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待望の?Proximity Search機能がPubMedに実装された件

研修を受けていて全くメールやSNS見れてなかったのですが,研修が終わっての電車でtech bullを眺めてびっくりしました。
New Proximity Search Feature Available in PubMed
これまでPubMedにはなかった近接演算子の機能が突然(予告なかった気がします。見逃していなければ)リリースされていました。

頼まれている検索で追われているのでPubMedのところでちらっと使ってみて気付いたこととtech bullに書いてあることのメモ(twitterには昨日帰りの電車で見ながらメモを載せましたが)

[title(タイトル)]または[title(タイトル)/abstract(アブストラクト)]フィールドにおいて,指定した距離内にある複数の用語を任意の順序で検索することができるようになりました。

指定の仕方:
近接演算子を使って検索したいキーワードを右記フォーマットにあてはめる “search terms”[field:~N]

  1. 2つ以上の単語を""ダブルクォーテーションで囲む

  2. 上記のfieldの箇所に[Title] or [Title/Abstract]を入れる ※現在はこの機能を使うことができるのはタイトルまたはタイトル・抄録フィールドのみ

  3. Nの箇所に検索語の間に出現する可能性のある単語の最大数を入れる

出現順は指定できない事、近接演算子を使えるフィールドがTI またはTIABという事に注意が必要です

"hip pain"[Title/Abstract:~2]
以下の例にあるキーワード"hip pain"に対して使った場合、hip→painの順で並んだ文献だけではなく、pain→hipと並んだ文献もヒットします。EBSCO host(やcochrane libraryもできたような)などで可能な出現順を指定した近接指定はできません。今のところ

またトランケーションとの組み合わせは不可のようです。
近接演算子が無視されて検索結果が表示されます

フレーズインデックスにないキーワードを検索するために近接演算子で指定するとヒットしてきたので,こういうケースでも有用な印象です

しかしこれではNLMがどこをステークホルダーとして何に向いてるのか分からなくなった気もします。個人的には🤔🤔
そんなマニアックな検索一般人はされないのでは。と言う気もします


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