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2019/11/25 「はづかし」を知る

仕事の後、戎橋のTSUTAYAへ向かう。

俳優の君沢ユウキさんの写真集『艶』発売記念イベントに参加した。予約していた写真集をご本人から渡してもらうというもの。その場でツーショットの写真も撮ってもらった。

夏に『舞台 文豪ストレイドッグス 三社鼎立』を観たときの衝撃は大きかった。芝居はたまに観にいくけれど、いわゆる「2.5次元」の芝居を観たのはそのときがはじめて。劇場で観てみると、演出はかなり演劇的だし、人気のある作品であるほど、演じるにも原作やアニメの表現を無視できないし、大変な仕事だなあと感心した。そこでフランシス・F役の君沢さんを知った。

古語「はづかし」には、「こちらが気おくれするほど、相手が優れているさま。立派である。感心である。美しい。」(精選版日本国語大辞典)という意味がある。現代語の意味「決まりが悪い」とは異なる使い方がされることが多いので、高校の授業では必ず取り上げる。今日実際に会った君沢さんは、想像以上に素敵で、本を受け取るたった一瞬会うだけなのにすごくどきどきした。君沢さんを目の前にしたときのこの緊張こそ、「はづかし」なのだろう。写真集を受け取り、しばらくふわふわしたあと、落ち着いたときにそんなことを考えた。

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