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内発的動機を可視化する

普通の人は、仕事をする上で何に動機付け
られているのだろうか?
動機付け、最近ではモチベーションという
言葉の方がよく使われるかもしれないが、
これを一言で表すなら「報酬」ということ
になるのだろう、そう思っている。

「報酬」と聞くと、金銭的なものを思い
浮かべる人が多いだろう。
しかし、私の意味するところは、
・金銭的な報酬
・非金銭的な報酬
双方を含む
ということだ。

そして、非金銭的な報酬は、更に色々な
種類に分類可能だ。
真っ先に思い浮かぶのは、激励、賞賛
類であろう。
他には、自分自身の達成感や満足感
あるいは責任感を満たすことも報酬と
なることがある。

「報酬」と定義するとこんな具合に
分類されるわけだが、既に確立された
別の分類では、動機付けには
・外発的
・内発的
の2種類があるとされている。

外発的動機というのが、恐れとか、
報奨とか、成長の機会
といったもので、
外からもたらされるもの。
これに対し、内発的動機というのは、
その名の通り自分の内側から湧き
上がってくるもの
だ。
「3C」というフレームワークがあり、

Collaboration:人と助けあうこと
Content:仕事の内容に満足していること
Choice:選択肢の中から自己決定できること

これらが内発的に動機付けられる
エッセンスとなる。

この内発的動機付けが、仕事を
していく上で大変に重要である
ことは論を待たない。
しかし、何が動機付けになるのかは
千差万別
であり、しかも外から見て
パッと分かるものではない
のが実状
である。

その内発的動機付けを、科学的に
綿密に検証された設問に答えていく
ことで客観的に数値化、それを
グラフ化して、比較検証できるよう
にするサービス
が生まれた。
Attuned(アチューンド)が、
そのサービスである。

こちらでも何度か紹介した
「大人の小杉ゼミ」において、
このAttunedの体験セミナー企画が
昨日行われた。
興味津々で参加したのだが、
自分自身が何にモチベーションを
感じるか、あるいは感じないか、
その優先順位が把握できることが
大変貴重だ。

チーム、組織で一緒に働く者同士が
この結果を見せ合った上で協働する
と、お互いに何を大切にしているか
が分かっているから、大変スムーズに
コミュニケーションが図れる
ことが
容易に想像がつく。

ストレングスファインダーや、MBTI、
その他個人の特性を把握するツール
は世の中に数多あるが、専門性が
高く信頼のおけるものであればある
ほど、どうしても複雑となりやすい。
この点、Attunedは大変シンプルな
設計になっており、結果をいかに
実際のビジネスシーンで活用する
かにこだわって開発したであろう
ことがうかがえる。


組織内コミュニケーションに課題を
抱えているリーダー、マネジャーの
方々には、一度試してみることを
お勧めしたい。
試してみて、決して損はないはずだ。

上記Attunedのトップページには、
「モチベーターレポート」
のサンプルが掲載されている。
モチベーターというのは、動機付け
要因という意味合い。

テストを受検すると、このレポートを
見ることができて、私も自分のレポート
を確認したのだが、上記サンプルに
あるような美しい分布ではなく、
11あるうちの10までが全て真ん中の
「あればよい」レベルという結果で
あった。
右にある「必須」とされる要因は、
そのモチベーター(動機付け要因)が
ないと動機付けされない、やる気が
上がらないということ。
その「必須」なモチベーターが、
私には1個もなかったのだ。

これが意味するのは、特定の要因に
影響されることなく、極めて安定的に
仕事に向かっていける、淡々粛々と
仕事に向き合うことが出来る、
そんな自分の特徴が可視化されたのだ
と解釈することにした。

もっと多くのサンプルを見て、
どんな人がどんなスコア分布になって
いるかを理解していくと、様々な
活用アイデアも湧いてきそうな気が
する。

在宅勤務増加、ジョブ型への転換、
そういった流れがある中で、
内発的動機付けは益々重要なキー
ワードとなっていくことが必至だ。

まだ始まったばかりのサービスだが、
先々どんな展開を見せていくのか、
期待して見ていきたい。



己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。