の王子を倒せるのは評価できるけど、そんなに環境に要るのか不明。デッキリストがバレたあとに、「コンバットトリックがあるかもしれない」と思わせる役割が大きい。

☆アポカリプス
 5コスのアンタッチャブルシュレーゲルが弱いわけない。これが微妙というかケット・シーの枠と取り合い。

☆不運の始まり
 覚醒環境なら入れておきたい1枚。緑系のウツロイ→ガロンみたいな事故をとりあえず無くせる。最序盤フレアロードをボトムに送るだけでもだいぶ相手の動きは鈍る。
 必須ではないから微妙枠に書いてるけど、逆に抜く理由も特に見当たらないカードではある。

最後に

 なんかぱっと見、魅力的に見えないんですけど、使ってみるとなぜか勝ててしまう、意外とできることが多いといった印象を持つデッキ。もちろん覚醒を当てにしてるので、ある程度の運ゲーもする必要はあります。
 ぜひ組んで使ってみてください。

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