見出し画像

サイゼリヤ、粉チーズ無料提供終了

二週間近く前の日経MJで見かけた
記事のタイトルがこれ。

原材料の高騰が続いているのは
周知の事実。
乳製品の値上がり、中でもバターや
チーズがかなり高騰しているのは
誰もが知るところだろう。

サイゼリヤは、夏のグランドメニュー
を7月12日に改定したばかり。
この機に、粉チーズを無償ではなく、
小皿で100円にて提供する
ように
改めたとのこと。

随分前に、友人たちとサイゼリヤで
軽く飲んだことがある。
その際に、友人のうちの1人が
モッツァレラとトマトのサラダ*
オリーブオイルとコショウを
たっぷりとかけて
、みんなに
取り分けてくれた。

*確か当時そんなメニューがあった
はずだが、現行グランドメニューに
は見当たらない、悪しからず。

「こうすると断然美味いんだ」
よく来店しているらしく、勝手
知ったる様子で、無料でサーブ
されるそれらの調味料を駆使し、
ただでさえコスパの高い一皿を
より一層コスパよくしてくれた

ことを記憶している。

記事には、以下の記述があった。

サイゼリヤはオリーブオイルや粉チーズ、塩こしょう、唐辛子フレークなどを店内で無料で提供し、来店客が好みの味に出来るのが人気の要因の一つだ。

日経MJ 7月14日(金)12面

シンプルな料理が多い分、
こうしたカスタマイズに使える
調味料
を取り揃えて、
自分好みの味に変えることが
できるというのは、
確かに魅力的だ。

とはいえ、足元の価格高騰が
厳しく、メニュー全体の低価格
維持を優先
するために、
粉チーズの値上げに踏み切った
という趣旨の松谷社長の説明。

値上げ、値上げのオンパレードと
なっている昨今、低価格を維持
し続けていることで客数が順調に
増加している
というサイゼリヤ。
なんと、6月の既存店客数は、
前年同月比12%増というから
大したものだ。

このトレンドを持続することで、
商品の回転率が高まり、生産物流
部門の改善につながっている
のだ
という。

それによって、原材料値上げに
伴う原価アップを、何とか吸収
する目途がついている
という
ことなのだろう。

サイゼリヤは、非常に合理的に、
科学的に、意味のある経営数字を
きっちりと把握
して、その改善に
向けて日々コツコツとPDCAを
回している

今回の、全体的な低価格据え置き、
そして粉チーズの無償提供終了も、
緻密な計算に基づいて下された
経営判断
であることが、
ひしひしと伝わってくる。

サイゼリヤには最近すっかり
ご無沙汰なので、
コスパに優れたランチを久々に
食べたくなってきた。

己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。