ふたりぐみアイドルの話をしようよ

キンプリのニューシングルを予約した。






待ちに待った新曲。
新曲がリリースされるときいて、それが両A面だときいて。
今年の春クールはふたりともドラマ出演するときいて。
多くのファンが予想した、かつ期待したとおり、この両A面シングルはそれぞれのドラマの主題歌としてリリースされる。

ドラマの主題歌を出演してるアイドルの所属グループが歌うということは普通にタイアップであることだけれど、ふたり同時にっていうのはちょっと特別。

髙橋海人という俳優かつシンガーかつダンサーと
永瀬廉という役者かつ歌手兼パフォーマーが
融合してできてるKing & Prince。
そんなふたりだからこその音楽とドラマのジャンルの垣根を超えた一大プロジェクトだ

楽しい。

タイアップっていうのはレコード会社がCD売るための戦略でしょ?、、、って?そりゃそうだけどこの際そういうことはおいといて。
単純に、ファンとしては楽しいし嬉しい。

音楽だけやってるアーティストには作れない総合エンターテインメント。
役者専門の職種の人も、もちろん不可能だ。

アイドルだからできる。

アイドルとは「いろんなジャンルの活動ができること
これがふたりの共通認識。
アイドル=偶像ではない。音楽、役者、バラエティ・・・ジャンルにとらわれずいろんな活動ができる、それがキンプリのアイドルの定義

ところで、私はとある既視感を自分のなかに感じずにはいられない。

それは、これ。



夏の王様/もう君以外愛せない|STARTO ENTERTAINMENT


KinKi Kids。

2000年夏にリリースされた、こちらも同じく両A面シングル。
「夏の王様」は堂本剛主演の『Summer Snow』の主題歌。
「もう君以外愛せない」は堂本光一主演の『天使が消えた街』の主題歌。

「天使~」は春クール、「サマスノ」は夏クールというズレがあるにしても、作り出す世界観は同じと言っていいだろう。
総合エンタテインメント性はキンキ先輩から受け継がれていたものだった。

2000年といえばれんかい生後1年。
思えば昨年King Kidsとしてコラボした「シンデレラクリスマス」なんて、れんかいがうまれる前の曲だという衝撃。
あまりに偉大な先輩である。

デュオのアイドルのパイオニアであり常に第一線を走り続けるKinKi。

多くの「ふたりぐみ」が芸能界に登場しては去っていく中で。
誰にもまねできないジャンルを耕し、ふたりにしかつくれないものを作り出してきた。


一方、れんかいは、キンキ以来の新ジャンルの「ふたりぐみ」になりえると思う。

海人さんも永瀬くんも、
確固とした「自分」というものを持っていて、
誰のマネでもない自身の内側からでてくるものをちゃんと形にする能力をもっている上に、ブランディングもこなしてしまう。

見てよ。もうすでに他に代わるものがないKing & Princeという芸術を作り出してるよ。
この一年で生み出したものが証明しているよ。

5周年を締めくくる壮大なイベント「打ち上げ花火」は記憶に新しい。

前代未聞だ。

ふたり体制になってから、パワーダウンするどころかむしろこの一年でより個々の魅力が浮き彫りになった。

5人のころは自分をどのくらい出して活動できてたのかは分からない。フェス参加やファンミなど、ふたり体制になってから初めてやったことがたくさんあると聞いて驚いた。これらのように、企画段階から自分を出しあってよいものを形にしていける能力がふたりにはある。それは単にものづくりの知識や技能という個人の技量だけではない。芸術はそれだけでは世の中に出ない。アイディアややりたいことは海人さんの頭のなかにたくさんあることと思う。が、それを具現化していくための信頼度高いチームが不可欠。そんなチームは偶然周りに湧いてでてはこない。都合よく湧いてくるなんてことはなくて。でもふたりは、それを手にいれる方法を知ってるよ。

プロフェッショナルなそれぞれの担当に自分の思いを丁寧にはなし理解を得る。
実現にむけて、現実的な手段や期間、費用の面まで検討する。
無理強いをするのではなく、時間をかけて目標を達成できるようとことん話しあう。
相手の言うことに真剣に耳を傾ける。

シンプルだけど、人間同士の付き合いでもっとも大事なこと
。やりたいことをやるにはみずから環境をつくらなければ、もとい、つくれなければ。

「全て自分の力でやりました」という勘違いした大物芸術家もたまにいるけれど、そういうヒトは真理が見えてないだけ。いつか痛い目をみることになるだろう。「仕事」ってひとりでやるものじゃないから。



令和のアイドルは「チームと協力して」ヒトを楽しませることを作り出す術を知っている。

「アイドル」をやっているプロのふたり。
長いスパンで活躍していく可能性を信じて疑わない。



この投稿を書くにあたって、正確なデータを調べようとKinKi Kidsのディスコグラフィーをみていたら、記憶していたものがけっこうあやふやになってる自分に気づきました。いま、ドラマ『95』をみていて、「こんなのリアルタイムでみてた自分には最近の出来事よ」なんて思ってたけど、よくよく思い返したら阪神大震災もオウムも、記憶の彼方。そうよね。東日本の震災ですら忘れちゃいけないと思いつつ既に遠い感覚。あのあとコロナ禍か。ほんとにいろんなことがあったな、、、、ということで95年が海人くん産まれる前の話だということに驚かなくなりました笑

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