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2019/11/14 飛び込むことで

ひと月ぶりにMさんのサロンへ。Mさんに髪を整えてもらうようになって4年ほどになる。

Mさんの腕のよさを頼りにしているのはもちろんだ。しかし、元々無精なわたしがこまめに通うのは、Mさんの仕事に対する姿勢と朗らかさに刺激を受けて尊敬しているからであり、ゆえに密かに彼を「M師匠」と呼ぶ。

M師匠は日々のサロンワークをこなしながら、コンテストやイベントなどにも精力的に参加している。今日伺ったのは、毎年目標にしている大きなコンテストの話。

3年前に初めてファイナリストになってから毎年選出されているそうだ。大賞を逃すのは悔しいので次はどんな工夫をして臨むかすぐに考え始めたという。全国の高い技術を持つ人たちに刺激を受けることを楽しんでいる様子だ。そういう今日の話で印象的だったのは「3年前にコンテストの世界に飛び込んだことで、新たな仲間や人のつながりができて、より高いところを目指す気持ちが生まれた」というものだ。刺激を受けることで、新たに挑戦したいことも見えてくる。

長く同じ仕事を続けていると、続いていることの安定感の中で毎日なんとなく「それなりに」過ごせてしまう。(「それなり」を維持するのも思いのほか大変なことだったりするけれど。)しかし、その日常に少しでも倦んでしまうのであれば、その思いには正直でいたい。M師匠はそれを実践する人なのだ。

わたしが冬の立つ日にこのnoteで文章を書き始めたのは、M師匠の影響もある。人に出会い、物に出会い、刺激を受けて何かを始める。始めたことで何が変わるのか、まだ見当もつかないけれど、新たなものの中に飛び込むことで見えるものがあればいい。

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