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旅をデザインする-1-


富山県万葉線

「旅をデザインする」なんてカッコいい言い方しましたけど、要はどう計画を立てるかです。
昔まだインターネットがない時代には時刻表とガイドブックを頼りに計画を立ててました。
当時はどこに行くにも列車だったので時刻表はマストアイテムです。
そしてガイドブックか旅行雑誌の僅かな情報を元に、どこに行ってどこに泊まるか大まかに決めて、あとは現地に行って成り行きまかせな旅でした。
当時から観光スポット的な場所とか、お金がなかったので入場料がかかるような観光施設や名所にはあまり行きませんでした。
ローカル線の各駅停車に揺られて何もないような駅で降りて適当に街を歩き回ったり、隣の駅まで歩いたりとか、今とあまり変わらない旅のスタイルです。


東京湾上空


今は鉄道より圧倒的に空の旅になりました。
北海道や九州などの遠方はもちろんのこと、京都に行くのに伊丹空港まで飛行機で行き、モノレールと電車を乗り継いだこともあるくらいです。
最初の頃は普通に怖くて、落ちたらどうしようと心配でしたけど、すっかり慣れた今では楽しくて仕方ないです。
空からの景色は飛行機に乗るしかないので、絶対に窓際席を予約します。
国際線で長時間乗るならトイレに行きやすい通路側の方が便利なのでしょうけど、国内線のフライト時間ならトイレに行くこともないので、窓際席が埋まってない限りは通路側は予約しません。
西に向かうなら富士山が見えることも楽しみです。
左右どちらから見えるかは航空会社のサイトに載っているので、必ずチェックします。

大分県長崎鼻の入江


ここ数年は旅先でのセルフポートレイトの撮影も楽しみのひとつで、そのために三脚を持参します。
ただでさえ荷物が多いし重たいのに。
ひとり旅がほとんどなので、スマホで誰かに撮ってもらわないと自分の写真がないので、記念写真の意味合いもありますけど、せっかく素敵な風景があるのでそれを活かさない手はないなって。

神奈川県三崎

自然の風景も嫌いではありませんが、どちらかと言うと人の暮らしの息遣いが垣間見える街中の風景の方が好きです。
それがレトロな街並みなら言うことはありません。
錆びたトタン板の建物とか、やっているのかいないのかわからないくらいに寂れているお店とか、堪らない魅力を感じてしまいます。
それは観光客向けのレトロではないので、だから何でもないような街を歩くことになるのです。

郡上八幡

現地でのプランを決めるのに、今だとGoogle mapは欠かせません。
目的のエリアを表示して、カフェならカフェで検索すれば地図上にカフェが出てきます。
それを片っ端から詳細を出して、気になるお店をリストアップします。
定休日や営業時間を考慮してどう回るか、おおよそのプランは立てますけど、現地に行ったらあとはその日の気分やお天気で行き先は決めることになります。
現地で知った情報や通りすがりに見つけたお店に飛び込むこともありますし、プランはあくまでも予定であって未定なのが大切。

三浦海岸

あたしは晴れ女なので旅に出て雨に降られることはあまりありません。
近年で一番雨に降られたのは2020年7月の長崎・佐賀の旅。
この時は5日間中4日が雨でした。
それだけに忘れられない旅になりましたけど。

旅の楽しみは計画を立てている時から始まるし、なんならその時が一番楽しいとさえ言えます。

今も来週の旅の計画をワクワクしながら練っているところ。

八ヶ岳


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