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完全メシの進化が止まらない
日清食品のマーケティング巧者ぶりは、
以前からよくチェックしてきました。
特にカップヌードルのマーケティング
コミュニケーションは、その秀逸さに
おいて頭抜けています。
TVやWebで流れる広告は、
一般的にはやり過ごしたいもの、
スキップしたいものであるところ、
日清のものはつい見てしまう、
引き込まれてしまう、
そんなクオリティを実現している
レアな企業ではないでしょうか。
また、商品コンセプトの打ち出しと、
その商品そのものについても、
比類なき実力をいかんなく発揮して
きた印象を持っています。
2022年に発売を開始した
「完全メシ」シリーズは、
ご存知の通り大ヒット。
完全栄養食系の食品は、
BASE FOODが先陣を切った
イメージがあります。
コンビニ弁当やおにぎりでは
栄養不足が心配だったり、
あるいは余計な油分塩分を
摂りすぎてしまう不安があり、
私にとっては救世主的な存在だ
と言っても決して過言ではない
存在です。
BASEの方が先に私のルーティンに
入り込み、マインドシェアを確保
したものですから、「完全メシ」に
手を伸ばすのに少し躊躇があった
ところ、遂に試してみる機会が
先日やってきました。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/144394442/picture_pc_9d86efc8323a3521222fc24ad85728b6.jpg?width=800)
たまたま会社の前にあるコンビニに
並んでいたのがこれ。
他にも色々あるはずですが、
なぜか「ポタージュ」でした。
キービジュアルには「カレーメシ」が
登場しているので、一番の売れ筋は
そちらのはずです。
私の頭の中のイメージも、
「カレーメシ」が完全栄養食化した
というものでしたが、最近では
私の試したポタージュや、
焼きそばUFOに汁なし担々麺、
醤油混ぜそばにボロネーゼ、
お好み焼きにスムージーまで、
なんとも多彩なラインナップに
拡張しているのですね。
そして、遂には、「法人向け」
B2Bのサービスまで開始しました。
その名も「完全メシスタンド」。
昨今のキーワードである
「健康経営」に貢献しますよ!
というキャッチコピーで、
企業の人事総務で働く福利厚生の
担当をターゲットに売り込んで
いるものと思われます。
冷凍自動販売機を設置する形
(下記参照)なので、
オフィスグリコのような販売方法と
比べると決済もスムーズ、
売れ筋管理、在庫管理もかなり
容易になるよう、仕組みづくりが
徹底されているに違いありません。
![](https://assets.st-note.com/img/1718636763873-3QxvW23Iwc.jpg)
通常の商品に比べたら、
栄養分をしっかり摂れるという
付加価値の分だけ高価格に
なっているものの、
我々の不安を取り除いてくれる
ことを考えると安い買い物だと
感じている消費者が多いはず。
だからこそ、次々と新しいレシピが
開発され、市場に投入されている
わけですよね。
こうやって市場が盛り上がる程、
日清食品も更にリソースをかけて
新しい勝負に出てくることが
予想されるので、今後の進捗を
楽しみに待ちましょう。
己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。