執着の手放し方
shuuchakuシュウチャク執着。
執着:心が囚われて思い切りができない事とあります。
1.どうやってやるのか
一番早くできることは、送るつもりで手紙を書くことです。
実際送ってもいいですが送ろうとすると、ちゃんと書こうと力みが生じますし、もっと他に言いたいことがあるはずだと書き直したりしますから、そんなことに時間を費やしていたら書く気も失せてしまいましょう。
ですから便箋30枚を用意して、切手100円分と封筒1枚用意します。
相手に言いたかったことをすべて、徹底的に自分自身に言わせてあげることです。
抑制もせず編集も入れず、書いて、書いて、書きます。毒づいても、非難しても、ののしっても、何でもいいのです。遠慮や相手がこれを読んだらどう思うだろうか?などと考えがよぎっても、書くのをやめないことです。
乱筆乱文でも構いません。二度とはしないことですから、自分の中に巣くっている毒を抜き切るように、紙に転写させるつもりで書くのです!
本当に出しきるまでやめないこと。私は毒母へ30ページ以上書きました。
『あなたはどうして、私の宗教をやりたくない意見を退け強要したのか、どうして頭ごなしに理由なしに叩いて怒って考えもなしに育てたのか、どうか教えてくれ』と、返信用封筒に切手を貼って送ったのです。
虚無感と切ない涙が頬をつたって足も手もガクガクするけど、残りの力を振り絞って、靴を履きポストまで歩き、いざポストに投函しようとすると、一瞬のためらいが起きてきたけれども、「自分を助けれるのは自分しかいないんだ」と手紙を手から離した。
書き切ることをする以前は、湧いてきた情動を都度感じきってきたのでもうほとんどネガティブな思いは残っていないと思っていましたが、ことあるごとに自分の口から出る言葉の中に、毒母を想起したことを前提とした言葉が出ていることを、息子から指摘されて気づきました。
表面的には過去の受けた酷い虐待を許したのかもしれない。でも深層的には許し難い思いがあるから言葉として出てくるんだろ?とまとをえた指摘に反論もできず黙ったままでした。翌日、
まだ、奥深くに巣くっている救われたい毒が放出の機会を待ち望んでいるのだとしたら?と問いかけ、書き出したのです。
投函してから2週間経ってもうちのポストには毒母からの返信はありません。それでもうきっちり私の中では終わったのです。もう過去はないのだ、と。
2.感情の手放し方
手放し方は色々ありますが、どれがいいかはやってみなければわかりません。人はみんな違うのですから合うものもあれば合わないものもあります。なのに一律万人に再現性があるふうに吹聴されるため、信じてしまいます。
私のこの方法も合う人と合わない人がいるのも確かです。
やってみようと思い立ち、書くまでは書いてもいいのではないでしょうか。投函するのは後からいつでもできますから。
書いてスッキリしたのなら破り捨てたり生ゴミと一緒に処分してもいいですし。
投函して相手に読んでもらえれば何らかのきっかけになるでしょう。
親子関係の誤解が解けるかもしれませんし。そのことで人生に豊かさを彩るかもしれません。
3.ブロックって何?
スピリチュアルや自己啓発な側面では、望んだ通りに現実が展開されていないことに対して心にブロックがあるからですと聞いたことありますよね?
ブロックがあるのだと言われたらああそうなんだ、ブロックがあるから望み通りにいかないんだ、だからブロック解除をすればいいのだ、となります。そこでブロック解除なるものをやってみます。
このブロック解除がダメならこのブロック解除だ。これでもダメならこの方法はどうか?これでもダメならこれは?とブロック解除に勤しむ人がなんと多いことか!
『望み通りにならないのはブロックがあるからで、ブロック解除すればあなたの人生は望み通りに行きますよ』ってペテンの常套句みたいじゃない?
どうしてこんな謳い文句を信じてきちゃったのだろう?と自信を持ってファニーだと自称できます。
ペテンみたいなブロック解除に勤しむくらいなら、送るつもりで手紙を書いてしまった方が、執着心の手放しには最高に有効です。
送り先はあなたが言いたことを言いたい人へです。
ですが昔ながらの慣習、社会通念、常識、制約、誓いを持っている人にはできないことかもしれませんね。
こういう思い込みがどれほど自分の自由を奪っているかに気づくきっかけにもなるといいと思います。
これまで、正しいと思い持っていた「慣習、社会通念、常識、制約、誓い」などはもう役に立ちません。役に立たせようとしたい懸命な抵抗という動きがあるだけです。本当にガラガラと音を立てて崩れていっているのです。そのことに後どれだけの人が気づけるのでしょうか?
今日も読んでいただきありがとうございました。😁
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