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会いたいって思っていれば会える

こんなときに、こんなボロボロなときにも、
気持ちをわかってくれる、救ってくれる
そんな親友がいてくれてわたしは本当に幸せ。

ひとつの恋が終わったと思う。
終わらせられたかはわからないけれど、
終わったんだと思う。

昨日の朝、ちょっとだけ二日酔いで
痛くなった頭のなかで、終わりの音がした。
終わりに音なんてあるわけない、
ちょっと小説っぽくて面白いかもしれないけれど、
私にはちゃんと聞こえた。

そんな綺麗な音じゃなくて、
終わりにしなきゃいけないっていう
警告音みたいな感じ。

綺麗じゃない、でも、私の好きは綺麗だった。

いろいろと計算して、どう見られるかを気にして、
無邪気なフリして好かれようとしたり、
少し本音で喋って心の中に入ってみようとしたり。
気にしていないフリして重い空気から逃げたり、
強い自分を演じてみたり。

ずっと笑顔で可愛い私を取り繕ったり、
『嫉妬』って言葉を知らない私でいたり。

頑張ったと思う。
必要のないことに、労力を使ったと思う。
でも、やっと気がついた。目が覚めた。

計算も気にしていないフリも、
傷ついていないフリもいらなかった。
それは遠回りで、そして、自分が素直になれる
大事なタイミングを逃すだけだった。

でも、それでも頑張ったと思う。
こうするしかないって思ったから、
そのなかで最大限に、間違っていても必死だった。

だから私は、無駄な恋をしたわけじゃない。
素敵だった。綺麗だった。温かかった。

そして何より、やっぱりずっと親友は、
私が間違った方向に進んでいることも知っていて、
全部わかったうえで、受け止めてくれた。

大事なことを、私が忘れていたことを、
ちゃんと教えてくれた。
こうやって私はちゃんと導かれる。

私はこれから、きっとまた恋をする。
そのときは、素直に自分と向き合って、
自分の気持ちを無視しないで、
真っ直ぐな言葉で相手に伝えたい。

好きも悲しいも、会いたいも話したいも。
きっと次はちゃんと伝えられる。

それまでは、まだ少しだけ想いながら、
ちゃんと心を返してもらおうと思う。
心と一緒にリングも返ってきたら嬉しいな。

会いたいと思っていれば会える。 

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