見出し画像

レディースクリニック体験〜ピル編〜

低用量ピルの様々な使用目的が伝わってきて選択肢が増えた。
レディースクリニック受診へのハードルをさげて病気の早期発見に繋がった。
生理だからって生活を我慢しなくてよくなった。
女性が自分の体は自分のものだと認識する風潮が高まって確実性の高い情報に出会いやすくなって物凄く気持ちがラクになっていく実感がある。

でも、問題がクリアになって正しい情報を得られる確率は上がっても、レディースクリニックへ行くのは心理的ハードルがあるし生理に付随する細々とした不調はあるしピルへの拒否感もまだまだある。
そのあるものを少しでも軽く小さくできたらいいよねということで私が体験したことを少しだけシェアします。

■ピルについて

ピルは女性ホルモンのはたらきを利用し排卵を抑制し子宮内膜の増殖を抑制し着床しにくい状態を作るお薬です。
避妊、月経困難症、多毛症・・など様々な使い方があります。

■ピルを飲み始めたきっかけ

①学校で教えてもらう範囲での異常があった
②持病のこともあり少しの異常でも病院へ行くクセがあった
③高い避妊率を望んでいた

①学校で教えてもらう範囲での異常があった
痛いとか量が多いって正常値がわからないし人と比較することもなかなかきないからなかなか異常に気づきにくいけど、私の場合毎回ではないけれど生理が2週間弱続くときがあるという期間の異常だったので、わかりやすく異常なのかなーって認識することができて今考えるととてもラッキーだったなー。

②持病のこともあり少しの異常でも病院へ行くクセがあった
免疫異常の持病があるので体の異常というよりは持病起因の不調といった感じで、対処療法を目的に皮膚科、耳鼻科、眼科等に行くことが多かったのでレディースクリニックもそんなノリで行きました。
最初病院を探すときには以下の点に気を付けました
・産婦人科ではないところ
 産科の先生って専門ではないので婦人系の病気に疎かったりするので(総合病院で働いていた経験から)ここは専門性を意識しました。
・担当の先生が男
 女の先生の検診が痛かったので長く通うかもしれないレディースクリニックは男の先生がよかった。
・ドクターの数が少なく毎回同じ先生にかかりやすい
 同じ病院内でも個人によって方針や意見が違うのでなるべく担当医制にしたかった。

③高い避妊率を望んでいた
コンドームの避妊率は86%程度。
持病の治療で使っている薬は妊婦禁忌のため計画するまではどんなことがあっても絶対に妊娠したくない、コンドームの失敗率14%は不安と恐怖でしかなかった。

■ピルを飲んでいてよかったこと

①生理痛がなくなった
②貧血がなくなった
③計画が立てやすい
④セックスへの不安が軽減された

①生理痛がなくなった
あれは生理痛だったんだな〜という程度の軽いものでしたがそれがなくなったのは嬉しいです。
ただ、生理前の眠気や疲れやすさは軽くなりましたがなくなりはしませんでした

②貧血がなくなった
これは単純に2週間という期間が短縮されたからだと思います。
血液検査で必ず引っかかっていた貧血の数値は消えました。

③計画が立てやすい
生理前の不調も生理の期間も明確にわかるので、予定も立てやすいしパートナーとの情報共有もしやすいです。

④セックスへの不安が軽減された
ゴムしてても、もし妊娠したらどうしよう..って不安は常にあって、カウパー出る前にゴムして終わったら即抜いて処理してくれる正しい使用方法を実践できない人もいて、それをひとつひとつ伝えてもなかなか実践してもらえなかったり、あとゴムがとれちゃつててアフターピル貰いに駆け込むとかもなくなったのは本当に心の平和を手に入れた感じがしました。

■ピルを飲んでいて困ったこと、不安だったこと

①飲み忘れ
②パートナーがゴムをしてくれなくなる
③通院カ愐倒
④費用の負担
⑤薬の副作用に対する不安

①飲み忘れ
24時間以内の飲み忘れなら問題ないですがそれ以上になると内膜がはがれてしまうため※そのシートはおしまい。
予定していた周期も狂うし余分な費用もかかるのでせっかく計画していた旅行やもらっていたピルが足りなくなるなど・・習慣にするまでは結構苦労しました。

②パートナーがゴムをしてくれなくなる
ピルには性病予防の効果はないのでゴムも併用必須ですが身勝手な男は避妊できているならいいじゃんなどと言ってくるので付き合っている人にも言わない等の対処は必須でした。
どうしてもとゴネられた時、性病検診で問題ないという診断をもらってきてくださいとお願いしたら別れを切り出されたので別れました。
クリーンじゃない男はリスクを冒したがる説、ガチ。

③通院が面倒
クリニックにもよりますが最初の3か月は月1シート、最大でも月に6シートしかもらえないので半年に1度は受診しなければならないのがめんどくさいんだよなー。

④費用の負担
月3000円という費用を安いと考えるか高いと考えるかは個人差だと思いますが費用は発生します。

⑤薬の副作用に対する不安
・血栓
血栓のリスクが声高に言われていますが、妊娠中の血栓のリスクに比べたら大変低いそうですただ、だいたい40歳を目途に血栓リスク防止のためにピルから違う治療へ変更される方が多いようで、私も今後のことについては今から考える必要があるなーと思っています。
・嘔吐
私はピルとの相性がよかったので吐き気やむかつきなどはありませんでした、ピルは相性があるのであきらめず違う種類にトライしてみてください。
あなたに合うものが絶対あると思います
・薬をやめた後の妊娠率
ピルを飲んでる間は子宮も卵巣も休まるため、やめると妊娠しやすい状態になるようです、どうしても事情があっていったん薬をやめなくてはいけなかったときに避妊だけはしっかり と凄く神経を使いました。
これは計画的に妊娠する際にピルをやめる人にとっては朗報でしょうが。


私は医者ではないので専門的なアドバイスはできませんがこういう事例もあるよ〜という話でした。

よろしければサポートお願いします、そのお金で本を読みまくります。