たまには予想とは違った側面で競馬を語る(オークス編)

※過去データの拾い方をミスっていたのでキャリア別成績の部分は5/15に加筆・修正済みです

1.過去10年のオークス
→3勝以上挙げていた馬が必ず連対

該当馬
ステレンボッシュ
コガネノソラ

今年はこの2頭のみ

人気の面でも実力面でも
ステレンボッシュは飛び抜けている


と予想される方が多そうです

→夢を見るなら想定6〜9番人気に落ち着きそうなコガネノソラかも


※なお、コガネノソラは初勝利まで4戦を要している点は注意が必要


その理由としては

過去10年のオークスのキャリア別成績

2戦 0-0-0-5
3戦 2-0-1-18
4戦 4-4-2-27
5戦 2-5-4-25
6戦 2-0-3-33
7戦 0-1-0-17
8戦以上 0-0-0-22


コガネノソラが人気になりきらない理由というか要因になりそうのはキャリア7戦という戦歴

率にしてみると連対率は5.9%

キャリア4戦の27.0%
キャリア5戦の30.6%

と比較すると格段に落ちてしまいます


しかし、スイートピーSがいかに時計の出る馬場であったとしても今の東京コースのスピード決着に対応した点は評価できるとも言えそうです


勝ち時計の1.45.6
→スイートピーS史上歴代最速


ゴールドシップ×ロージズインメイの血統構成においては21年の勝ち馬ユーバーレーベンと同じというおまけつき

ゴールドシップ産駒の牝馬は東京2400mが大得意の条件(なぜなんでしょうか)でオークスに出走した父ゴールドシップはと言うと

20年 ウインマイティー 3着(13番人気)
21年 ユーバーレーベン 1着(3番人気)
23年 ゴールデンハインド 11着(4番人気)

絶対数は少ないものの
とにかく走った印象が強いんですね

また距離は違うもののウインキートスは21年の目黒記念を制覇しているように府中のスタミナ戦は改めて得意条件と言えるのでしょう


「言うてもたかだかメンバー揃ってないリステッド勝っただけの馬でしょう」

そう、当日もナメられてくれれば
コガネノソラを追う人にとっては
夢のある配当を手にできるかもしれない

それがコガネノソラです


ってコガネノソラの紹介みたいになってしまいましたが、3勝馬の10年連続連対は一つかなり大きな経験値として捉えておきたいと思います

ps.ステレンボッシュは強すぎるというのが桜花賞までを観た感想ではあります

あとは騎乗予定の戸崎J次第でしょう



2.オークスと日本ダービーで共に人気馬に乗った騎手のお話


思いついて調べてみた話で恐縮ですが
過去に同一年のオークス→日本ダービー
を制した騎手は5名いらっしゃいます


現役では府中芝コースの申し子であるルメールJただ1人

引退した近年のレジェンドやリビングレジェンドと言える岡部さんでもアンカツさんでもユタカタケでもなく日本競馬に順応したフランスの天才のみです



2017年のC.ルメール
オークス:ソウルスターリング1着
ダービー:レイデオロ1着(2番人気)

この年に達成されました😊


2021〜2023の3年間でルメールJはオークスでは2,3,2番人気で2,1,2着と3年連続で連対中と抜群の安定感

ましてや単勝1桁人気馬では3-2-0-1です

チェルヴィニアが果たして何番人気になるか
注目しておきたいポイントですね

(ちなみに近3年の日本ダービーは2,2,2番人気で5,2,17着ですし、スキルヴィングのダービーは今でも胸に強く残り続けています)



今年6人目となる偉業に限りなく近い存在と言えるのが桜花賞馬と皐月賞馬の鞍上として(騎乗停止や怪我でもなければ)挑む戸崎圭太J

大きなチャンスを手にしたと言える戸崎Jはオークスでもダービーでも圧倒的な1番人気に支持されるであろうことは想像に難くありません


ですので・・・

同一年のオークス→ダービーで(圧倒的な)1番人気馬に騎乗するということは本当に例が少ないと思われるので


調べてみました💡


そう、あの騎手が過去にチャレンジしています

世界の武豊Jです


1996年
オークス:エアグルーヴ 1着
ダービー:ダンスインザダーク2着

1998年
オークス:ファレノプシス3着
ダービー:スペシャルウィーク1着

共に1番人気の馬に乗る重圧もあってかオークス→ダービーを2週連続で制覇という大偉業は達成できませんでした(まだチャンスはあります)

なお、手元の集計で1990年代以降で共に1番人気馬に騎乗されたパターンは武豊Jの96年と98年の2回のみ


サンプルが少ないので仮にオークスかダービーのどちらかがとんでもない大口投票でもあって戸崎Jが2番人気になったパターン(そんなものはない)を想定してみます


武豊Jがオークス・日本ダービーどちらかのレースで1番人気,どちらかが2番人気になったとしたパターンの騎乗成績が以下の通り


1999年
オークス:トゥザビクトリー2着
ダービー:アドマイヤベガ1着(2番人気)

2005年
オークス:エアメサイア2着(2番人気)
ダービー:ディープインパクト1着


です 笑


複勝率なんと驚きの100%



これは戸崎圭太Jには当たり年として
是非ともチャレンジしてほしい記録ですね

言い換えるとオークス勝ったらダービーのジャスティンミラノって2,3着濃厚ってことなんじゃないの(ボソっ


みたいな邪推は一旦置いておきましょう


このパターンは2017年のルメールJで最高の結果を導いているのですが他の騎手で該当される方がおられたので広げてみると


2014年の川田将雅J
オークス:ハープスター2着
ダービー:トゥザワールド5着(2番人気)


2022年の川田将雅J
オークス:アートハウス7着(2番人気)
ダービー:ダノンベルーガ4着


あれ、ちょっと雲行きが怪しくなってきたかもしれません😅


少し古い記録だと

1984年の岡部幸雄
オークス:ウメノフーリン8着(2番人気)
ダービー:シンボリルドルフ1着

みたいなのもあるので調べてみるとまだまだ何例かおられるやもしれません

(決してそろそろ飽きてきたなんてわけでは


話を戻しましょう🧐


無敵のルメールクラス
全盛期の武豊クラス
今の川田将雅クラス

今年の戸崎圭太Jはどのクラスに分類されるでしょうか??


その答えはも〜ち〜ろ〜ん


トランキーロ!!!!


あっっっせんなよ!!!!


ということにしておきましょう

(ここで読むのやめた人何人かいるでしょう)


でも残念ながらここで今日のところは終わりたいと思います😊


[今日のおさらい]

・10年連続3勝馬が連対中(HOT)
・記録上オークスとダービー共に1番人気に推された騎手による2週連続制覇なし
・ルメールJは3年連続連対中
・ドゥラメンテ産駒連覇中(いや、触れてない)
・東京2400m芝でのゴールドシップの牝馬は基本買い
・キャリア7戦以上の不振


こんなとこでしょうか??


オークスが待ち遠しいですね

そして、もちろん日本ダービーも😊


記録の上では共に1番人気馬に騎乗しての連覇は史上初の快挙となるはずです


男を見せろ戸崎圭太

となるか

はたまたテン乗りでオークス?

と考えるか


馬券の予想だけじゃなくロマン的なものも含めて週末を楽しみに仕事頑張りながら待ちましょう



・10年連続3勝馬が連対中(HOT)

ここ見て拷問の館が浮かんだ人


病気ですよ 笑

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