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ペーパーバック完成!

前回のnote投稿から約1ヵ月お休みしていましたが、その間、初めてのAmazonペーパーバックの出版に苦戦していました。特に悩んだのが、出版する本のサイズ。ネットでいろいろと調べていると、KDP(Kindle direct publishing)の本場アメリカでは、15.24×22.86cmが一般的な版型ということがわかったので、何気にこのサイズを選択したのですが…私の古いバージョンのWordではこのサイズのPDF化になぜか対応しておらず。入稿はPDFですので、上記サイズをなんらかの手段でPDF化しないといけないのですが、例えばフリーソフトを使うと、フォントが明朝からゴシックになったり、さらには、一部文字が縦横逆転したり…深夜、パソコンの前で悪戦苦闘しながら、「これ、まさしくものづくりやな」とつぶやいていました。結局、よく考えれば先のサイズに拘りがある訳ではないことに気づき、スムーズにPDF化できるA5サイズに変更し、後は意外にもスムーズに作業を進めることができました。そして出版前の審査も無事クリアし、昨日午後に、出版することができました。

※写真は校正用冊子となるため、再販禁止と印字されています。
各作品の冒頭には、娘とデザインしたイラストを挿入しています。


小さな小さな一歩ですが、娘と、古くからの友人が「感動した!」と言ってくれたので、再スタートとしては順調かなと思っています。
タイトルは、20年前の旧「桜町」へのリスペクトの気持ちをこめて、「桜町2021」としました。収録作品は、「兵庫県南部晴れ時々天使」「桜町」「トマト」の短編3編からなる短編集。内容的には、ほぼ別の作品となっていますが、20年前の処女作となる「桜町」については、再構築がいろんな意味で難しかったこともあり、加筆修正という形を取りました。そのため、他の2作に比べると、粗削りな感は否めません。正直、桜町を外す、もしくは別の新たな作品を加えることも考えました。ただ、自分の生きた証を遺したいともがいていた20年前の若者の想いを、20年後の今、カタチとして蘇らせるというのも、素敵じゃないですか?僕は僕なんですが、あえて過去の自分を他人として考えたときに、「桜町」を外すという選択肢はありませんでした。その分、他の2作については、旧作とタイトル名は一緒であるものの、大きく進化していると思います。Amazonで販売開始しておりますので、是非、読んでみてください。


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