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2019/11/22 終わりが近づくセンチメンタル

公募推薦入試の結果が出てくるとか、週末の試験に向けて面接練習をするとか、問題の添削とか、今週も落ち着かない。

放課後、申し込みのあった面接練習をすべて終えた後、クラスの生徒たちとしばらく話をする。卒業アルバムのクラスページの話とか、子供の時分の話とか、とりとめのないことばかり。でも、その隙間に、入試を目前に控えた不安が交じる。今のわたしにできるのは、生徒の言葉に耳を傾け応援することだけだ。

先日のタピオカの話のときにも思ったけれど、今年のわたしがすべきことは生徒と話す時間をたくさん持つことだったのだ。日々のこと、目の前のことに急かされて、大事なことを見落としてしまう。

生徒たちからしたら、過去2年自分たちを見てくれた人に最後の年の担任をしてもらいたかっただろうし、いきなり転勤してきた教員でしかも高3の担任は初めてなんて不安だろうなと思ってきた。ここまで、生徒の成長を考えながら自分のできることは精一杯してきたつもりだけれど、でもどこかで一歩引いて遠慮していたのかもしれないと今更になって気付く。

クラス45人が揃っていつもの日々を過ごすのも、期末考査までの1週間を残すのみだ。特別な何かはなくとも、彼らとの時間を大切にしたい。これからセンター試験や一般入試など、正念場を迎えるのだけれど、それでも。

※写真は、愉快なデコレーションを施された学級日誌のロイヤルさん。


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