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映画ゴーストランドの惨劇


あなたは夢を見ますか?

夢と言っても、眠っている時に見る夢じゃありません。目覚めている時に見る夢です。

わたしは、現実にぶつかった時に幸せな夢を見ます。例えば、恋心を抱いている相手からの好意が無さそうな時、その人が私のことを大好きな夢を見たりします。

見る人にはわかると思いますが、見ている時はそれと気づかず、そして記憶になり、現実なのか夢なのか判別がつかないことさえあります。それは、夢の世界はどこまでも繊細で、ある種、現実よりもリアルな音と色のイメージで作られるからです。

一方で、繊細さゆえの脆さもあり、現実が介入する余地はいくらでもあります。すりガラスを通して現実の音と色が感じられる、現実とは対極にある世界、それが幸せな夢です。

「夢を見さえしなければ、現実が見えるのに」

そう夢を悪者にしていた頃に出会った映画が「ゴーストランドの惨劇」でした。



以下映画のネタバレあり



この映画は、幸せな夢を見る少女が過酷な現実に遭遇した時、どのような夢を見て、どのように夢を破り現実に立ち向かうのか、そんな姿を見せてくれる物語です。

今はこう思います。

わたしが夢を望んだのだ。
夢を見ずに現実を見れる人にある"何か"は無いけれど、その代わりに夢の力を与えられたのだ。
確かに見えている、聞こえて来る世界が望まない現実だとしても、受け入れて、夢を夢として手に入れるために幸せな夢を見るのだと。

本当は、これまで数え切れないほど、夢の世界の親切さに救われてきたのだと思います。

ありがとう。


おわり


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