見出し画像

今さらながら、スーパードライ生ジョッキ缶を試してみた

一時期、売れすぎて生産が追い付かず、
販売休止となった缶ビールと言えば、
そう、アサヒスーパードライ
「生ジョッキ缶」である。

2021年4月に発売開始ということで、
いつの間にか1年半も経っていた。

私自身は、スーパードライの味を
あまり好まず、プレミアムモルツや
一番搾り、あるいはクラフト系を
好んで飲むことが多い。

それでも、話題になっているからと
一度は買ってみようと思った矢先に
販売休止になり、いつしか頭の中から
その存在が消えていた。

久々にスーパーのビール売場でこの
生ジョッキ缶が山のように陳列されて
いたのをきっかけに、そういえばまだ
試していなかったことを思い出して、
遅まきながらついに初体験

プルトップ缶の蓋が全開となり、
こんもりときめの細かい泡ができる
のが最大のウリ。
まるで注ぎたての生ビールのような
見た目と、クリーミーでなめらかな
泡は、確かに魅力的。

ただ、本当に個人的な好みなのだが、
やはり缶に口を付けてビールを飲んだ
時の感触があまり好きになれず、
一口飲んですぐにグラスに注いで
しまった。
バーベキューをやった際など、
グラスがない時にやむなく缶で、
という状況ならまだしも、
グラスがあるならやはりグラスに
注いで飲みたい
ところ。

それはさておき、この商品の開発には
並々ならぬアサヒの熱意が込められて
いるのを感じた。

商品の詳しい情報は、上記のリリースや
下記のブランドサイトに譲るが、
なかなか読み応えのあるコンテンツ
展開されている。

研究開発にかけたヒト・モノ・カネは
相当なものだろう。
その辺のストーリーも、内部の担当者の
顔が見える形で、アピールに余念がない。

この度、340ml入りの「生ジョッキ缶」に
加えて、485ml入りの「大生」を先月から
発売開始
した。

こちらのリリースに説明されている
通り、「生ジョッキ缶」は未曽有の
大ヒット
だった様子。
スーパードライの購入者数が爆上がり
しているのである。

2021年3月時点の12ヶ月累計購入者数が
1,477万人だったのに対し、
2022年8月時点の12ヶ月累計購入者数は
2,078万人
何と、+40%もの増加を見せたのだ。

それだけ、目新しさによる興味喚起
実際に購入してもらうことに成功し、
なおかつ購入者による体験の納得度の
高さ
がリピート並びにクチコミ拡散に
よる間口の拡大につながったと評価
できるだろう。

そんな大成功商品の続編となる「大生」
だからこそ、スーパーも期待を込めて
大陳列を実施
したのだ。
それがたまたま私の目に留まった、
ということに、色々ググってみた上で
気が付いた。

ただ、期待値が高すぎるのだろうか。
売場の大きさの割には、商品がそこまで
大きく動いているようには見えなかった。
「もう二度と売り逃すな!」
とばかりに、供給体制を手厚くし過ぎて
いる可能性が高い。

需要予測というのは本当に難しい
もので、売り切れれば「売り逃し」
「チャンスロス」「勿体ない」

散々非難される。

かといって、欠品を起こさないようにと
沢山製造したり、仕入したりすれば、
余った時に「過剰在庫」という悲劇
待っている。

「大生」の売れ行きが、アサヒの期待
する通りに跳ね上がるのか否か。
年末年始商戦に向けて勝負の切り札と
して投入したであろうこの商品の
行く末に興味津々である。

己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。