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横浜マラソン 2022.10.30

横浜マラソン

今回2度目のフルマラソンの舞台として選んだのは横浜でした。
しかし、苦しいレースとなりました・・・

マリオとシューズ円陣

横浜マラソン、横浜のマリオことみかどさんがシューズ円陣を企画してくだり、無事皆さんともお会いすることが出来てシューズ円陣に参加できました。

レース前一人よりも、皆さんの顔をみて、初めまして~とか挨拶してる方が緊張もほぐれるし、元気ももらえるのでとても嬉しい😊

お名前だけ知っているけどお目にかかったことがない人がほとんどなので、今回は多くの方とご挨拶が出来たりして楽しかった。

還暦シューズ円陣もして、それぞれの健闘を祈って待機場へを向かいました。

シューズ円陣


還暦シューズ円陣


スタート20分前の衝撃

待機場所でのスタートセレモニー中に、衝撃の言葉が耳👂に入ってきました!

なんと‼️
すべてのランナーがスタートゲートを通過するのに、45分かかるというではありませんか!?!?!?😳

私のブロックで45分かかることはないと思うけど、
仮に30分かかったとしたら・・・
制限時間が5時間半…?
私も持ちタイム・・・・・5時間59分42秒だよw

第一関門まで3.5㎞
本来なら1時間の猶予があるところ30分しかない😱

次の関門のことを考えたらできるだけ余裕をもっていきたい。
いろいろなことを考えつつ、全く前に進まない待機列と反比例するように淡々と進んでいく時間に焦りを覚えていると、20分経過後少しずつ列が前に動き始めました。

待機列

スタート


8:55ようやくスタートゲートを通過することが出来ました。
この約30分のロスが私にはとても大きなロスになりました。
名古屋の時は、30分くらいロスがあるかも?と思っていたけど、実際10分くらいのロスだったので、
今回も15分くらいと読んでいたのです…
この読みの甘さが後々私を苦しめることになろうとは・・・

悩んだ末、余力のあるうちにできるだけ貯金を作り、後半に切り崩していく戦法で戦に臨むことにしました!
(いやそれしかなかった)

しかし・・・
足が元気なうちにと思ったのもつかの間・・・
スタート渋滞で前に進めない・・・(><)
それでも、少し走り出すと前に㌔7分半のペーサーを発見!!
7分半がいるなら、7分のペーサーが前にいるはず!と思い
少しペースを上げて7分のペーサーを探したんだけど、
なぜかいない・・・・😱
なぜ・・・・?

仕方なくペーサーを探すのは諦めて、
自分で行けるところまで行くことにしました。
体調はバッチリ👍、爆睡できたし、お通じもしっかりあったし、気分は爽快、休足のおかげで足も軽い!
頭の中で「オレは強い!」を何度も繰り返し唱えながら進みました。
腕に書いた、各関門の閉鎖時間と関門のある地点の距離をひたすら見て第一関門を目指します。

各関門の距離と閉鎖時間

第1関門 3.5㎞

第1関門は一週間前に試走で場所だけはしっかり確認していたし、
足も軽快に動いてくれて無事通過!!
2回ほど緩い上り坂を登りましたが、人が多すぎて坂に見えなかったので坂だという認識がなくて、意外とラクラク登れました!

象の鼻公園にみかどさんがいるよーと言っていたので、みかどさんを探しながら走る余裕がありました。

でもね・・・少し前からボランティアの方が沿道にいてくださるんだけど、赤い帽子に青いウェアを着ていて、マリオコーデと完全に色味が一緒!
あっ!みかどさん!?と思うと、
大体ボランティアの方でした(笑)
みかどさんがいっぱい❤みたいな。
あやうく本物のみかどさんを見失うところでした。

象の鼻公園@試走時撮影

第2関門 6.2㎞

第2関門はマリンタワー前の交差点
キレイなイチョウ並木なんだけど・・・・
第2関門の看板しか探していなかったみたいで、景色を全く覚えていないw
第2関門どこ!?みたいな。

給水は自分が指定された色のところでとるような指示だったけど、
正直すごく取りずらかったです(><)
前を走る人がいきなり前に入ってきたり、私が給水取るのに少しずつ寄って行っても取らない人はまっすぐ行こうとするしで何度か交錯する場面もありました。気にせず好きなところでとっても良かったのかもしれませんが、
真面目な性格なので、決められたところでちゃんと取りました。

試走時撮影

第3関門 7.9㎞

必死過ぎて関門の看板以外の記憶がございません・・・
ただ時間の貯金が少しあることだけは確認した記憶が・・・

第4関門 10.4㎞

第3関門通過後から少し暑さを感じていたのだけど、アームスリーブを取る余裕が全くありませんでした。
なんならアームスリーブしてることすら忘れてたぐらい・・
慌ててアームスリーブを脱いでポーチに巻き付けて走りはじめました。
10㎞地点でアミノバイタルの赤いゼリーを口に入れました。
第4関門は閉鎖時刻が10:24
私の通過時間は、10:03
約20分の貯金

第5関門 14.4㎞

このエリアは高速の下の日影を延々と走る感じでした。
日陰が続き体が冷えて思うように足が動かなくなってきていました。
関門閉鎖時間は、10:56です。
前の関門から約30分
足が動かなくなってきた焦りに加え、時間の貯金がなくなっていくんじゃないかという焦り。
15㎞(関門+600m)の通過時間が、10:41だったので何とか通過というところまで来てしまっていました。
毎度毎度関門で繰り広げられる、タイムレース!
フルマラソンを走りに来ているというより、各関門クリアゲームでもしているかのような感覚でした。

第6関門 17㎞

完全に体が冷えて、歩いたり走ったりの繰り返しになってきたエリアでした。
関門閉鎖時間は、11:17
私の通過時間は、11:00ジャスト位でした。

ここでもまだ15分位の貯金があることを確認して、
まだいける!と思ったことを覚えています。

第7関門 19.6㎞

18㎞ぐらいから、反対側を折り返していくランナーさんたちが見えるようになりました。
沿道でも折り返したら高速ですよー!と声をかけてくださるボランティアの方がいらっしゃいました。
嗚呼もう高速か・・と思いながら、関門までの道を急ぎます。

11:38が関門閉鎖時間。
11:25ぐらいに関門を通過できていたようです。
でも確実に貯金が減っていることは自覚していました。

第8関門 20.6㎞

第8関門は第7関門から約1㎞
1㎞だけど関門の〆が11:47と前の関門から10分!!
20㎞も走ってくると、1㎞何分で走れるのかが自分でもよくわからなくなってきていました。
でも歩かなければ㌔8で行ける!と思い、
第8関門だけをひたすらに目指して走りました。

20㎞を過ぎたときに、補給食の「エネもち」塩味を食べました。
色は茶色のお餅ですが、味は塩味でクルミが入っていて歯ごたえがあります。腹持ちはいいのですがゼリーのように流し込む感じではなく、
むしゃむしゃ食べる感じなので食べるのに少し時間を必要とする感じでした。でも手も汚れず、満腹感があるのでオススメ👍
もし初めて食べる方がいたら、出し方など一度練習された方がよいかもしれません!

ラスボス登場(高速)

関門を過ぎるとすぐに高速の入り口が見えてきました。
高速の坂を登りゲートをくぐります。
足を使いたくなかったので、ここは歩きました。
高速に出ると、スケルトンの壁の向こうに人が走ってるのが見えましたが、ん?あ、自分たちが映ってるだけか・・・
ん?でも方向が逆だから違うよね・・・
でも、さらに向こう側にさらに逆向きに走ってる人がいる?と
こんな感じ↓になっていました。

高速道路

登って右側に向かって走っていくのだけど、さらに先で折り返して隣の車線に戻ってくるというコースでした。
遮るものがなくて果てしなく先まで見えるんだけど、
先が見えすぎて・・・・長すぎて・・
心折れるとかいうレベルじゃなくて、🤯パリンって砕けそうでした。
色鮮やかなウェアに身を包んだ人の行列が延々と続くのです・・・

先が長いことだけは分かりました・・・😱

ここで初めて他の選手と間近でスライドすることが出来る状況でした。
還暦メンバーが一つ前のブロックからスタートしているので、もしかしたらスライドできるかも!?と思い、黄色いTシャツの背の高いメンバーを探しながら走りました。
どのぐらい走ったか覚えてないけど、メンバーを発見!!!
声を出して両手を挙げて手を振りました、メンバーは一生懸命ゼリーを飲んでいるところでした(笑)
あっ!ヤベッ見られた(笑)って顔を見逃しませんでした(笑)
別にしゃべれるわけでもないのだけど、メンバーを見つけてNICEランです!(って言ったと思う)と声をかけただけだけど、それだけで少し元気が出ました。よし!私も頑張るぞ!!と思えました。

第9関門 27.6㎞

第8関門→第9関門までの距離が、
関門間で最長の6.7㎞でした。

関門閉鎖時間は前の関門から約1時間後の12:44
6.7㎞を1時間。正直足がもう動かなくなってきている私にはかなり厳しい時間制限だなと感じていました。
でも、ギリギリだろうが、1秒前だろうが、関門を突破してしまえばこっちのもんだ!と思いましたが、かなり苦しかったです。

自分の腕に書いた関門閉鎖時間を確認して、
GARMINで現在の距離を確認して、
AppleWatchで現在時刻を確認しての繰り返しでした。
途中から、余裕がなくなり、
足元にお気を付けください」の看板を遠目に見ると、関門の看板に見えるし、給水の看板が関門の看板に見えるしで、とにかく目に入る全ての看板が
「関門」の看板に見えていました。

マボロシもいいところです・・・

第10関門 31.9㎞

第9関門から第10関門までは4.6㎞
前の区間よりは短めですが、その分関門間の設定時間も半分です・・・
走って着地すると足首が痛くて走るのがかなり困難でした。

第9関門ぐらいから高速道路の一番左の車線で待機している回収バスが目に付くようになりました。
思うようにならない足を一生懸命前に進めました、
走ると痛いなら歩いてもいいから、
足を前に進めることだけを考えました。

なんとか関門の制限時間内に関門を通過したいという気持ちで一杯でした。

前方に見えてくる関門は近いようですごく遠かった・・・
あと10分・・・
あと5分・・・
どこまでいけるかな・・
あと2分!!
沿道でメカトラを持ったおじさんが、
もうすぐで関門閉鎖でーす
急いでくださーい!
と叫んでいました。

その時、第10関門の閉鎖時間前最後のラストスパートをしていると、
私と同じスピードで走る一人の男性。
息もピッタリ💕走る歩幅もピッタリ💕

今私たちが目指す第10関門を突破するのに必死!というシチュエーションまでピッタリ😍

もはや運命感じてました(笑)

新婚さんいらっしゃいで、出会いは?と聞かれたら、
マラソン大会で関門を突破するためのラストスパートで出会いました❤
なんてありそうなシチュエーションだな(笑)
なんてくだらないこと考えながらも、
㌔5ぐらいのラストスパート。
今では顔すら思い出せません(笑)

横浜マラソンで唯一しっかり見た景色


関門が閉鎖されて、もうこれ以上前には行けませんと言われ、
ガックリ_l ̄l●lll していると、
リタイヤの方はこちらの列に並んでバスに乗ってくださーい!
と叫んでいる係の方がいました。

内心、自分の意志によるリタイアじゃない(怒)
と思いながら、大人しくバスに収容されました。

回収バス

関門時間に間に合わず回収バスに乗せられました。
回収バスはシートにゴミ袋がかけられていて私たちみたいな滝汗のランナーが乗ってもシートが汚れないようになっていました。
乗っているランナーさんは、
みんなどこかうつろで遠くを見つめていました

みんな一生懸命走ってきたけど、志半ばでここにいるんだろうな・・
あっ私もそうだった・・・と思いながらも力が抜けてしまいました。

私今超汗臭いなぁ・・・とか、
メンバーに打ち上げ遅くなるけど待っててねと言ったのに、別な意味でちょっと早く着けちゃうよ・・・
DNFでしたっていうの恥ずかしいなぁ・・・と。

それから思ったより早くバスが出発しました。
どこを走っているか分からなかったけど、
ゴールの臨港パークまでは30㎞走ってきたよりも長く感じました。
途中、走っているランナーさんが見えると、いろいろな思いがこみ上げてきました。

臨港パークでバスを降りて、
タオルやアクエリアスなどが入った袋をもらい、
シューズのタグを外してもらうと、大会が終わった感じがしました。

荷物が置いてある桜木町駅を目指してトボトボ歩きましたが、
すっかり汗が冷えて寒いし、メダルを嬉しそうに掲げながら帰っていく先にゴールした人たちがたくさんいて、その光景を見ているとゴールできなかった自分が急に情けなくなり、涙が溢れました。

涙が見えないように帽子を深くかぶり、泣きながら桜木町までの道のりを急ぎました。

打ち上げ

着替えが終わり還暦メンバーの打ち上げに参加しました。
気心知れたメンバーで気兼ねなく今日のレースの話、自分たちの話、走ることへの話、家族の話など、いろいろな話をたくさんしました。
自分だけDNFだったことが凄く恥ずかしいとも思っていたし、一人だけDNFの人がいたら申し訳ないと思い参加することを悩みましたが、
温かく迎え入れてもらえ、メンバーの温かさを感じれて本当に嬉しかったです。
ありがとうございます🥰

悔し涙

みんなと別れて、自宅までは約1時間、桜木町から電車に乗りました。
いろいろなことを考えながら電車に乗っていたら、
みんなでいるときは少し気が張っていたのか、
一人になった途端…
ゴールできなかったこと・・・
たくさんの人に応援してもらい、
元気も勇気ももらえたのに頑張れなかった自分に対する怒り、
もう少し頑張れなかったのか自分?
どこかで甘えがあったのか?
練習が足りなかったんじゃないのか?
同じコースを同じ人間が走っていて、走力の差はあれどゴールしてる人もいる中、自分が出来なかったことがとてつもなく悔しく思えてきて、
いろいろなことが頭の中を駆け巡り、弱い自分が情けなくて、
また涙が止まらなくなってしまいました。

正直こんなに悔しいと思うなんて思っていませんでした。
走力がないからDNFだったんだ!と簡単に割り切れると思っていました。
Twitterの皆さんなんかとは比べ物にならない走力だけど、遅いなりの目標はあったわけで、完走という最低限の目標すら達成できなかったことがとても悔しかった。
遅くても、ランナーの端くれだったんだな私・・・と思いました。

今回、走力、メンタルどちらにおいても自分に足りないものに、
うっすら気付けた気がしたのでそれを補強しつつ、次のレースで
復活の狼煙を全国に向けてあげたいと思います!

御礼

今回の横浜マラソン
都市型マラソンで大好きな横浜を走れることとても楽しみにしていました。

しかし、関門突破することに必死過ぎて、
自分の腕に書いた関門閉鎖時刻一覧と、GARMINの距離表示とAppleWatchの時計のインターフェイスと関門の看板しか覚えていません。
景色を楽しむ余裕が全くありませんでした。

私のような速くもないランナーに優しいコメントや応援コメントなど、
絡んでくださるフォロワーさんにはいつも元気や勇気、
刺激をもらっていて、感謝しかありません。

走ることを共感してくれる方がたくさんいるからこそ、頑張るぞ!という気持ちにもなるし、頑張っているランナーさんを見ていると、
自分も頑張ろう!と思えます。
還暦メンバー含め、多くのフォロワーさんもお目にかかったことがない方の方が多いですが、いつかどこかの大会でお目にかかれる機会があれば嬉しく思います。

こんな失敗レースにもかかわらず励ましのコメントもたくさんいただいて、DNFでの悔しい涙と一緒に嬉し涙も流れ、どっちの涙が分からない涙で文字が霞んでお返事が遅くなりましたm(_ _)m

これからも自分なりに頑張っていこうと思いますので、温かく見守っていただけますと幸いです。

また、横浜マラソンに携わってくださった、
ボランティアの方、関係者の皆様方。
私たちランナーのために、ありがとうございました

【番外編】


完走セット的な袋の中に、メダルが入っていたのですが、
未完走者は紐が違う?と聞いていたけど、
まさかの…

ヒモなし‼️

完走できぬもの 首からかけるべからず
と言われてる気分(笑)

ヒモなしメダル

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