【シティS3全勝優勝】雪道アルセウスギラティナ【デッキ解説】
◆はじめに
みなさんこんにちは。新潟市でポケモンカードを楽しんでいるピンクと申します。
今回は先日3月19日に「トーナメントセンターバトロコ 高崎駅前」にて開催されたシティリーグ2023 シーズン3で使用し、運よく全勝で優勝することのできた「雪道アルセウスギラティナ」デッキの解説noteを書かせていただきます。
この結果を残せたのは運の要素が非常に大きかったので、参考になる部分があるかはわかりませんが採用カードの解説などを自分自身の記録もかねてnoteとして投稿させていただきます。
至らぬ点も多いとは思いますが、お読みいただけたら幸いです。
◆環境考察とデッキ選択経緯
自分が想定した環境デッキのTier表がこちらです
この中からアルセウスギラティナ(空ピカは抜けた)デッキを使った理由は2つあります。
シティリーグの結果を見て「勝っている」デッキタイプである
自分が以前使用した経験がある
この2点です。
自分がシティリーグに参加する目的は「勝つため」です。
ですが、社会人であることや現在の自分の環境などにより、練習時間を多くとったりデッキを1から作って試す時間はありませんでした。
そこで環境にいるデッキ=シティリーグの結果を見てある程度勝っているデッキの中から使用デッキを選択することに。
その中から今回選んだアルセウスギラティナデッキは以前自主大会で使用したことがあったので、今回のシティリーグではこのデッキを使用することに決めました。
◆採用カード解説
当日使用したデッキリストはこちらです
1人回しや練習に付き合ってもらう中で現在の環境では頂への雪道を貼ってルールを持つポケモンの特性を封じ、ジャッジマンで相手の手札を制限する戦い方が刺さると思い、その戦い方をしやすい構築を目指しました。
ポケモン20枚
アルセウスV-VSTAR 4-4
起源にして頂点
スタートもしたいし、後続としても立てたいのでVは当然4枚。
VSTARも確定サーチグッズがハイパーボールしか無い環境なので、進化できる確率を上げる為現物を最大枚数採用。
このポケモンを1ターン目に出して手張り→2ターン目進化までいくのがこのデッキの最初の目標
序盤を安定させる特性スターバースと後続を作れる技トリニティノヴァを使えることで、自分のジャッジマンで事故りづらく、相性がいいと感じた。
ギラティナV-VSTAR 2-2
アルセウスVSTARでは倒せないVSTARなどをワンパンで倒して、サイドを優位に進める。
ダブルターボエネルギー1枚のコストでロストインパクトを使えるため連打もしやすい。
Vの技ひきさくも
・エネルギー温存
・ミルタンク突破
・その他軽減貫通 などに使うので選択肢に入れる
このポケモンが必要な対面で先にVを1体倒されると苦しくなる為、サイド落ちを考慮するともう1枚ずつ欲しい。
ドラピオンV 1
ミュウVMAXデッキを見るのはもちろん、サーナイトexやミュウツーVUNIONをワンパンできるため採用。
(反動をビッパで打ち消せるとオシャレ)
かがやくサーナイト 1
VSTARの耐久力をもう一段階上げ、ワンパンされづらくする為に採用
このポケモンが生きる対面は雪道を張るタイミングに注意。
バケッチャ 1
相手に雪道を張られた際に割る手段として採用。
特にミュウVMAXデッキに雪道の採用が多く見られる環境なのでドラピオンVを通す為に、ロストスイーパーよりもハイパーボール分サーチしやすいこちらを選択。
ビッパ-ビーダル 2-2
このデッキのコンセプトであるジャッジマンを打つと自分も事故る可能性が高くなる為、なるべく1体は立てたいと感じ1-1ではなく2-2の採用に。
ビッパは序盤のげっこうしゅりけんを防げるように特性へっちゃらがおの方を採用
ノコッチ 1
アルセウスVSTARの弱点を無くし、ワンパンで倒されなくする為に採用
・ルギアVSTARデッキのイシヘンジン
・ロストバレットデッキのガラルサンダー
・連撃デッキのウーラオス
などが主な対象
グッズ10枚
ハイパーボール ネストボール 各4
どちらも最大枚数
トラッシュしたいカードがないこのデッキではハイパーボールのコストは重いが、とにかくアルセウスVSTARに進化させることを最優先に。
ポケモンいれかえ あなぬけのひも 各1
アルセウス以外でスタートした際にスターバースから持ってくる。
盤面を見てどっちの方が相手が嫌か考えて選択
ポケモンのどうぐ 2枚
こだわりベルト 2
まだまだVポケモンが重要な環境で、欲しいと感じる場面が多かった為2枚採用。
ダブルターボを貼ったアルセウスVSTARにつけて210打点になると
ゲノセクトV・レジエレキV・レントラーV・ライコウV・ガラルサンダーV・ドラピオンV などのHP210以下のポケモンVを倒せるようになり、ダブルターボエネルギーをつけていないアルセウスVSTARにつけて230打点を出せるとほとんどのVポケモンを倒せるようになる
ギラティナVSTARにつけて310打点を出せると
ミュウVMAX・Vガードエネルギー付きのVSTAR(主にルギアVSTAR)・ミュウツーVUNIONなど を倒せるようになる
サポート11枚
博士の研究 2
ジャッジマンをメインのサポートにしたため2枚の採用に
・相手が止まっている
・ダブルターボエネルギーなどの必要なカードを持っていた
・自分の手札が少ない
という場面ではスターバースからジャッジマンではなくこのサポートを持ってくる
ジャッジマン 4
今回のデッキコンセプトのため最大枚数採用
特にロスト系のデッキは手札を貯めて状況にあったカードを使って戦ってくるので、このカードが刺さる。
その他のデッキ相手でも序盤に盤面を作る要求を上げられるので
・相手の手札が既に少なく、止まっている
・ジャッジマンではトリニティノヴァまで行けそうもない
以外の時はなるべくこのサポートを使います
アルセウスデッキはトリニティノヴァを打って行くと後続を用意できるだけでなく、デッキからエネルギーが減りデッキ圧縮にもなるので自分でジャッジマンを使っても事故りづらいデッキだと思いました。
キバナ 1
後攻1ターン目にエネルギーをつけたアルセウスVを倒された返しにトリニティノヴァを打つために必要なので1枚は必須
中盤以降でもこだわりベルトを持ってくれば相手バトル場のポケモンを倒せるなど、
・ボスorセレナでベンチを取る
・サイドを取られて増えた手札をジャッジマンで減らす
以上にこのカードを使った方が勝ちに近づくならこちらを使用
セレナ 2
博士の研究と比較してトラッシュしたくないカードを温存できるのでドロー効果としても使え、まだまだ環境にVポケモンが多くベンチを呼び出す手段としても十分使えることからこのカードを2枚採用。
ボスの指令 2
アルセウスデッキはトリニティノヴァで倒しきれなかったVポケモンが相手ベンチに残りやすいのでボスの指令などは多めに採用することでトリニティノヴァで盤面にエネルギーを付けつつサイドを取れるので、盤面が安定する。
今回はセレナとのバランスを見て2枚採用
スタジアム 3枚
頂への雪道 3
こちらがスターバースを使うまではできれば貼りたくなく、4枚採用しても序盤はコストや博士などに巻き込んで捨てがちなため3枚の採用に。
相手デッキタイプと入っているスタジアムの枚数をイメージして、先に貼るか相手がスタジアムを出してから貼るか考える。
雪道ジャッジマンは最強
エネルギー 14枚
初ターンにアルセウスにエネルギーを貼れないとそれだけでかなり苦しい戦いになるので、多めに採用。
ダブルターボエネルギー 4
アルセウスに貼るのはもちろん、ロストインパクトのコストにもするし、サーナイトやビーダルをボスで縛ってきた時の逃げエネにもなるなど、使用する機会は多い。
Vガードエネルギー 2
ギラティナVSTAR・バンギラスVなど280打点を出してくるポケモンVから、こちらのVSTARをワンパンされなくするために採用。
このカードとかがやくサーナイトをどちらも盤面に置けると、シンオウ神殿or頂への雪道を貼られてもどちらかの効果は活きているので、ロストギラティナ対面などではどちらも盤面に出せるようにする。
基本草エネルギー 基本超エネルギー 各4
トリニティノヴァでエネルギーをつける際はそれぞれの残り枚数をしっかり確認して終盤きちんとロストインパクトが打てるようにつける。
◆不採用カード解説
空を飛ぶピカチュウ
シティリーグ上位のアルセウスギラティナデッキに1セット採用されていることが多い。
採用理由としてはルギアVSTARデッキに対して
・ルギアVSTARを弱点を突いて倒す
・バンギラスV、イシヘンジンなどのタネポケモンのアタッカーからダメージを受けずに戦う
といった使い方になると思うが、ルギアVSTARデッキに対しては
・イシヘンジンからアルセウスをワンパンされないようにノコッチを出したいのでこちらも弱点をつけなくなる
・ルギアVSTAR、アーケオスからはワザのダメージを受け、倒されるとサイドレースがかなり不利になる
と感じた。
他にもミライドンexデッキやライコウVが採用されたロストバレットデッキなど、このポケモンでスタートしてしまうと簡単にサイドを取られるリスクのあるデッキが環境に多いと思ったので不採用に。
(余談だが新弾のパオジオンexが環境を席巻したら再度このポケモンの採用を検討すべきだと思う)
キャプチャーアロマ
追加のボール系グッズとして1~2枚採用されていることが多い。不安定なコイントスではなく現物を増やすことを選択したため不採用に。
ホシガリス
手札にサポートやエネルギーなど減らせないカードがかさばった際に、ビーダルの特性はたらくまえばを使いやすくするために採用されている。
このデッキではジャッジマンが4枚採用されており、このカードで手札を減らしやすくはたらくまえばが使えずに止まるという盤面になりづらかったため不採用に。
チェレンの気くばり
1度の攻撃を耐えたアルセウスVSTARを回収し、サイドレースを有利に進めることのできるサポート。
非常に強力なカードだがこのデッキではサーチ手段が限られており、スターバースの際に手札に加えておき次のターンに使うなどのプレイングが想定される。
主にロストバレット系の対策カードとして採用されると思うが、今回のデッキではジャッジマンを複数回使うことを対策としていたため不採用に。
◆おわりに
ここまでお読みいただきありがとうございました。
いきなりですが、まず宣伝をさせていただきます!
私は「新潟平日ポケカ」という、その名のとおり新潟市で平日にポケモンカードをする公認自主イベントを新弾発売後のタイミングなどで開催しております。
次回開催は「スノーハザード/クレイバースト」発売後の4/6火曜日の13時から、新潟市の東地区公民館にて予定しています。
最近は参加いただける方も増えてきてとても嬉しいです!
ですが、もっと多くの方にご参加いただきたいと思っていますので、ご都合合う方はぜひご参加ください!お待ちしています!
CL新潟も開催が近づいていますので、新潟のポケモンカードを盛り上げていきましょう!
平日はちょっと…という方も、情報拡散の為に告知ツイートをリツイートしていただけるとありがたいです!
よろしくお願いします!!!
続いて謝辞!
優勝ツイートにたくさんのいいねやリプライありがとうございました!
とても嬉しかったです!!!
また、自分のイベントに参加していただいた皆様、練習に付き合っていただいた皆様もありがとうございました!
最後にここからは優勝できた感想というか自分語りのような何かになりますので、興味の無い方は読み飛ばしてください。
自分がポケモンカードを始めたのは「ミラクルツイン」発売時なので、もう4年間もポケモンカードをやっていることになります。
そこからこれまで7回シティリーグに挑戦してきましたが、一度も予選を勝ち抜けずトーナメントに上がったことがありませんでした。
自分より後からポケモンカードを始めた人が先にシティリーグなどで優勝準優勝という結果を残すにつれ、勝てない自分が情けなく劣等感を感じながらポケモンカードをすることもあり、これまではとても悔しい思いをし続けてきました。
今回優勝という結果を出すことができて嬉しかったのはもちろん、今まで自分がしてきたことの成果を少しですが目に見える結果で出せたことでほっとしました。
また、自分がなかなか結果を出せず悔しいと感じていたことを理解している仲間にも「いままでやってきたことの成果が出て良かったね」と言ってもらえとても嬉しかったです。
今回の自分の体験から伝えたいことは、いま結果が出せていない人でもやり続ければいつかは結果が出るということです。
なかなか結果が出せないことを続けるのはしんどいですが、自分自身で「その時使っているデッキで構築やプレイングを磨いていけば、それが役に立つ場面がいつか来る」ということ体感することができたので、これからシティリーグやCLで勝ちたい!と思っている人には、今目の前にあるデッキに向き合って構築やプレイングを磨き、やり続けることが大切だと伝えたいです。
長くなってしまいましたが、今回のnoteはここで終わりにしたいと思います。
それでは皆様、CL新潟でお会いしましょう!
ピンク
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