見出し画像

2019/12/31 2019年を振り返って

担当する中3が内部進学とはいえ高校受験を控えているし、授業担当の高3は大学入試正念場だしで、年始から気の抜けない。それに加えて、仕事上のことで鬱々とした気持ちになることも多かった。生徒のことで頭を痛めながら、生徒に救われるような状況が続いていた。今振り返ると、あれはまだ今年のことだったのかと気が遠くなりそうになる。

そんなふうに年が明けても走り続けられた要因のひとつに、高野寛さんの音楽がある。1月14日に日本橋三井ホールでデビュー30周年記念のライブがあった。3月にはYMOデビュー40周年記念イベント、いくつものイベント、夏のツアー、新譜「city  folklore」の発売、レコ発ツアー、12月21日のスペシャルライブ。高野さんの音楽がこの1年の随所にあったことが次への活力になっていた。ライブに行けば、友人たちに会えて、楽しい時間と体験を共有できる。仕事以外の場があることに支えられていた。

音楽は好きで、高野さん以外にもいくつかのライブを見た。夏のcorneliusは最高だったし、カジくんのバンドライブもカフェライブも楽しかった。野宮真貴さんのライブでは、華やかさと美しさにうっとりする。秋のビルボードでは、ピチカートファイヴの曲だけのライブもあった。数年ぶりにトッド・ラングレンのライブも観た。
心残りなのは、ずっと応援していたNICO Touches the Wallsが11月15日に突然に「活動終了」を発表したことだ。ライブもないまま、静かに12月31日を迎えた。発展的解消のような文言ではあったけれど、さよならも言えないのは寂しい限りだ。

憧れの人に会えたのも2019年。小松左京展で筒井康隆氏に会えた。対談イベントの前に偶然にも隣に立って展示を見られた緊張は忘れられない。舞台を観てファンになった俳優の君沢ユウキさんにも写真集発売記念のイベントで会えた。

2月の内示を受けて4月、非常勤で4年、専任で4年勤めた職場から、新しい校舎で動き出す系列校へ異動した。3年担当した学年と6年進むつもりでいたので、転勤そのものが青天の霹靂だったけれど、異動先でいきなり高3の担任になったことにも驚いた。ずっと大学受験指導を続けているから授業担当は別に困らないけれど、担任となると話は別だ。初めてのことが多く、日々勉強だった。高3でも色々あるし、至らないことも多いから、生徒たちには申し訳ないこともたくさんした。生徒たちと周りの同僚のおかげで、なんとか年末を迎えられた感じだ。

授業のスタイルも、これまではオーソドックスな授業をしていたのを、少しずつ変化させた。まだまだ途上なのだけれど、新しい勤務校では「新たな学び」を強く推進しているので、試行錯誤が続く。ずっと現代文担当だったのが、今年は古文も担当したのも新鮮だった。

ペンギン的なことでいえば、行けた水族館は、海遊館・京都水族館・ニフレルに行けてよかった。しかし、一番のトピックは久しぶりに長崎ペンギン水族館に行けたことだ。友人も生徒も同僚も「ペンギンがあったから」とペンギンの贈物をしてくれる人があって、そうやって気にかけてもらえることは嬉しいなあと思う。本当にありがたい。

去年に続いて、今年もあまり走れなかったので、2020年はしっかり走りたい。そのためには、時間を今よりもうまく使えるようになる必要がある。したいことがたくさんあるのはとても嬉しいことで、でもそれをできるかぎり実現しようと思ったら、相応の工夫をしなければならない。

自分の中での大きな変化は、11月8日立冬にこのnoteで日々のことを書き始めたことだ。長く書きたいと思っていたことへようやく一歩踏み出せたのがとても嬉しい。初めてふた月に満たないけれど、今は書くのが楽しい。twitterやFacebookを通して知ってくれた友人が読んでいてくれるのも嬉しい。
noteを初めてから読書量が減っているし、毎日その日のうちに更新する仕組みが自分の中でできていないので、来年はそのあたりのことを解消したい。

2019年は変化の年だった。その中で、自分が周りの人達に支えてっもらっていることも改めて実感する1年でもあった。みなさん本当にありがとう。そして、来年もどうぞよろしくお願いします。




投げ銭用のかごのつもりでサポートエリアを開けております。よろしければお願いいたします。いただいたサポートは本の購入に充てようと思います。(あ、でもプリンを食べてしまうかも。)